中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。

 

あなたは、

 

在庫を持たない”中国輸入 無在庫販売”なら、

ノーリスクで始められて稼げる

 

こんな話をYouTubeや別サイトの記事で

見たことがあるかもしれません。

 

たしかに以前は、中国輸入 無在庫販売だけでも、

月数百万円、数千万円と稼げる時代がありました。

 

しかし、最近はというと・・・

 

同じ手法(無在庫販売)で稼ごうとする人が増えたため、

プラットフォーム側が規制を

ガンガンかけるようになりました。

 

その結果、現在の無在庫販売は

全く稼げないわけではありませんが、

以前よりも難易度は格段に上がっており

様々なリスクも存在しています。

 

この記事では、

 

  • なぜ、中国輸入 無在庫販売は稼ぎづらくなったのか?
  • どのようなリスクがあるのか?
  • 今でも稼げる無在庫販売の手法はあるのか?

 

といった点を中心に解説します。

 

これから無在庫販売を始めようと考えている人は、

ぜひ一読しておくことをおすすめします。

 

 

中国輸入 無在庫販売の特徴、おすすめできない理由

中国輸入 無在庫販売の特徴、おすすめできない理由-min

 

一般的な中国輸入 有在庫販売は、

 

①中国から商品を仕入れる
②検品する
③商品を販売する
④売れたら、購入者の元に発送する

 

といった流れになります。

 

 

一方、中国輸入 無在庫販売は、

 

①商品を販売する
②売れたら、中国から商品を仕入れる
③検品する
④購入者の元に発送する

 

といったように、

売れてから商品を仕入れるのが

有在庫販売とは決定的に異なる点です。

 

この手法には、メリット・デメリットが

それぞれ存在します。

 

 

3つのメリット

 

中国輸入 無在庫販売の

主要な3つのメリットです。

 

不良在庫を抱える心配がない

資金0で始められる

ニーズの変化に対応できる

 

 

不良在庫を抱える心配がない

 

物販ビジネスのリスクの一つに、

仕入れた商品が売れない

”不良在庫”があります。

 

商品が全く売れなければ、

仕入れ費用のすべてが

赤字になってしまいます。

 

しかし、無在庫販売の場合、

売れてから商品を仕入れるため、

不良在庫を抱える心配がありません

 

※返品、キャンセルになった場合は

不良在庫になる恐れもある

 

在庫管理スペースも不要なので

保管費もかかりません。

 

そのため、無在庫販売は、

利益計算を間違えないで売ることさえできれば

確実に利益を出し続けられるのです

 

 

資金0で始められる

 

無在庫販売では、

商品が売れた後に仕入れをします。

 

支払い時にクレジットカードを使えば、

手元資金が全くなくても

商品を仕入れて販売することが可能です。

 

売上の入金分をクレカの支払いに充てれば、

自分が負担する費用は一切ありません。

 

一応、有在庫でもクレカを使えば

資金0で始められますが、

支払日までに商品が売れる保証はないので、

結局お金が必要になってしまう可能性が高いです。

 

 

ニーズの変化に対応できる

 

ファッション用品などの

トレンドに左右されやすい商品は、

その年によって売れるものが異なります。

 

全く同じ商品でも、

昨年は爆売れしたけど今年はさっぱり・・・

なんてことも珍しくありません。

 

有在庫でこうした商品を販売する場合、

そのシーズン内で売り切らないと

不良在庫になってしまいます。

 

一方、無在庫販売なら在庫を持たずに

商品を登録(出品)するだけなので、

売れなかったら出品を取り消し、

新たに売れそうな商品を登録するだけでOKです。

 

このように無在庫販売は、

有在庫よりもニーズの変化に

柔軟に対応できるメリットがあります。

 

 

5つのデメリット

 

無在庫販売は、

初期資金なしで始められる上に

在庫を持つ必要もない手法です。

 

資金リスクは限りなく0に近く、

これは事業を始める上で

大きなメリットといえます。

 

しかし、

じゃあ今実際この手法で売れるのか?

というと、現実はなかなか厳しいです。

 

 

大手ECサイトやヤフオク、メルカリ等では無在庫販売が禁止されている

 

一昔前はツールを使って

ヤフオクやメルカリに中国輸入品を大量出品し、

売れたものから仕入れて発送することで

月何百万円、何千万円と稼ぐことができました。

 

しかし現在はヤフオク、メルカリともに

”手元に在庫がない状態で出品すること”を

禁止しています

 

これは出品者の手元に在庫がないと、

 

  • 商品の状態を把握できない
  • 購入者からの質問に答えられない
  • 発送が遅れる

 

などが起き、購入者が不利益を被ってしまう

可能性があるからです。

 

また、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング

といった大手ECサイトは、禁止していないものの、

アカウント凍結リスクが非常に高くなっています

 

無在庫販売では、いざ商品を仕入れようと思っても

売り切れで仕入れられなかったり、商品がなかなか届かず、

発送遅延を起こしてしまうリスクがあります。

 

このリスクは、国内無在庫販売よりも

中国輸入 無在庫販売の方が格段に高いです。

 

こうしたことを繰り返していると

アカウント健全性が低下し、

凍結対象になってしまいます。

 

そのため現状、Amazonなどの大手ECサイトや

ヤフオク、メルカリなどで無在庫販売をするのは

かなり難しくなっています。

 

 

ライバルが多い

 

中国輸入 無在庫販売で扱う商品は、

中国輸入品の有在庫転売をしている人の商品と

バッティングしやすいです。

 

中国輸入品の有在庫転売は

初期資金が必要なものの、

難易度的にはそこまで難しくなく

参入者も多いです。

 

無在庫販売をする際は

有在庫販売をしている人もライバルになり、

彼らに勝って売ることは非常に難しいです。

 

 

集客力がないと売れない

 

無在庫販売をする際は、他社のECサイトではなく、

自社ECサイトで売る方法もあります。

 

自社ECサイトならライバルがおらず

独占的に販売が可能です。

 

ただし、そもそも集客力がないと、

お客さんから認知さえもしてもらえません。

 

 

クレームが多くなりやすい

 

無在庫販売は商品が売れてから仕入れるため、

配送に時間がかかりがちですが、

中国から仕入れる場合はさらに時間を要します。

 

ユーザーの元に到着するのは最短でも5日前後、

長いと1週間以上かかる場合もあります。

 

最近のAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング

といった大手ECサイトは、最短当日、

遅くても3日以内に到着することがほとんどです。

 

そのような中でお届けまでに1週間以上かかっていたら、

たとえ商品が良くても悪い評価をもらいやすいです。

 

また、配送遅延や不十分な検品で

不良品を発送してしまう恐れもあるため、

通常の有在庫販売と比べると

クレームは多くなりやすいです。

 

 

利益率が低い

 

中国輸入 無在庫販売では、売れるたびに

商品を仕入れなければいけません。

 

仕入れ量が少ないので単価は高いですし、

商品1点あたりにかかる送料も高くなるので、

結果、利益率は低くなってしまいます

 

販売価格をあげれば利益率は上がりますが、

その分、回転率は悪くなります。

 

 

中国輸入 無在庫販売で稼ぐ主流なやり方

中国輸入 無在庫転売で稼ぐ主流なやり方-min

 

現在、中国輸入 無在庫販売は

非常に稼ぎづらくなっていますが、

全く稼げないわけではありません。

 

中国輸入 無在庫転売で稼ぐなら、

 

  • どこで売るか?
  • どうやって集客するか?

 

この2点が特に重要になります。

 

 

(1)商品リサーチをする

 

まずは、

 

  • どんなものが売れているのか?
  • 利益は出るのか?
  • 中国から仕入れられるか?
  • 輸入禁止・規制品ではないか?

 

といったリサーチをします。

 

特に、ライバルがいるECサイトで

無在庫販売をする場合は、売れそうな商品を

片っ端から登録するので、膨大なリサーチが必要になります。

 

 

(2)無在庫販売OKのECサイト、またはBASEなどの自社ECサイトに登録する

 

リサーチでピックアップした商品を

登録する作業です。

 

主な登録場所は、

 

  • 無在庫販売OKのECサイト
  • 自社ECサイト

 

このどちらかになります。

 

以下のようなECサイトは、

Amazonなどの大手ECサイトと比べて比較的緩く、

現時点では無在庫販売OKとなっています。

 

  • BUYMA
  • Qoo10
  • Wowma

 

ただし、やはり大手ECサイトと比べて

利用者数が少ないですし、同じような商品を

売っているライバルも多いので、なかなか厳しいです。

 

もう一つの方法としては、

以下のようなサービスを利用し

自社ECサイトを立ち上げて

販売する方法があります。

 

  • BASE
  • Shopify
  • カラーミーショップ
  • STORES.JP

 

自社ECサイトならライバルはいませんし、

プラットフォーム側に払う手数料も安く済みます。

 

 

(3)InstagramやTwitterなどを使って集客する

 

BUYMAなどのECサイトや

BASE等で構築した自社ECサイトは、

Amazonなどの大手ECサイトと比べて

集客力が遥かに落ちます。

 

単純に商品を登録しただけでは

まず売れないので、

自分で集客しなければいけません。

 

無在庫販売の集客で相性がいいのは、

InstagramやTwitterなどを使ったSNS集客です。

 

SNS集客は費用がかからないですし、

うまくブランディングできれば

濃いファンを集められます。

 

SNS発信を続けていき、フォロワーから

”あなたが使っているものだから買いたい”

と思ってもらえれば、それが他の商品と似ていて

同じような値段でもバンバン売れます。

 

(4)商品が売れたら仕入れ、発送する

 

あとは商品が売れたら、

仕入れて発送します。

 

中国輸入品は主に、

 

  • アリババ
  • タオバオ
  • アリエクスプレス

 

のいずれかで仕入れることが多いです。

 

仕入れの際は現地の代行業者を利用しますが、

業者の中には”無在庫販売”に特化した業者もおり、

検品・梱包後、購入者の元に直接発送してくれます。

 

 

無在庫販売で稼げるなら、中国輸入オリジナル商品販売をすべき理由

無在庫転売で稼げるなら、中国輸入オリジナル商品販売をすべき理由-min

 

無在庫販売の特徴や主な稼ぎ方を紹介しましたが、

はっきり言うと、無在庫販売で稼げる実力があるなら、

自分オリジナルの商品を開発して販売すべきです。

 

 

そもそも外部集客できるなら、無在庫販売をする必要はない

 

ここまで見てきた通り、

無在庫販売の難易度は

以前よりも格段に上がっています。

 

そもそも無在庫販売できる

プラットフォームがあまりないですし、

できる場所でも利用者が少ないため

売上はあまり期待できません。

 

自社ECサイトの構築&集客できる人なら

可能性はありますが、外部集客できるなら

無在庫販売にこだわる必要はないでしょう。

 

ビジネスで最も難しいのは”集客”であり、

ここをクリアできるなら

有在庫販売でも十分戦えるからです。

 

 

オリジナル商品販売は利益率が高い

 

自社オリジナル商品を販売できれば、

利益率はグンと上がります。

 

無在庫の単純転売は、

せいぜい10%、良くて20%前後です。

 

それに対して中国輸入オリジナル商品販売なら

40〜50%も十分狙えるラインです。

 

同じ労力をかけるなら、

わざわざ利益率の低い

商品を売る必要はありません。

 

 

自社サイトだけでなくAmazonなどの大手ECサイトでも販売可

 

中国輸入オリジナル商品販売なら、

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング

といった大手ECサイトでも販売可能です。

 

購入者の中には個人のネットショップではなく、

普段使い慣れた大手ECサイトから

購入したい人も多いです。

 

販売ルートをむやみやたらに

広げるのは良くありませんが、少なくとも

ECサイト国内利用者数No.1のAmazonで販売できれば

収益も大きく上がるはずです。

 

 

まとめ

 

今回は、中国輸入 無在庫販売の特徴や

現状の稼ぐ方法などを紹介しました。

 

無在庫販売は初期資金が不要で始めやすい一方、

プラットフォーム側の規制やライバルの過多などで

商品自体が売れづらくなっています。

 

中国輸入は有在庫での転売もかなり厳しい状況なので、

無在庫販売となると尚更ハードルは上がります。

 

絶対ダメというわけではありませんが、

時代の流れ的にも無在庫販売はおすすめできません。

 

いまから本腰を入れて物販をスタートするなら、

まずは資金作りから始め、中国輸入オリジナル商品販売で

勝負する方が大きく稼げる可能性が高いです。