加藤です。

 

今日は、Amazonの

「商品レビュー評価」に関するポリシーの厳格化

に関するニュースについてお届けします。

 

今朝、Amazonから届いていたメールマガジンの中に、

「お知らせ: 購入者の商品レビューポリシー」

というトピックがあり、覗いてみたところ・・・

 

不正な商品レビューに対して
今後、超厳しいスタンスで臨んでいく

といった内容が記載されていました。

 

 

今回の「Amazonカスタマーレビューポリシーの変更」の衝撃度とは?

 

このポリシーの内容については
ぜひ、Amazonセラーの皆さん
ご自身で読んでもらいたいのですが、

要点だけまとめておくと、

「自分の商品に不正レビューを
入れまくっていた出品者さんは、
思っていた以上にヤバイかも・・」

そんな内容でした。

 

長くAmazon販売をしている人たちにとっては
かなり大きな出来事です。

 

これまで中国人セラーを筆頭に
やりたい放題だった、商品へのレビュー評価。

日本でも、「0円転売」と称して
ノウハウを販売する人が
続出していました。

 

0円転売ノウハウを使って
タダで商品をもらう代わりに
サクラレビュー評価を付けていた人は、
ゆうに1000人は超えているはず。

 

※この辺の実態は、こちらの記事にまとめているので
詳しくない方はどうぞ。

「0円転売」とは? Amazonサクラレビューで無料で仕入れる方法

 

もう長いこと、商品レビューについては
やりたい放題、まさに無法地帯の状況でした。

 

「Amazonはこのまま何も対応しないんじゃないか・・・」

と思われていましたが、
やっと、本格的に乗り出し始めたんでしょうか?

 


加藤さとし

Amazon社員による、内部情報の売買流出問題も世界的にニュースになったこともあり、おそらく2019年にかけて厳しい対応をしていくのでは?と予想しています。

 

不正な商品レビュー評価が発覚した場合、Amazonはどんな処罰対応をするのか?

 

今回の「購入者の商品レビューポリシー」の変更内容で
ポイントなのは、この2点でしょう。

 

1、不正レビューを見つけた場合のペナルティ

2、不正レビュー行為に関する明確な定義

 

そのペナルティもかなり厳しい内容で
正直驚いています。

 

・Amazon出品権限の迅速かつ永久的な取り下げ、
および売上金の支払い留保。

・すべての商品のレビューの削除、
および今後のレビューや評価の受信制限。

・Amazon出品からの永久的な削除。

・出品者に対する法的手段
(訴訟、および民事ならびに刑事事件執行当局への照会など)。

・出品者の名前およびその他関連情報の公開。

 

アカウント削除はもちろんのこと、
法的手段までとは、、、

とことん追い詰めるよ!
という厳しい姿勢(脅し?)の表れと見て取れます。

 

どんな行為が、Amazonカスタマーレビューポリシーの違反なのか?

 

「カスタマーレビューポリシーの違反」として
Amazonが明らかに規定しているのは
以下の行為です。

 

出品者が自社商品または競合他社の商品にレビューを投稿すること。

謝礼、割引、商品の無料提供、その他の報酬と引き換えに、サードパーティに自社商品または競合他社の商品のレビューを依頼すること。これには、カスタマーレビュー、ウェブサイト、またはソーシャルメディアグループを販売するサービスの使用が含まれます。

購入者がレビューを書いた後に返金または補てんの提供を行うこと(Amazon以外の支払い方法での補てんを含む)。これは、Amazonのマーケットプレイス・メッセージ管理を通して、またはサードパーティのサービス、ウェブサイト、ソーシャルメディアのグループを使って購入者と直接連絡を取って行われる場合があります。

サードパーティサービスを使って、レビューに関連した無料または割引価格の商品を提供すること(出品者がレビューを監視できるように、Amazonで公開されているプロフィールに登録するよう購入者に要求するレビュークラブなど)。

出品者の家族や従業員が、出品者の商品や競合他社の商品のレビューを投稿すること。

出品者がレビューの変更または削除を依頼すること。返金または他の報酬と引き換えにレビューを依頼する可能性もあります。

肯定的なレビューはAmazonに送信されるようにし、否定的なレビューは出品者、または別のフィードバックシステムに誘導すること。

総合レビューを使ってレビューを操作し、商品の星の数を獲得することを目的として、商品間のバリエーション関係を作ること。

肯定的なAmazonレビューの依頼、またはレビューと引き換えのインセンティブを梱包または通い箱に挿入すること。

購入者のアカウントを使って競合他社の商品のレビューを投稿、または変更すること。

 

これまで不正レビューを付けられていた
パターンがほぼほぼ網羅されています。

 

今後、不正な商品レビュー評価を付けていた出品者たちはどうなるのか?

 

派手に不正レビューを付けまくっていた
中国人セラーなどの出品者たちは
これから一体どうなるのか、考えてみます。

 

正直言って、すべての不正レビューについて
精査はできる訳がありません。

運良く逃れて出品し続けるセラーも
いると思います。

 

ただ、、、

過去まで遡って調査するのはAmazon様の常套手段。

 

ある日、忘れた頃に・・・

いきなりアカウント削除されてしまった。

なんてことも十分あり得ます。

(むしろこっちの方が可能性高いかも)

 

あと、いくつかの高額スクールやコンサルでは、
売上アップのためにサクラレビューをどんどん付けよう!

と、ノウハウとして堂々と推奨している
という話を聞いたことがあります。

 

これから先、ノウハウを信じた人たちが
憂き目にあわなければいいんですが・・・

 


加藤さとし

今後、Amazonで不用意に自作自演で商品レビューを付けたりしないよう十分な注意が必要です!