メルカリ販売の作業は外注すべき?外注化成功に必須の考え方、やり方、注意点-min

 

中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。

 

ネット物販ビジネスは一人でも

スタートできるのが強みですが、

売上が上がるにつれて自分だけでは

処理しきれなくなるタイミングが来ます。

 

あなたもメルカリ販売をしていて

そのような段階に到達したのではないでしょうか?

 

そして、外注化したいけど、

何を、誰に、どうやって頼めばいいかわからない

こういった悩みを抱えているかもしれません。

 

今回はそんなあなたに参考にしていただきたい、

メルカリ販売の作業を外注するやり方について

解説していきます。

 

なお、外注化する際は注意点もいくつかあり、

最悪、これを守れないとせっかく育ててきた

アカウントが凍結される恐れもあるので

必ず記事の最後まで読んで確認してみてください。

 

 

メルカリ販売で外注化が必要な理由

メルカリ販売で外注化が必要な理由-min

 

 

外注化とは?

 

外注化とは、文字通り

外部に業務を発注することです。

 

簡単に言えば

これまで自分がやってきた作業を

他の人に代わりにやってもらうよう

お願いすることです。

 

外注化のメリットは非常に大きく、

売上を拡大するためには

絶対に欠かせません。

 

 

外注化のメリット

 

外注化の最大のメリットは

自分の時間が作れることです。

 

外注費用が発生する分、

一見利益は減るように見えますが、

その空いた時間を新規商品のリサーチや

開発等に充てれば、さらに稼げる可能性があります

 

また、家族と過ごす時間や

自分の趣味の時間に充ててもいいでしょう。

 

ただし、外注化にもコツがあり、

事前にしっかり準備・計画をしておかないと

思っていたような成果が現れず、

お金をドブに捨てることになりかねません

 

今後メルカリ販売の作業を外注化したいと

考えている人は、次から紹介する手順を

必ず確認してください。

 

 

メルカリ販売の外注化のやり方4STEP

メルカリ販売の外注化のやり方4STEP-min

 

まずは、メルカリ販売の作業を

外注化するために必要な

4STEPをご紹介します。

 

外注化に必要な4STEP

STEP1:外注化する内容を決める
STEP2:マニュアルの作成
STEP3:外注依頼をする
STEP4:作業内容を随時チェックし、フィードバックする

 

 

STEP1:外注する内容を決める

 

外注する作業内容を決めます。

 

メルカリ販売をする上で、

必要な作業を一つずつ見ていきましょう。

 

①リサーチ
②仕入れ・発注
③検品
④商品ページ作成、写真撮影
⑤コメント対応
⑥取引メッセージのやり取り
⑦梱包・発送

 

だいたいこんな感じですよね。

上記の中から外注する部分を決めます。

 

このとき、次の2点のいずれかに

当てはまるものを検討してみましょう。

 

(1)マニュアルを読めば、誰がやっても同じ結果になる作業
(2)あなたよりも上手な人が取り組めば、短時間で高品質のものを作れる作業

 

 

(1)マニュアルを読めば、誰がやっても同じ結果になる作業

 

マニュアルを読めば、誰がやっても

同じ結果になる作業は外注化すべきです。

 

なぜなら、そうした作業は

基本的に売上に直結しないから。

 

たとえば、梱包・発送。

 

あなたがどれだけ綺麗に早く

梱包・発送をしても、直接的な

売上UPにはならないですよね。

 

時短や評価アップにはなるかもしれませんが、

それ自体が劇的に売上を伸ばすことはまずありません。

 

こうしたマニュアルを読めば

誰でもできるような、いわゆる単純作業は、

任せられるのであれば他の人に任せる。

 

そして、あなたは空いた時間で

売上に大きな影響を及ぼす

新商品のリサーチや開発等をした方が、

今よりも売上を伸ばせる可能性が高いのです。

 

 

(2)あなたより上手な人が取り組めば、短時間で高品質のものを作れる作業

 

自分が苦手な作業や知識がないと

クオリティが下がる作業も

外注を検討しましょう。

 

物販ビジネスの中でも、

ある程度の知識・スキルがなければ

時間がかかってしまったり

満足のいくものを作れない作業があります。

 

たとえば、商品写真の撮影。

 

素人でもそこそこの撮影はできますが、

やはりプロが撮ったものと比べると

その差は歴然です。

 

依頼するための料金はかかりますが、

短時間で高品質のものを作ってくれるので

費用対効果は高いはずです。

 

 

結局、どの作業を外注すべき?

 

極論を言うと、ネット物販ビジネスは

他のビジネスと比べて再現性が高いので、

すべての作業を外注化することも可能です。

 

ですが、作業内容によっては

あなたがやった方がいいものもあります。

 

たとえば、リサーチ。

 

ある程度はマニュアル化できますが、

最終的にはこれまでの経験則等から

決める場合もあるでしょう。

 

他にも仕入れに関しては、

中国などの海外から仕入れる場合は

業者とのやり取り等もあるので

なかなか外注化は難しいです。

 

もちろんリサーチ、仕入れも含めて

全ての作業を任せている人も中にはいますが、

やはり難易度は高いでしょう。

 

どの作業を外注化すればいいか迷っている人は、

 

③検品
④商品写真の撮影
⑦取引メッセージのやり取り〜梱包・発送
⑨再出品手続き

 

この辺りを検討してみてください。

 

具体的なやり方や注意点等は

後ほど詳しく紹介します。

 

※外注化に不向きな作業内容とその理由

 

①リサーチ、②仕入れ・発注

外注さんに依頼しづらい部分が多々あるので、

自分でやった方が確実です

 

⑤出品手続き

メルカリで最初に出品する際は、

商品カテゴリーを選んだり、

商品ページを作成したりする必要があります。

 

この辺は商品によってやり方が異なり、

完全にマニュアル化するのは難しいので、

最初の出品手続きに限っては

自分でやった方が確実かつ効率的です。

 

※メルカリは第三者が他人のアカウントを

利用することも禁止しており、

アカウント凍結リスク等もあります

 

⑥コメント対応

メルカリで販売していると

コメントが付くことがありますが、

コメントが付く=不明点等がある場合が多いので、

商品ページを作り込んでコメントがつかない状態にすれば

そもそも外注化は不要になります。

 

 

STEP2:マニュアルの作成

 

外注化する内容を決めたら、

次にマニュアルを作成します。

 

マニュアルを最初に作っておけば、

外注さんに作業内容を

1から説明する手間が省けます。

 

また、外注さんも作業の度に聞く

手間が省けるので、お互いWinWinです。

 

マニュアル作成で重要なことは、

徹底的に初心者目線で作る。

 

そして、なるべく具体的な指示を出すことです。

 

初心者目線で作るとは、

難解な言葉は使わない、

言葉だけでわかりづらい部分は

写真・画像や動画を添付するなど。

 

「これくらい分かるでしょ」という気持ちで作ると、

マニュアルを渡しても毎回質問が来て、

それに答える時間がかかってしまったり、

外注さんが誤った方法で作業して

ミスをしてしまう恐れがあります。

 

理想は”小学生でも出来るくらいに

わかりやすく作ること”です。

 

2つ目の具体的な指示を出すとは、

手順の詳細を書いたり、

数字を織り交ぜたりすることです。

 

大まかな流れしか書いてなかったり、

個々の主観で捉え方が変わるような

抽象的なマニュアルではいけません。

 

誰が見て実践しても同じ結果を出せる。

これがマニュアルの意義なので、

必ずわかりやすく書くと同時に、

指示内容も具体的なものにしましょう。

 

もちろん最初から完璧なものを作るのは難しいので、

外注さんから質問が来た部分は改善し、

徐々にアップグレードしていけば大丈夫です。

 

 

STEP3:外注依頼をする

 

外注の依頼パターンは

主に次の4通りです。

 

  • 家族や知人にお願いする
  • アルバイトやパートさんを雇う
  • クラウドソーシングで依頼をする
  • 業者の外注サービスを利用する

 

 

家族や知人にお願いする

 

売上規模が小さいうちは、

家族や知人に依頼するのも

方法の一つです。

 

家族や知人であればマニュアルを渡した後、

直接やり方を見せながら教えられるので、

より正確に作業をしてもらえるはずです。

 

 

アルバイトやパートさんを雇う

 

売上規模が大きくなったら、

アルバイトやパートさんを

雇ってもいいでしょう。

 

ただし、人件費が​​固定費として乗ってきますし、

一度採用したら簡単には辞めさせられず

利益が圧迫されやすいことは覚えておきましょう。

 

 

クラウドソーシングで依頼をする

 

  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • ココナラ

 

といったクラウドソーシングでも

物販ビジネスの外注依頼は可能です。

 

この場合、対面での説明が難しいので、

マニュアルをしっかり作り込んでおく

必要があります。

 

 

業者の外注サービスを利用する

 

物販で必要な作業を

代行してくれる業者が存在します。

 

海外の輸入代行業者であれば、

商品の買い付けだけでなく、

検品サービスを提供しているところもあります。

 

なお、後ほど詳しくお伝えしますが、

メルカリ販売では梱包・発送の代行をしてくれる

サービスの利用は基本的にNGなので

ご注意ください。

 

 

STEP4:作業内容は随時チェックし、フィードバックをする

 

外注化をしたら定期的に成果物をチェックし、

外注さんにフィードバックしてあげてください。

 

期待通りのものになっていれば良いのですが、

最初のうちはミスもあるはずです。

 

その場合は、まずマニュアルに

抜け・漏れがないかを確認します。

 

抜け・漏れがあった場合は、

外注さんにマニュアルの不足を謝罪した上で

「ココはこのようにお願いします」

といった感じで修正依頼をしましょう。

 

外注さんがマニュアルをしっかり読んでない

状態でしたであろうミスについても、

指摘する際は頭ごなしに怒ってはいけません。

 

最初に作業を手伝ってもらっていることに関して

感謝の言葉を述べた上で、

 

ココはマニュアルを見ていただければわかりますが、

このようにするのが正しいので

次回から改善をお願いできますか?

 

といった感じで修正をお願いしましょう。

 

外注化が上手くいかない理由は、

マニュアルがしっかり作り込まれていない。

または、こちらの意図が相手に正確に伝わっていない。

 

このどちらかが大半です。

 

ただ、中にはその作業に適していない人もいるので、

何度言っても改善されない場合は、最悪、

外注さんを変更する決断も必要です。

 

 

メルカリ販売で外注化する方法、コツ、注意点

メルカリ販売で外注化する方法、コツ、注意点-min

 

メルカリ販売で外注化しやすい作業は、

 

  • 検品
  • 商品写真の撮影
  • 取引メッセージやり取り〜梱包・発送
  • 再出品手続き

 

でした。

 

それぞれの外注化の方法やコツ、

注意点について解説します。

 

 

検品の外注化

 

中国など海外から仕入れた商品や

中古品を販売するなら

検品は必須の作業です。

 

検品は輸入代行業者がサービスの

一つとして提供している場合があります。

 

より確実に検品をしてもらうなら、

特別検品サービスを利用しましょう。

 

通常の検品は色・サイズ・数量に

間違いがないかを確認したり、

目視で簡単にチェックする程度です。

 

特別検品では、

袋を開けて不良箇所がないか等

細かくチェックしてもらえます。

 

商品によっては不良が発生しやすい箇所が

だいたい決まっている場合もあるので、

そこを重点的に検品してもらうことも可能です。

 

代行業者に頼まない場合は、

家族・知人にお願いしたり、

クラウドソーシングで依頼することも可能です。

 

検品の外注化-min

 

たとえば、ランサーズで「検品」と検索すると、

このような感じで検品、

梱包等をしてくれる人が見つかります。

 

これまでの実績や評価、料金等を見ながら、

外注さんを探してみてください。

 

 

商品写真撮影の外注化

 

メルカリ販売において、

商品写真は売上を大きく左右する

重要な要素です。

 

商品写真は自分でも撮影できますが、

クラウドソーシングサイトを使えば、

プロが高品質な写真を撮ってくれます。

 

商品写真撮影の外注化-min

 

同じ商品を繰り返し販売するのであれば、

写真は使い回しできるので、費用は

最初に依頼する料金のみで済みます。

 

機材を持っていなかったり、

撮影に自信がない方は

外注化を検討しても良いでしょう。

 

 

取引メッセージやり取り、梱包・発送の外注化

 

商品が売れた後は、

取引メッセージのやり取りをして、

梱包・発送をしなければいけません。

 

この部分に関しては、

パートさんやアルバイトを雇い、

事務所等で梱包・発送作業を

手伝ってもらうのは大丈夫です。

 

一方、クラウドソーシングで外注さんを雇い、

その外注さん宅に商品を発送。

検品してもらい、売れたら発送。

 

このやり方はメルカリではNG

となっています。

 

メルカリでは手元にないものを出品する行為は禁止されている-min

 

というのも、メルカリは規約で

「手元にない商品の出品」を

禁止しているからです。

 

もしこれがバレたらアカウントの停止、

売上金の没収といった

ペナルティを受ける恐れがあります。

 

ちなみに、以前はメルカリ公式の梱包・発送サービス

「あとよろメルカリ便」というのがあったのですが、

2022年3月で終了してしまいました。

 

 

再出品手続きの外注化

 

メルカリでは売れた商品を再出品する場合は、

新規ページを作成しなければいけません。

 

初めに出品した段階で、

 

  • カテゴリー
  • 商品タイトル
  • 商品ページの説明文
  • 価格
  • 発送方法

 

などをコピーしておけば、2度目以降の出品では

それらをコピー・ペーストすることで、

自分以外の人でも再出品手続きが

できるようになります。

 

メルカリ-第3者へのアカウント共有は禁止-min

 

注意点としては、メルカリは第三者への

アカウント共有を禁止している点です。

 

これは第三者とアカウントを共有することで、

メルペイスマート払いを不正利用される可能性が

あるためです。

 

そのため、自身のアカウントを外注さんと共有して、

再出品作業を代わりに行ってもらうのは

グレーゾーンです。

 

一応、このページでは、

 

アカウントの共有で発生した被害については

補償の対象外になる可能性がある

 

とだけ記されており、アカウント凍結等の

処置があることは示されていません。

 

ただ、安全に販売を続けるならアカウント共有は行わず、

家族や知人、パート・アルバイトさん等に

直接自分のパソコン・スマホで

作業してもらうのがいいでしょう。

 

 

まとめ

 

物販ビジネスで大きな売上を出している人の

ほとんどは、必ずと言っていいほど

外注化に取り組んでいます。

 

外注化して空いた時間を、

リサーチや商品開発に充てることで

更なる利益を出せるようになるからです。

 

外注化するにあたっては、

 

  • どの作業を外注するのか?
  • 誰に、どのように依頼するのか?
  • 外注費用を払っても利益は出るか?

 

といった点を考えた上で、マニュアルの作り込みなど

事前準備をしっかりしておく必要があります。

 

ココが出来ていないと思ったような成果が出ず、

お金も時間もドブに捨てることになるので、

入念な準備・計画をした上で挑戦してみてください。