ウイスキー転売ってどうなの?

 

中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。

 

ウイスキー転売が儲かるって聞いたけど、実際どうなの??

 

今回は、こんな疑問にお答えしていきます。

 

結論からお伝えすると、

ウイスキー転売で利益を出すことは可能

です。

 

ただしウイスキーに限らずですが、

お酒全般の転売はやり方を間違えると、

最悪、法律違反で逮捕されてしまう

大きなリスクがある手法です。

 

今回の記事では、

 

ウイスキー転売が儲かる理由

ウイスキー転売で利益を出す方法

ウイスキー転売をするなら、絶対知っておくべきポイント

 

上記3点を中心に解説します。

 

一通り読むことで、ウイスキー転売の基礎や

注意点がわかるようになっているので、

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ウイスキー転売は儲かるが・・・

ウイスキー転売は儲かるが・・・

 

日本では「若者のアルコール離れ」が進んでいます。

 

さらに新型コロナ以降は外食の機会が減ったことで、

その傾向はさらに強まっているようです。

 

一方、ウイスキー転売は儲かる転売手法として

近年注目を集めています

 

なぜ、ウイスキー転売が儲かるのでしょうか?

 

 

ウイスキー転売が儲かる理由

 

こちらの記事をご覧ください。

 

ウイスキー高値例

出典:NHK

 

2022年6月、アメリカのサザビーズオークションで、

サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎55年」が

なんと8,100万円で落札されました。

 

山崎55年の抽選販売について

 

「山崎55年」は、サントリーが2020年に

100本限定で抽選販売したウイスキーです。

 

そのお値段、1本300万円

 

非常に高額ですが、たった2年寝かしておいただけで

300万円が27倍の8,100万円になってしまったんです

 

事業投資として考えたら、

すさまじいリターン率ですよね。

 

では、なぜこれほどまでの高値が付いたのでしょうか?

理由としては、大きく次の2点が挙げられます。

 

  • 日本産の「ジャパニーズウイスキー」の需要が世界的に高まっている
  • 蒸留所に残っている原酒が不足しており、新たに供給できるウイスキーが限られている

 

つまり、希少種のウイスキーの需要が

供給を大きく上回っているためです

 

需要>>供給となれば、価格が

どんどん上がるのは当然です。

 

 

継続的に利益を出すことは難しい

 

上記で見たように、

ウイスキー転売は一撃で巨額の

利益を出せる可能性がある手法です。

 

ただし、ウイスキー転売だけで

継続的に利益を出すことは難しい

といえるでしょう。

 

理由1つ目は、参入者の増加

 

ウイスキー転売に目を付けた人たちが

利益の出そうなウイスキーを買い漁っているため、

なかなか手に入りづらくなっています。

 

理由2つ目は、供給の不安定さ

 

価値のあるウイスキーは

供給自体が少ないので

手に入りづらいです。

 

酒屋やネットショップなどに

入荷することもありますが、

より高値で買い取ってくれるお得意様や

店舗に直接販売することも珍しくありません。

 

高く売れるとわかっているものを、

わざわざ定価で売る意味は

ないですからね。

 

サントリーのように抽選販売を

実施することもありますが、

そういった機会はなかなかありません。

 

業界にコネがあったり、特殊な仕入れルートを

持っていたりする人を除けば、価値のあるウイスキーを

安定して仕入れるのは難しいでしょう。

 

 

ネット転売をするなら​​「通信販売酒類小売業免許」が必要

 

ウイスキーを転売目的でネット売買する場合、

通信販売酒類小売業免許」が必要になります。

 

この免許は、申請すれば

すぐに取得できるようなものではなく、

複数の条件をクリアする必要があるので

取得難易度は高めです。

 

ただし、ウイスキーを売買する際、

すべての人が酒類小売業免許を持っている必要はなく、

免許なしでも売買できることがあります

 

この点は、後ほど詳しく解説します。

 

 

儲かるウイスキーの転売方法とは?

儲かるウイスキーの転売方法とは?

 

ウイスキー転売は、継続的に利益を出すことは難しくても、

山崎55年のように一撃で大きな利益を出せる可能性があるので、

魅力に感じる人もいるでしょう。

 

ウイスキー転売で儲けるには、

どうすればいいのか?

 

具体的なやり方を紹介します。

 

 

ウイスキーに関する知識を付ける

 

まずは、どんな銘柄がプレミアム化しやすいのか?

といったウイスキーに関する知識を付ける必要があります。

 

注意点として、美味しいウイスキーや

人気のあるウイスキーが必ずしも

高値で取引されるわけではないことです。

 

たとえば、スーパーマーケットでも買える

「ジャックダニエル ブラック」。

 

ウイスキーに関する知識を付ける

 

安くて美味しいと評判ですが、

安定して供給されているため

定価以上で取引される可能性は低いです。

 

ウイスキー転売で儲けるなら、

まずはプレミアム化する

銘柄や品種を覚えることが重要です。

 

また、ウイスキーは飲料品(口に含むもの)です。

 

保管方法に注意しないと味が落ちてしまうおそれがある、

転売をするなら免許が必要、といった点にも

注意しなければいけません。

 

 

常に情報のアンテナを張り巡らせる

 

プレミアム化しやすいウイスキーは

いつでもどこでも手に入れられるわけでは

ありません。

 

先ほどの山崎55年のように、

メーカーが抽選販売を行うなど

販売機会は限られています。

 

そのため、プレミアム化するウイスキーを覚えたら、

そのウイスキーが、いつどこで販売されるのか?

といった情報を見つけるために、常にアンテナを

張り巡らせておく必要があります。

 

 

転売方法①プレミアムウイスキーを定価で仕入れて、高値で売る

 

ここまで見てきたように、

プレミアムウイスキーを定価で仕入れて

高値で転売すると大きな利益を狙える可能性があります。

 

 

転売方法②安く売られているウイスキーを仕入れて、定価で売る

 

もしくは、セールなどで安く売られている

ウイスキーを仕入れて、定価で売る方法でも

利益を出せる可能性があります。

 

ただし、この手法は利益額・利益率ともに低いので、

大量売買しなければまとまった利益を上げるのは

難しいです。

 

 

どこで仕入れるのか?

 

ウイスキーは、次のような場所で仕入れることができます。

 

  • メーカー公式サイト
  • 百貨店・デパート
  • 酒蔵
  • 街のお酒屋さん
  • リサイクルショップ
  • 海外の通販サイト

 

メーカー公式サイトでは、希少ウイスキーが

抽選販売されることがあります。

 

抽選販売のウイスキーは、価値が上がる傾向にあるので、

自分だけでなく家族などにもお願いして

複数口で申し込む人もいます。

 

百貨店・デパートや酒蔵は

数量限定で販売する銘柄が

高値で売れる傾向にあります。

 

街のお酒屋さんやリサイクルショップは、

確率は低いですが、お宝ともいえる銘柄が

ひっそり販売されていることもあります。

 

また、日本のウイスキー愛好家の間では、

ジャパニーズウイスキーだけでなく

海外の希少ウイスキーを好む人もいるので、

海外の通販サイトも狙い目だったりします。

 

 

どこで販売するのか?

 

仕入れたウイスキーは、

以下のような場所で転売できます。

 

  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • 自社ECサイト

 

※上記サイトでは「通信販売酒類小売業免許」が必須

 

  • ヤフオク!
  • メルカリ・ラクマ
  • 買取専門店

 

※上記サイトでは、必ずしも

「通信販売酒類小売業免許」が必須なわけではない

 

 

利益の出るおすすめ銘柄は?

 

下記のウイスキーは、ボトルによっては

非常に高値で取引されています。

 

(ジャパニーズウイスキー)

  • 山崎
  • 白州
  • 富士山麓
  • 竹鶴
  • 余市
  • イチローズモルト
  • 宮城峡
  • 軽井沢

 

(海外のウイスキー)

  • ザ・マッカラン
  • ボウモア
  • ザ・グレンリベット
  • グレンフィディック
  • ジョニーウォーカー
  • ザ・バルヴェニー
  • ベン・ネヴィス
  • ポートエレン
  • ダルモア

 

 

ウイスキーの転売をするなら、絶対知っておくべきポイント

ウイスキーの転売をするなら、絶対知っておくべきポイント

 

最後に、ウイスキー転売をする際に

知っておくべきポイントについて

解説します。

 

「通信販売酒類小売業免許」を持たないでネット転売した場合は違法

 

ウイスキーを繰り返しネットで転売する場合は、

「通信販売酒類小売業免許」が必須です。

 

免許なしでの転売は酒類法違反となり、

1年以下の懲役または50万円以下の罰金が

科されます。

 

「酒類小売業免許」を持たないで転売した場合は違法

出典:讀賣新聞オンライン

 

実際、このように主婦や会社員が免許を持たずに

酒類をネット売買していたとして検挙されており、

警察や国税局も目を光らせていることがわかります。

 

ただし、ウイスキーを売買する際、

すべての人が免許必須なわけではありません

 

具体的には、

 

  • 自分用に買ったウイスキーを飲まなかったから売却する
  • プレゼントでもらったウイスキーを売却する

 

といった場合は、メルカリやヤフオクなどで売っても

”不用品の売買”とみなされるので免許不要です。

 

「通信販売酒類小売業免許」が必要かどうかは、

一般的に売買頻度がみられます。

 

明確な回数は定められていませんが、

年に数十回、数百回など明らかに

事業目的と見なされる場合は免許が必要です。

 

 

実は、空瓶が高く売れることもある

 

ウイスキーの銘柄によっては

空瓶が高く売れるケースもあります。

 

実は、空瓶が高く売れることもある

 

たとえば、こちらの山崎25年の空き瓶は、

なんと295,000円という値段で落札されています。

 

山崎25年の定価は税抜16万円なので、

中身がない状態でも定価より高くなっている

ことになります。

 

 

空瓶を転売する際は「古物商の許可」が必要

 

ウイスキー本体を転売目的で繰り返し売買する場合は

「酒類小売業免許」が必要ですが、空き瓶を転売する際は

「古物商の許可」が必要になります。

 

古物商の許可なしで中古品を繰り返し売買すると、

懲役3年以下または100万円以下の罰金

もしくはその両方が科せられてしまいます。

 

ちなみに、古物商の許可は「通信販売酒類小売業免許」と違い、

必要書類を用意して警察署に申請するだけで

簡単に取得できます。

 

 

まとめ

 

ウイスキー転売は、一発当てれば

大きな利益を生み出すことができます。

 

しかし、

 

  • 継続的に利益を出すことは難しい
  • ネット転売をするなら​​「通信販売酒類小売業免許」が必要

 

といったデメリットや参入ハードルの高さがあります。

 

ウイスキーが趣味の人なら、

自分用に購入して少し寝かせておき、

高値になったら売る。

 

という投資的な感じで参入するならいいですが、

全くの素人が事業として行うには難しいでしょう。