ネット物販歴25年超え
中国輸入Amazon物販の専門家 加藤さとしです。
値下げ交渉はメルカリの文化と言えるくらい、
日常茶飯事で行われています。
購入者からすれば少しでも安く買いたいのは当然ですし、
実店舗と違って相手の顔が見えないので
カジュアルに交渉できます。
しかし、初めてメルカリに出品する人にとっては
値下げ交渉されたら、どんな返答・対応をすればいいんだろう？
なんだかめんどくさそう
利益が減るのは嫌だなぁ・・・
といろいろ悩んでしまいますよね。
そこで今回は、メルカリで値下げ交渉された場合の
返答・対応方法を例文とあわせて紹介していきます。
値下げ交渉時の対応がわからない。
値下げ交渉に応じるか、断るか迷っている。
こんな人はぜひ参考にしてみてください。
メルカリで値下げ交渉されたら必ず返答・対応する（放置はNG！）
メルカリで値下げ交渉されたら、
（１）承諾する
（２）断る
（３）値下げ可能額を掲示する（具体的な金額が書かれていない時など）
のいずれかのアクションをとります。
まず、自分が販売する商品について
どういう対応をとるかをあらかじめ決めておくと
迷わずに対応ができるでしょう。
承諾する場合や値下げ可能額を掲示する場合は
交渉に応じる形で返信しますが、
断る場合もなにかしらの返答をしてください。
断る場合も返答するのは、売れる可能性があるから
断るんだったら
別に返答しなくてもいいんじゃない？
と思う人もいるかもしれません。
しかし、実は値下げ交渉を断った場合でも
売れることがあるんです。
その理由は２つあります。
１つ目は、購入したい人が
ダメ元で交渉しているケースです。
もともと買いたいと思ってたけど、
ちょっとでも安くならないかな〜と
思って値下げ交渉をする。
この人はその商品が欲しいので、
値下げできないとわかった時点で諦めて
買ってくれる可能性があります。
２つ目は、値下げ交渉をした人とは別の人が
コメント欄を見て購入するケースです。
①他の人もその商品を見て欲しいなと思ってたけど、
希望の購入価格よりちょっと高い印象だった。
②→コメント欄を見て、値下げされないことを知る。
③→値下げは無理そうだし、もしかしたら他の人に
先に買われちゃうかもしれないから、
いまの値段でも買おう！
といった心理状況が働き、
買われるパターンです。
毎回ではありませんが、値下げ交渉を断っても
しっかり返信していれば売れることもあるのです。
反対に、何も返信してないと
結局値下げしてくれるかわからないですし、
あまり誠実でない出品者に見える＝トラブルが起きるかも・・・
と思われて、避けられることもあります。
なので、値下げ交渉のコメントが来たら、
必ず返答・対応するようにしましょう。
返答のベストタイミングはいつ？
返答をするタイミングは、
状況によって異なります。
次のような場合は、なるべく早めに
対応することをおすすめします。
- メルカリ内に同一商品がある場合
- 季節性の商品やトレンド商品である場合
- すぐに現金化したい場合
メルカリ内に同一商品がある場合は、
返答が遅くなることで他の人が出品している
商品に流れてしまうこともあります。
また、季節性の商品やトレンド商品は
時期がズレることで途端に売れなくなるので、
在庫を期限内に捌くためにも
早めの対応を心がけましょう。
反対に、以下のような商品を出品している場合は
あえて返答を若干遅らせるという戦略もあります。
- メルカリで需要がある商品
- メルカリ内に同一商品がない
- 同一商品はあるが、自分の商品が最安値である
上記条件に当てはまる商品は、
値引き交渉に応じなくても売れる
可能性があります。
あえて返答を遅らせることで・・・
①その商品を気になっていた別の人が、
コメント欄で値下げ交渉されていることを知る。
②→「先に買われちゃうかも！」
③→「この価格でもいいから買っちゃおう！」
という流れを作ることもできます。
返答の仕方で購入率が変わることもある
メルカリでは値引き交渉が当たり前に
行われており、中には「半額にして！」など
かなり無茶な要求をしてくる人もいます。
こんなときはイラッとするかもしれませんが、
なるべく丁寧に返信することを心がけてください。
値引き交渉をしたら、出品者に
「そんな値段では売れません。無理です！！」と
冷たくあしらわれたら、ちょっと嫌な気持ちになりますよね。
相手も”人”なので、言い方次第で
行動が変わることもあります。
先ほど説明したように誠実な対応をしていれば、
誰かが買ってくれる可能性もあるのです。
反対に、乱暴な言い方で返信していたりすると、
「この人から買うのは嫌だなぁ」と
思われてしまう恐れがあります。
返信の例文については
このあと詳しく紹介するので、
参考にしてみてください。
メルカリで値下げ交渉された場合の返答、対応方法を解説
メルカリで値下げ交渉された場合の
返答・対応方法を例文と一緒に紹介します。
①「承諾する」場合の対応、例文
掲示された値段に納得し、
その値段なら売ってもいいかな？
と思ったら承諾しましょう。
まずは、コメント欄に返信します。
（例文１）
「〇〇様、コメントありがとうございます。○○円（掲示された金額）でお譲りしたいと思います。これから価格変更をしますので、ご確認よろしくお願いします」
（例文２）
「〇〇様、コメントありがとうございます。○○円（掲示された金額）で大丈夫です。○○様（コメントしてくれた人の名前）専用のページに変更しますので、ご確認後、購入手続きを進めてもらえますでしょうか？よろしくお願いします」
値下げ交渉に応じる場合は
まず上記のような感じで返信して、
その後「現在の出品ページの価格を変更する」
または「専用ページを作る」のいずれかで対応します。
現在の出品ページの価格を変更する方法
出品ページから価格の変更をします。
メルカリのアプリで価格を変更する方法
「マイページ」＞「出品した商品」から該当商品を選択。
「商品の編集」をクリック。
価格を変更して「変更する」を
クリックすれば完了です。
なお、出品ページの価格のみを変更する場合は、
価格変更の前後にコメントで知らせてあげてください。
メルカリに出品されている商品は
基本的に早い者勝ちなので、
別の人が購入してしまうこともあります。
これを避けるためにも、
コメントで価格変更を知らせて
なるべく早めに購入するよう
注意を促すと親切です。
専用ページを作る方法
メルカリ独自の文化として
「〇〇様専用」といった
特定の購入者専用ページを
作ることもあります。
公式ルールではないですが、
これなら元の出品ページの価格を改定して
他の人が先に購入してしまうことを防げます。
専用ページは新しく作ってもいいのですが、
やや手間なので、既存のページを編集します。
メルカリのアプリで専用ページに変更する方法
「マイページ」＞「出品した商品」から該当商品を選択。
「商品の編集」をクリック。
商品タイトルの先頭に「○○様専用」と記載。
値下げ後の価格を設定し、
「変更する」をクリックすれば完了です。
さらに、他の人が間違って購入するのを防ぐため、商品説明欄に
「○○様専用ページとなります。
他のお客様の購入はお控えください」
といった文言を記載する。
または、商品写真自体に「○○様専用」と
文字入れしたりするとより親切です。
専用ページのトラブルを防止する方法
メルカリ（に限らずフリマアプリ）のルールは、
『早い者勝ち』です。先に決済を完了させた人が購入できます。
また、専用ページはメルカリの公式ルールではなく
あくまでも他の人に購入されないための予防策でしかありません。
まれな例ではありますが、専用ページで販売していても
横取りをして別の人が購入してしまう場合もあります。
そうなると、当然、先に交渉していた人にとっては
面白くなく、クレームを言ってくるという可能性もあります。
こういったトラブルを避けるために、専用ページを作成しても
あくまでも予防策でしかなく、「早い者勝ち」であることを
事前に購入希望者に伝えておきましょう。
（例文）
「〇〇様、この度は誠にありがとうございます。専用ページを作成いたしました。なお、先にご購入された方が優先となりますので、お早めにご購入くださいますようお願いいたします。」
②「断る」場合の対応方法、例文
値下げに応じたくないときは、
以下のような感じで返答しましょう。
（例文）
「〇〇様、お問い合わせありがとうございます。こちらの商品は出品したばかりのため、現在のところ値下げを考えていません。ご期待に添えず申し訳ございません」
断る場合はなるべく丁寧に対応してください。
また、その値段で売れない理由も記載すると、
相手は納得し、現状の値段で
買ってくれる可能性があります。
さらに、初めから値下げ交渉に応じる気がないのであれば、
商品ページを作る際に「値下げする予定はない」と
記載しておくことで、対応の手間を省けます。
③「値下げ可能額を掲示する」場合の対応方法、例文
掲示された金額では売りたくないけど
少しなら値下げしてもいいと思った時や
値下げ交渉時に具体的な値段が掲示されていない時は、
値下げ可能額を掲示しましょう。
（例文）
「〇〇様、ご質問ありがとうございます。こちらの商品は○○円（値下げ可能額）までなら値下げ可能です。ご検討よろしくお願いします」
相手が了承したら、現在の出品ページの価格を変更
または専用ページを作ります。
いくらまでなら値下げしてもいい？
値下げ可能額は人によって違うので、
納得できる金額で売るべきです。
ただ、売るからには損しないように
なるべく高い値段で売りたいですよね。
値段設定に迷ったら、メルカリで過去に売られた
同一商品の相場を確認してみましょう。
相場を確認すれば、
安売りしてしまうリスクを
避けられます。
メルカリで相場を確認するには、
まず商品名やキーワードを
検索窓に打ち込んで検索します。
「絞り込み」でサイズや商品の状態などを選び、
販売状況の「売り切れ」にチェックを入れます。
これで同一または似た商品の相場がわかるので、
それを参考に値下げ可能額を掲示することが可能です。
さらに、価格を変更する際は
どれくらいの利益が出るのかも
しっかり確認しておきましょう。
不用品処分ならいいのですが、
利益を出す目的で仕入れたのに
赤字になったら元も子もありません。
メルカリでは10%の手数料がかかり、
さらに送料は基本的に出品者負担です。
つまり、メルカリでの利益は
利益＝売上-仕入れ費用-売上の10%-送料
となります。
この公式を頭に入れた上で
値下げ可能額を掲示しましょう。
④「まとめ買いするから、値下げしてくれないか？」と言われたときの対応方法、例文
複数の商品を出品していると、
「まとめて買うから安くできないか？」
といった値引き交渉をしてくる人もいます。
この場合も基本的に
納得できる金額であれば
承諾してもいいでしょう。
他の商品とまとめて発送することで送料は安くなるので、
その分を値引き額として掲示する手もあります。
（例文）
「〇〇様、お問い合わせありがとうございます。他の商品まで見ていただきありがとうございます。◯◯、◯◯、◯◯をまとめ買いしていただける場合、計○○円に値下げさせていただきたいと思います。ご検討よろしくお願いします」
⑤「付属品や外箱はいらないから、値下げしてくれないか？」と言われた時の対応方法、例文
まれにですが、
「付属品や外箱なしでいいから、値下げできないか？」
といった値下げ交渉をされることもあります。
付属品や箱を付けなければ
送料が安くなることもあるので
「送料分を値下げできる」といった提案も可能です。
ただし、専用の箱に入れない場合は
商品が破損してしまうリスク等もあるので、
その点の了承を取った上でなるべく厳重に
梱包する必要があります。
（例文）
「〇〇様、ご提案ありがとうございます。付属品、外箱を付けない場合は送料が安くなるので、その分の値引きは可能です。
ただし、外箱がないと商品が破損するリスク等もあります。なるべく厳重に梱包をさせていただきますが、その点はご了承よろしくお願いします。もしよろしければ、外箱・付属品なしで〇〇円でお譲りします。ご検討よろしくお願いします」
⑥ 値下げ交渉が多くて対応が面倒くさい時の回避方法
ここまで値下げ交渉の対応方法について解説してきましたが
「忙しくて対応が大変」「しつこい人がいて面倒」
という場合もあるでしょう。
そのような場合や値下げは考えていない商品の場合は
商品説明欄に「値下げ交渉不可」である旨を
しっかりと記載しておくとよいです。
もちろん、中には説明を読まずに質問してくる人も
いますが、値下げ交渉の頻度は減らせます。
まとめ
今回はメルカリで値下げ交渉されたときの
返答・対応方法を紹介しました。
手順としては、まずコメント欄に
- 承諾する
- 断る
- 値下げ可能額を掲示する
いずれかの返信をします。
承諾する場合や値下げ可能額を掲示して
相手が受け入れた場合は、出品ページの価格変更
または専用ページを作って対応してください。
もしかしたら、
メルカリでの値下げ交渉対応は
めんどくさいな〜
と感じた人もいるかもしれません。
こういった人は、Amazon物販に
挑戦してみることもおすすめします。
Amazon物販は基本的に、
値引き交渉などの個別対応が要りません。
さらに、発送等の作業をAmazon側が
代わりにやってくれるので、
ほぼ自動化して稼ぐことも可能です。
詳しくはこちらの無料講座で解説しているので、
ぜひチェックしてみてください。