中国輸入の季節商品販売で利益を上げる!注意点や便利ツールも紹介-min

 

中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。

 

この記事を読んでいるあなたは、

 

これから中国輸入の季節商品販売で、利益を上げていきたい!

 

と考えているのではないでしょうか?

 

物販に限った話ではありませんが、

ビジネスでは需要がある場所に

資金を投下することは非常に重要です。

 

需要が大きければ大きいほど

稼げる可能性も高くなるからです。

 

季節商品の販売においても、一発当てれば、

1商品のみ1シーズンで数百万円〜数千万円を

一気に稼げる可能性があります。

 

ただし、注意しなければいけないのは

稼げる場所には競合も多い”ということ。

 

彼らと対等にやり合うには、

季節商品を販売するための知識に加えて、

徹底的なリサーチと早めの準備が必要になります。

 

今回の記事では、季節商品販売で稼ぐ際に

必須の知識や商品の見つけ方、便利ツールなども

紹介しているので、参考にしてみてください。

 

 

中国輸入の季節商品販売とは?メリットや注意点

中国輸入の季節商品販売とは?メリットや注意点-min

 

 

そもそも季節商品とは?

 

季節商品とは、特定の季節やイベントで

売れやすい商品のことです。

 

日本には四季があり、それぞれの季節で

特に売れやすいものがあります。

 

春は新生活を始める人向けの生活用品、

夏は水着、秋はレジャーグッズ、

冬は手袋やマフラーといった感じです。

 

また、ハロウィン用のコスプレ衣装や

クリスマスで使うツリーの飾りつけグッズなど、

特定のイベント前に売れやすい商品もあります。

 

こういったものを中国からネットで仕入れて、

Amazonやメルカリ等で販売するのが

中国輸入の季節商品販売です。

 

 

季節商品のメリットは短期間で大きな売上を出せること

 

季節商品と対になるのが

通年商品(1年中売れる商品)ですが、

季節商品は通年商品と比べて短期間で

大きな売上を上げられるのが特徴です。

 

販売期間は数週間〜数ヶ月と短い一方、

その短期間で何百万円、何千万円と

売れる爆発力を持っています。

 

 

季節商品のみを販売していてはダメ?

 

ここまでの説明を見ると、

 

季節商品は短期間で大きな売上を出せるんだから、

最初から通年商品を扱わないで、季節商品だけ

販売してたらダメなの?そっちの方が儲かりそうじゃん。

 

と思う人もいるかもしれません。

 

しかし基本的には、

メインで扱う商材は”通年商品”。

 

通年商品で安定した売上が出せるようになったら、

プラスで季節商品にチャレンジすることを

おすすめします。

 

というのも、季節商品には

それなりのリスクもあるからです。

 

前述したように、季節商品は販売期間が短く、

そのシーズンを過ぎるとパッタリ

売れなくなってしまいます

 

もし売れない季節商品を仕入れてしまった場合は、

大量の不良在庫を抱えることになります。

 

そのため、季節商品販売で失敗を避けるには、

入念なリサーチなど、徹底した準備が必要です。

 

厳しいことを言うと、

物販素人の人が感覚で仕入れた商品が

バンバン売れるほど甘くありません。

 

なので基本戦略としては、

通年商品で売上を上げられるくらいの

リサーチ力や在庫管理力などの経験値が貯まったら

季節商品に挑戦することをおすすめします。

 

売れる通年商品を持っていれば、

万が一季節商品販売がポシャっても、

売上のベースがあるのでなんとかなります。

 

 

中国輸入・季節商品販売の基本的な流れ

中国輸入・季節商品販売の基本的な流れ-min

 

 

基本的な流れは季節商品も通年商品も同じ

 

中国輸入・季節商品販売の大まかな流れは、

通年商品を売る時と同じです。

 

①商品リサーチ
②アリババやタオバオなどで商品を探す
③代行業者を通じて商品を購入する
④国内に輸入して販売開始する

 

 

①商品リサーチ

 

まずは、どんな商品が売れるかをリサーチします。

 

ここで重要なのが、

前年売れていた商品を確認することです。

 

通年商品の場合は

今売れている商品に着目しますが、

季節商品は前年の対象シーズンで

売れていた商品に着目します。

 

季節商品の場合、基本的には

前年売れていた商品は今年も売れると

考えて仕入れをするからです。

 

具体的なリサーチ方法は、

後ほど詳しく解説します

 

 

②アリババやタオバオなどで商品を探す

 

①のリサーチで見つけた商品が、

アリババやタオバオで売られていないか確認します。

 

複数業者が同じ商品を製造、

販売していることもあるので、

販売価格や店舗評価等を確認しながら、

仕入れ店舗を決めます。

 

単純転売ではなくオリジナル商品販売をするなら、

OEM/ODMに対応しているかもチェックします。

 

 

③代行業者を通じて商品を購入する

 

商品が決まったら、

現地の代行業者に仕入れ依頼をします。

 

このときいきなり本発注をするのではなく、

サンプル発注をして品質や対応などを必ず見ます

 

OEM/ODM販売をするなら、

さらにここから商品開発を進めていきます。

 

 

④国内輸入して販売開始する

 

輸入、検品完了後、商品を販売していきます。

 

 

徹底したリサーチと早めの準備が必須

 

季節商品は売れる期間が限られている上に

ライバルも多いので、徹底したリサーチと

早めの準備が欠かせません。

 

中国から輸入した商品を単純転売する手法でも、

リサーチから販売までには少なくとも

1カ月程度はかかるでしょう。

 

OEM/ODM販売であれば、

商品開発という工程も加わるので、

数ヶ月はかかります。

 

また、前述したように季節商品は売れる期間が短いので、

ピーク時に販売を開始していては遅すぎます。

 

少なくともピーク時の2〜3カ月前くらいまでには

すべての準備を済ませて販売開始できる状態に

しておく必要があります。

 

以上の点から、季節商品のOEM/ODM販売をするのであれば、

遅くても半年前くらいから準備を進めるのがいいでしょう。

 

 

中国輸入・季節商品販売で稼ぐために重要なポイントと役立つツール

中国輸入・季節商品販売で稼ぐために重要なポイントと役立つツール-min

 

中国輸入・季節商品販売をする際は、

次の3つのポイントが非常に重要です。

 

①どんな商品が売れるのか?

②いつからいつまで売れるか?

③どれくらいの数量が売れるか?

 

上記3点をリサーチして、

仕入れる商品と仕入数量を決定します。

 

ココをミスると、

そもそも最初から全く売れない

 

または、売れているけど発注しすぎて

期間内にすべて捌けず不良在庫になってしまう

 

といったミスを起こしてしまいます。

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

重要ポイント①どんな商品が売れるのか?を確認

 

まず、季節商品にはどんなものがあるのか?

を調べましょう。

 

日本には春、夏、秋、冬の四季があります。

 

また、季節限定のイベントとして、

 

  • お正月
  • 節分
  • バレンタインデー
  • ひな祭り
  • ホワイトデー
  • お花見
  • 母の日・父の日
  • 七夕
  • 花火大会
  • お盆
  • ハロウィン
  • クリスマス

 

などがあります

 

上記のタイミングでどんなものを使うか

考えてみましょう。

 

ここで役立つツールが「販促カレンダー」です。

 

 

便利ツール:販促カレンダー

 

販促カレンダーとは、季節ごとの行事や

イベントが記載されているカレンダーです。

 

このカレンダーを見ることで、

個人がいつどのようなことに

お金を費やすかが簡単にわかります

 

企業も年間のマーケティングプランを

作成する際に使うくらい役立つものなので、

ぜひ活用しましょう。

 

販促カレンダーは様々な企業が

無料で提供しています。

 

Googleで「販促カレンダー」と

検索すると色々出てくると思います。

 

販促カレンダー-カラーミーショップ-min

出典:カラーミーショップ

 

こちらはカラーミーショップが

出しているものです。

 

1年間の行事やイベントがまとめて掲載されていて、

一目でどんな商品の需要があるかわかります。

 

販促カレンダー-産経eye-min

出典:サンケイアイ

 

こちらはフジテレビ系列の

サンケイアイが出してる

2022年10月の販促カレンダーです。

 

先ほどのものと比べて、

月ごとの生活行動などが

より詳細に書かれています。

 

このように販促カレンダーの形態は

各企業によって異なるので、一つだけでなく、

複数チェックすることをおすすめします。

 

ここで得た情報をもとに、

大枠で売れそうな商品を探していきます。

 

リサーチ時は販促カレンダーに

書かれている商品はもちろん、

その関連商品も隈なくチェックしましょう。

 

 

重要ポイント②いつからいつまで売れるか?を確認

 

季節商品は基本的にそのシーズンしか売れないので、

いつからいつまで売れるか?を確認しておくことが

とても重要です。

 

この売れる期間を見誤ると、

シーズンが終わるまでに捌ききれず、

多くの在庫を抱えてしまう恐れがあります。

 

また逆に、途中で在庫がなくなってしまい

売上の機会損失になることもあります。

 

この適切な販売期間を調べる際は、

Googleトレンドが役立ちます。

 

 

便利ツール:Googleトレンド

Googleトレンド-min

 

Googleトレンドは、世界中の検索トレンドを

調べることができるツールです。

 

具体的にはGoogle検索回数の増減を可視化したもので、

検索回数が多い月ほどそのキーワードには

需要があると判断します。

 

これはGoogleの検索回数が基準になっていますが、

Amazonや楽天市場など他のECサイトでも

同様の需要があると見て大丈夫です。

 

では、Googleトレンドの使い方を見ていきましょう。

 

Googleトレンド使い方-min

 

「Googleトレンド」と検索して、

一番上に出てきたサイトをクリックします。

 

Googleトレンド使い方1-min

 

検索窓にチェックしたいキーワードを入力します。

 

Googleトレンド使い方2-min

 

今回はマリンスポーツで使う

「ラッシュガード」を調べてみました。

 

検索キーワードに対する

人気度の動向が表示されます。

 

ピーク時の数値が最大100で、

需要の有無を確認できます。

 

デフォルトでは期間が過去12か月間になっていますが、

このままだと分かりづらいので、

過去5年間」に変更してみてください。

 

Googleトレンド使い方3-min

 

こちらが過去5年間のグラフです。

 

ラッシュガードは、例年、

ゴールデンウィークが始まる前の

4月中盤くらいから検索回数が増え始め、

7月下旬にはピークに達し、その後は

急激に減少していることがわかります。

 

検索回数=商品の需要度と捉えると、

 

4月下旬からポツポツ売れ始める

→7月下旬〜8月上旬にピーク

→その後徐々に下がっていく

 

といった感じですね。

 

ラッシュガードというと夏の商品だから

7月・8月に照準を当てようという人もいるかもしれませんが、

このグラフを見る限りでは8月に在庫が大量に余っていたら、

不良在庫になる可能性が高いことがわかります。

 

ピークが過ぎたからといって

売れないわけではありませんが、

 

売り始める時期とピーク時期を把握しておくことで

不良在庫を抱えるリスクを極力減らすことができます

 

 

重要ポイント③どれくらいの数量が売れるか?を確認

 

季節商品の需要には限りがあるので、

どれくらいの数量が売れるのかを確認して、

発注を行う必要があります。

 

発注量が少なすぎると売上の機会損失になりますし、

多すぎると不良在庫になってしまいます。

 

売上を最大化し不良在庫を極力持たないようにするためには、

ツールを利用して、参考にするライバル商品の

前年の売上数量を確認しましょう。

 

 

便利ツール:セラースプライト

 

過去の特定月の販売個数を調べられる

ツールが「セラースプライト」です。

 

セラースプライト-min

 

セラースプライトは、対象月を指定し、

カテゴリーやキーワードを入力することで、

特定の商品の販売個数を簡単に調べられます。

 

先ほどGoogleトレンドで調べた

販売期間内で、どれくらいの数量が

売れているかを確認し、仕入れ数の参考にします。

 

セラースプライトの料金プランは、

以下のようになっています。

 

月単位プラン

  • 無料会員
  • スタンダード会員:月額98ドル

 

セラースプライトの料金体系1-min

 

年単位プラン

  • スタンダード会員:年額980ドル
  • アドバンス会員:年額1,880ドル
  • VIP会員:年額2,380ドル

 

セラースプライトの料金体系2-min

 

無料でも一応使えますが、

キーワードリサーチが上位5つまでだったり

ライバル商品リサーチ等の結果が

一部非表示になったりします。

 

いまのところ過去の特定月の販売個数を

確認できるツールはあまりないので、

本気で中国輸入の季節商品販売に取り組みたい人は、

利用を検討してもいいでしょう。

 

 

その他注意点①中国の長期休みを考慮した仕入れ計画を立てる

 

中国には大型連休の

春節」と「国慶節」があります。

 

この連休期間中は、前後の期間も含めて、

商品の販売から物流まですべてがストップします。

 

そのため、仕入れ計画を立てる際は、

この2つの大型連休を考慮する必要があります。

 

ちなみに、中国の祝祭日は太陰暦を基に

決められており毎年日程が異なるので、

都度調べるようにしてください。

 

※国慶節は基本的に10月1日からの7日間ですが、

年によっては微妙にズレることがあります

 

(春節の期間例)

2020年:1月24日〜30日
2021年:2月11日〜17日
2022年:1月31日〜2月6日

 

(国慶節の期間例)

2020年:10月1日〜8日
2021年:10月1日〜7日
2022年:10月1日〜7日

 

 

その他注意点②カラーバリエーション、サイズ展開が多い季節商品は要注意

 

季節商品の販売は短期決戦です。

 

カラーバリエーション、サイズ展開が多いと、

すべて捌けない恐れがあります。

 

不良在庫のリスクを減らすには、

複数のカラーやサイズがない商品を

選ぶことをおすすめします。

 

 

まとめ

 

メインの通年商品で売上のベースを作りつつ、

季節商品の販売も組み合わせることで

売上を飛躍的に上げられる可能性があります。

 

季節商品は種類が多いですし、オリンピックや

ワールドカップなどその年にしか売れないものも

度々出てくるので、チャンスはたくさんあります

 

そのチャンスを活かすために大切なのは、

入念なリサーチで売れる商品を見つけること

 

そして、前年のライバル商品の売上数をもとに

発注量を決めて、適切なタイミングで売り出すことです。

 

季節商品販売は、何よりも早めに

動き出すことが大切です。

 

もし少しでも遅れてしまったと感じたら

無理に手を出さず、次のシーズンに向けて

準備を進めていきましょう。