メルカリショップスは物販ビジネスで使うべき?メリット、デメリット・注意点-min

 

ネット物販歴25年超え

中国輸入Amazon物販の専門家 加藤さとしです。

 

2021年10月7日、メルカリが

メルカリショップスを開始しました。

 

メルカリショップスとは、メルカリ内に

自分のストアを開店できるサービスです。

 

あの国内フリマアプリNo.1のメルカリが

打ち出してきた新サービスなわけですから、

 

物販ビジネスをしている人なら

メルカリショップスを使うべきなのか?

 

気になるところですよね。

 

結論から言えば、

メルカリショップスは販売ルートの一つとして

利用する価値は十分にあります。

 

その理由はシンプルに

現段階では売れる可能性が高い」から。

 

こうしたプラットフォームができたばかりの初期段階は、

競合もそんなに多くなく割とイージーモードである

場合が多いです。

 

実際、メルカリショップスを機にEC初出店をして、

月1,000万円以上売り上げた事業者もいるようです。

 

メルカリショップスプレオープン-min

 

出典:メルカリ

 

今回の記事では、

 

  • メルカリショップスとはどんなものなのか?
  • メルカリショップスを利用するメリット
  • メルカリショップスを利用する際の注意点

 

上記3点を中心に解説していきます。

 

メルカリショップスの概要を知りたい、

出店してみたい人はぜひ参考にしてみてください。

 

 

メルカリショップスとは?通常のメルカリとの違いは?

メルカリショップスとは?通常のメルカリとの違いは?-min

出典:メルカリ

 

 

メルカリ内にショップを開けるサービス

 

メルカリショップスは、スマホひとつで

メルカリ内にショップを開設できるサービスです。

 

メルカリが個人間取引(C2C)であるのに対して、

メルカリショップスは企業対個人取引(B2C)となります。

 

これまでのメルカリはあくまで

個人間で取引をする場所でした。

 

そのため、たとえばメルカリに大量出品するなどして

”業者”と認められてしまった場合、

 

  • 出品物が検索結果に表示されない(圏外飛ばし)
  • アカウント停止

 

といったペナルティが課されていました。

 

しかし、メルカリショップスを使えば

わたしたち事業者も堂々と

取引ができるようになるのです。

 

この変化は、

メルカリがビジネスの舵を切った

と言っていいでしょう。

 

ちなみに、メルカリショップスは

20歳以上であれば個人、個人事業主、

法人問わず出店が可能です。

 

個人の方は、開業届を出してなくても

利用できます。

 

 

どんな商品を販売できるか?

 

メルカリショップスでは衣類などの日用品から

ハンドメイド品、さらには野菜や果物などの

生鮮食品も販売可能となっています。

 

ただし、自家製の食品や化粧品といった

販売許可が必要なものに関しては

事前に届出を出した人のみが販売できます。

 

さらに、ここでの注意点は大きく2つ。

 

1つ目は、中古品を販売する際は

古物商の許可が必要であること。

 

メルカリでは不用品の売買程度なら

許可なしで売れましたが、

メルカリショップスでは事業として販売するので

当然ながら古物商の許可が必要になります。

 

2つ目は、無在庫での販売が禁止であること。

 

これはメルカリ同様です。

 

無在庫販売がバレると、

アカウント停止などの措置が

取られる可能性があります。

 

その他の注意点としては、当たり前ですが

コピー品や著作権違反のものなど

法律で禁止されているものは販売不可です。

 

以下にメルカリショップスでの

販売禁止商品を記載するので、

必ず確認しておいてください。

 

  • 法令に違反するもの、またはそのおそれがあるもの、あるいは法令への違反を助長するおそれのあるもの
  • 犯罪に使用されるおそれのある商品
  • 換金性の高い商品または換金を目的としたもの
  • チケット類
  • たばこ
  • 医薬品、医療機器関係、非科学的商材
  • 危険物や安全性に問題があるもの
  • 安全面、衛生面に問題のある食品類
  • 農薬、肥料
  • 受け渡しに伴う手続きが複雑であったり専門的な知識が必要な商品
  • サービス・権利など実体のないもの
  • 手元にないもの
  • 健康食品・サプリメント・化粧品を除く美容用品
  • 自動車、自動二輪車および原動機付自転車
  • メルカリShopsで不適切と判断されるもの

 

 

メルカリショップスの使い方

 

メルカリショップスを出品者として利用する場合、

出品から販売までの流れは

基本的にメルカリと同じです。

 

 

メルカリショップスで出品〜販売の手順

①メルカリショップスで出品
②売れたら商品を梱包する
③発送する
④発送連絡をする
⑤発送連絡後、売上金が反映される

 

ただし、売上反映のタイミングが

メルカリとは異なります。

 

メルカリでは購入者が

商品の受取連絡をすると

売上金が反映されます。

 

一方、メルカリショップスでは

出品者が商品を発送した時点で

反映されます

 

次に、メルカリショップスで

商品を購入する場合の流れです。

 

メルカリショップスで購入する手順

①メルカリホーム画面の「ショップ」タブを選択
②商品の種類・サイズ・数量等を選択する
③支払い方法や発送方法等を入力し、購入手続きをする

 

こちらもメルカリと似ていますが、

大きく異なる点はメルカリショップスの

商品を購入するには「ショップ」タブを

表示する必要がある点です。

 

メルカリショップスの商品表示-min

出典:メルカリ

 

メルカリショップスの商品は

「ショップ」タブ内にのみ表示される

仕組みとなっています。

 

そのため、ユーザーはショップが販売している商品と

個人が出品している商品を区別して購入できます。

 

 

メルカリショップスを使うメリット

メルカリショップスを使うメリット-min

 

ここからは

メルカリショップスを

出品者として利用するメリット

について見ていきます。

 

主なメリットは次の7つです。

 

出店も出品もスマホ1台あれば簡単にできる

初期費用、月額利用料無料で利用可能

メルカリの集客力に便乗して売れる

通常のメルカリにはない「在庫機能」が使える

値下げ交渉の対応がいらない

個人アカウントとショップス用アカウントの2つを持てる

売上10万円分までの販売手数料が無料に(〜2021年12月31日)

今後、メルカリショップス限定機能が複数追加予定

 

 

出店も販売もスマホ1台あれば簡単にできる

 

出店から販売まで

スマホ1台で完結します。

 

出店時は、本人確認用の書類と、

認可が必要な商品を売る場合は

許認可証を用意します。

 

メルカリショップス開設の

手順は以下の通りです。

 

(アプリ利用の場合)

  1. メルカリアプリを開く
  2. 画面下部「ホーム」アイコンを選択する
  3. 画面上部「ショップ」タブを開く
  4. 「ショップ」タブ上部の「ショップを開設する」バナーをタッチする
  5. 開設申し込み画面が表示される

 

(Web利用の場合)

  1. https://mercari-shops.com にアクセスする
  2. メルカリアカウントに未ログインの場合、画面右上「ログイン」から「メルカリアカウントでログインする」を選択し、ログインを実施
  3. 画面右上のアカウントメニューから「ショップを開設する」をクリックする

 

 

初期費用、月額利用料無料で利用可能

 

メルカリショップスへの出店は、

初期費用・月額利用料ともに

かかりません。

 

商品が売れた時に、メルカリ同様の

10%の販売手数料がかかるのみです。

 

万が一出店して売れなくても

金銭的リスクは0なので、

試しに利用するのもありでしょう。

 

 

メルカリの集客力に便乗して売れる

 

メルカリは国内フリマアプリ利用者数1位で、

月間2,000万人以上が利用しています。

 

メルカリショップスに出店すれば、

2,000万人をターゲットにビジネスができます。

 

最近はBASEやSTORESといった

ネットショップ開設サービスもありますが、

 

これらは0からの集客となるので

マーケティングができなければ

いくら商品が良くても売上を上げるのは

非常に難しいです。

 

その点、メルカリショップスは

メルカリが持つ集客力に便乗できるので

売れやすいと言えます。

 

 

通常のメルカリにはない「在庫機能」が使える

 

メルカリショップスでは

通常のメルカリにはない

「在庫機能」が使えます。

 

在庫管理機能-min

出典:メルカリ

 

商品の種類(色やサイズ)ごとに

各在庫数の設定が可能です。

 

また、各商品をまとめて出品したり

在庫管理をしたりすることもできます。

 

 

値下げ交渉の対応がいらない

 

通常のメルカリには値下げ交渉機能があるため、

交渉が来たら対応しなければいけない

というデメリットがありました。

 

一方、メルカリショップスでは

この機能がないため、

指定価格で売ることができ

交渉対応も不要となっています。

 

 

個人アカウントとショップス用アカウントの2つを持てる

 

メルカリは複数アカウントの所持を

禁止していますが、個人アカウントと

ショップ用アカウントの併用はOKです。

 

すでにメルカリで売っている人も

新たにショップを開設することが可能です。

 

ただし、開設できるショップは

1つのメルカリアカウントにつき

1つまでです。

 

複数ショップの開設はできません。

 

 

売上10万円分までの販売手数料が無料に(〜2021年12月31日)

 

メルカリショップス開始を記念し、

2021年12月31日までは販売手数料が

無料になるキャンペーンを実施しています。

 

このキャンペーンでは、期間中に売れて

2022年1月10日までに発送通知を出した

商品の手数料が最大1万円まで無料になります。

 

こうしたキャンペーンは

ユーザーの利用を促すために

今後も続々と開催されるはずなので、

しっかり活用していきましょう。

 

 

今後、メルカリショップス限定機能が複数追加予定

 

メルカリショップスには今後

以下の新機能が追加される予定です。

 

 

パワーアップ版メルカリ便

 

送り状の一括配送手続きが

できるようになるほか、

大口個数の発送にも対応します。

 

 

クール便対応

 

クール便に対応することで、

生鮮食品が送りやすくなります。

 

 

フォロワーコミュニケーション機能

 

フォローしてくれたユーザーに

メッセージ配信やクーポン配布が

できる機能が追加されます。

 

販売者から購入者に直接コンタクト

できるのは非常に大きなメリットです。

 

値下げ時にメッセージ配信をしたり、

積極的にクーポンを配布することで

売上を伸ばしていくことができます。

 

 

出品オプションの拡充

 

SKU単位での価格や

画像設定が可能になります。

 

 

Webページの作成

 

メルカリアプリの中だけでなく、

Web上にもショップを作れるようになります。

 

 

PC版で出品管理

 

スマホだけでなく、PCからも

まとめて配送先情報のDLや

一括商品登録が可能になります。

 

 

メルカリShopsクーポン対応

 

メルカリショップスで使える

クーポンを配布できるようになります。

 

クーポン配布は売上が上がりやすい施策なので、

リリースされたらぜひ活用しましょう。

 

 

メルカリショップスを使うデメリット、注意点

メルカリショップスを使うデメリット、注意点-min

 

ここまでメルカリショップスのメリットを

お伝えしましたが、以下のデメリットや

注意点があることも確認しておいてください。

 

出店時に審査がある

販売手数料が10%かかる

せどり・中古品販売も可能だが、古物商許可が必須

梱包、発送はすべて自分でしなければならない

住所・氏名・電話番号などが表示される

入金タイミングがメルカリと比べて遅い

現時点では自社ブランドの登録ができない

 

 

出店時に審査がある

 

メルカリショップスに出店するには、

審査を通過しなければいけません。

 

審査内容は明かされていないものの、

以下のことが原因で審査落ちになる

場合があるようです。

 

  • 住所の不備
  • 許認可証画像および申請情報の不備
  • 振込先口座情報の不備
  • 法人情報の不備
  • 本人確認書類および入力情報の不備
  • 禁止商材の販売

 

メルカリショップスは開業届を出していない

個人でも出店できるくらいですから、審査自体も

そこまで厳しいものではないと思います。

 

出店時は書類不備がないか、

禁止商材を取り扱おうとしていないかを

事前に確認しましょう。

 

 

販売手数料が10%かかる

 

メルカリショップスは、メルカリ同様に

送料を含めた商品価格の10%分が

販売手数料としてかかります。

 

この手数料は他のECショップサービスと

比べるとやや高めです。

 

国内ECサイト構築サービスの手数料比較

  • メルカリショップス・・・10%
  • BASE・・・5%
  • STORES・・・5%(フリープラン)
  • カラーミーショップ・・・6.6%+決済1件あたり30円(フリープラン)

 

ですが、メルカリショップスは

メルカリという集客力の高い

プラットフォーム上で売れるのが強みです。

 

他のサービスは手数料こそ安いものの

集客が難しいため出店しても結局売れなかった・・・

なんてことも珍しくありません。

 

ですので、販売手数料は集客のための

必要経費と考えるべきでしょう。

 

 

せどり・中古品転売も可能だが、古物商許可が必須

 

メルカリショップスでは

オリジナル商品販売だけでなく、

せどりや中古品転売も可能です。

 

ただし、最初にお伝えした通り、

中古品を転売する場合は

事前に古物商許可証の提出が必要です。

 

許可証なしに中古品を販売すると、最悪の場合

​​3年以下の懲役または100万円以下の罰金

課せられるので注意してください。

 

 

住所・氏名・電話番号などが表示される

 

メルカリショップスでは

特定商取引法の関係上、

 

  • 販売業者名
  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号

 

といった運営者情報の開示が必要です。

 

Amazonや他のECショップも含め

事業者として販売する場合は

運営者情報の開示は避けられないので、

こればかりはどうしようもありません。

 

ただ、開示するのはユーザーから

開示請求があった場合のみです。

 

一般的なネットショップのように

常に誰でも見られるわけではないので、

すぐに身バレするといった可能性は低いでしょう。

 

 

梱包、発送はすべて自分でしなければならない

 

基本的な販売の流れはメルカリと

変わらないため、梱包・発送は

すべて自分でしなければいけません

 

高利益額の商品であれば販売数が

少なくてもまとまった利益になるため、

梱包・発送の手間はかかりづらいです。

 

ですが、比較的低単価の中国輸入品を売る場合や

転売・せどりを行う場合はやはり販売数が重要なので、

その分、発送等の手間がかかります。

 

低単価の商品を扱う方でなるべく手間をかけずに

まとまった利益を上げたい!

という人にはAmazonのFBAサービスを使った

販売が向いています。

 

 

入金タイミングがメルカリと比べて遅い

 

メルカリショップスの売上は、

末締めの翌月10日に振り込まれます。

 

メルカリの売上は最短で申請翌日に

振り込まれることを考えると、

メルカリショップスを使うことで

キャッシュフローが悪化する恐れがあります。

 

なお、売上反映のタイミングは

 

  • メルカリ→購入者が受取ボタンを押したタイミング
  • メルカリショップス→販売者が発送したタイミング

 

とメルカリショップスの方が若干早いですが、

その点を考慮してもキャッシュフローの面では

メルカリに軍配が上がります。

 

 

現時点では自社ブランドの登録ができない

 

メルカリショップスは現状、

既製品のブランド名のみに対応しており、

自社ブランドの登録ができません。

 

もちろん、オリジナル商品を売ることは

可能ですが、Amazonのように自社ブランド登録して

売って差別化することはできません。

 

ただし、今後のアップデートで

対応する可能性もあるようです。

 

 

まとめ

 

今回はメルカリショップスの概要と

メリット・デメリットを中心に

紹介しました。

 

メリット

  • 出店も出品もスマホ1台あれば簡単にできる
  • 初期費用、月額利用料無料で利用可能
  • メルカリの集客力に便乗して売れる
  • 通常のメルカリにはない「在庫機能」が使える
  • 値下げ交渉の対応がいらない
  • 個人アカウントとショップス用アカウントの2つを持てる
  • 売上10万円分までの販売手数料が無料に(〜2021年12月31日)
  • 今後、メルカリショップス限定機能が複数追加予定

 

デメリット

  • 出店時に審査がある
  • 販売手数料が10%かかる
  • せどり・中古品販売も可能だが、古物商許可が必須
  • 住所・氏名・電話番号などが表示される
  • 入金タイミングがメルカリと比べて遅い
  • 現時点では自社ブランドの登録ができない

 

メルカリショップスは

初期費用・月額料無料で出店でき、

出品方法もメルカリと変わらず簡単です。

 

リリースからあまり日が経っていないので

ライバルもそこまで多くないでしょう。

 

今後は新規キャンペーンも

ガンガン打ってくると思います。

 

現時点で、メルカリショップスでの出店は

メリットの方が大きいので、参入に迷っている人は

挑戦してみる価値は十分にあります。

 

また、今後さらに大きく稼いでいきたいなら、

Amazonでオリジナル商品を販売するという

選択肢も見えてきます。

 

AmazonのFBAサービスを利用すれば

顧客対応から発送までのすべてをAmazonに

任せることができます。

 

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