中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。
この記事では、
2023年現時点における中国輸入物販の状況
を中心にお伝えしていきます。
多くの人が気になっているのは、
中国輸入物販は既に飽和しているのではないか？
今から参入しても稼げないのではないか？
という点だと思います。
実は、この飽和してる・してない問題。
何年も前から言われていることです。
実際のところ、中国輸入物販の参入者は
年々増加しており、難易度が上がっていることは
間違いありません。
ただし、全く稼げないのか？と言えば、
答えはNo。
もちろん今でも稼ぐことが可能です。
この記事を通して、
中国輸入物販で稼ぐための考え方を
身につけていただければ幸いです。
中国輸入物販は飽和してもう稼げない・・・は嘘！
中国輸入物販に関しては、
たしかに飽和している部分もありますが、
そうでない部分もあり、今でも稼ぐことは可能です。
では、なぜ中国輸入は飽和して稼げない！もうだめだ！
と言われるのでしょうか？
中国輸入が飽和して稼げないと言われる理由①既に稼げなくなったやり方で稼ごうとしてるから
”中国輸入物販”と一口に言っても
様々な手法があります。
たとえば、相乗り販売。
中国から輸入した商品を
Amazonやメルカリで
そのまま転売する方法です。
まだ中国輸入物販というワードが
メジャーでなかった時代は、
相乗り販売だけで大きな利益を
出すことができました。
しかし「中国輸入物販は稼げる」という情報が広まり、
参入者が増えた現在、この手法で稼ぐことは
非常に難しくなっています。
正しい知識を身につけてその通りに実践しても、
手法自体が飽和していて稼げないものなら、
どれだけ頑張ったところで稼ぐことはできません。
中国輸入が飽和して稼げないと言われる理由②みんなと同じやり方で同じ商品を仕入れているから
今ではネットで少し検索するだけで、
”中国輸入で稼ぐ方法”がたくさん出てきます。
では、みんながその記事や動画を見て、
同じやり方で同じものを仕入れたら
どうなるでしょうか？
その商品は需要＜＜供給となって価格破壊が起き、
すぐに売れなくなってしまいます。
特に、ネットに落ちている情報だけで
中国輸入物販ビジネスを
やろうとするのは危険です。
ネット記事の情報は古く、
すでに稼げないものになっている可能性が
あるからです。
すると結果、先ほどの
「既に稼げなくなったやり方で稼ごうとしている」
になってしまいます。
中国輸入が飽和して稼げないと言われる理由③試行錯誤をしない、すぐに諦めてしまう人が多いから
中国輸入物販のプレイヤーは
以前より格段に増えています。
それ故、現在の中国輸入物販は
「簡単に稼げそうだからやってみよう」という
安易な気持ちで参入しても稼ぐことは難しいです。
後発組が先行者に勝つためには、
それなりに時間をかけて
試行錯誤する必要があります。
中国輸入物販で稼ぐには時代、マーケット状況に合わせた方法を取ることが重要
どんなビジネスでも言えることですが、
常に同じ考え方・同じ手法で利益を
出し続けられることはほとんどありません。
その時代、マーケット状況に合わせた
方法を取る必要があります。
これは中国輸入物販ビジネスも同じです。
先ほど、
中国輸入物販には様々な稼ぐ手法がある
とお伝えしました。
相乗り販売のように既に稼ぎづらくなっている、
つまり飽和しているものもありますが、
反対に実践者が少なく今でも稼げる手法はあります。
「飽和した」と言われる中国輸入物販で稼ぐためのノウハウ
実践者が少ない手法というのは、
比較的時間・手間がかかるような手法です。
このような手法は参入ハードルが高いので、
誰でも出来るわけではありませんが、
参入できたら長期的に安定した売上を
上げられる可能性があります。
また、中には需要＞＞供給というような商品も存在し、
そのような商品を扱うことで
売上を伸ばしていくことも可能です。
なお、先ほどもお伝えした通り、
いまから紹介する方法は今後使えなくなる
可能性も十分ある点は頭に入れておいてください。
参入ハードルの高い方法で勝負する
みんなと同じことをしていても
稼ぐことは難しいです。
今後、中国輸入物販で売上を上げていくなら、
以下のような販売方法にも
チャレンジしてみましょう。
出品審査のある商品を販売
Amazonで中国輸入品を販売するなら、
あえて出品審査のある、面倒なジャンルに
参入する方法もあります。
Amazonは消費者の安全を重視し、
特定の商品、ブランド、カテゴリー、
サブカテゴリーに出品制限をかけています。
該当の商品を販売するには
事前に書類等を提出し、Amazonの審査を
クリアしなければいけません。
出品許可が必要な商品
- Made in Italyの商品
- Amazon限定商品
- ストリーミングメディアプレーヤー
出品許可が必要なカテゴリー
- 酒類
- 動物関連商品
- 自動車
- 通貨、硬貨、および現金同等品
- 医薬部外品および化粧品
- 栄養補助食品
- 医薬品
- 武器および関連商品
- 食品&飲料
- アダルト商品
- 不快感を与える商品
- Amazonデバイス、修理・メンテナンス用アクセサリ
- 電化製品・電子機器
- レーザーポインターおよび関連商品
- 医療機器の取り扱い（マーケットプレイス出品者用）
- 盗難品およびピッキングツール
- 医療機器および関連商品
- 植物、植物製品、種子
- リコール対象商品
- タバコおよびタバコ関連商品
- 化学物質、農薬および肥料
- リサイクル家電
たとえば、武器および関連商品は
普通に考えて出品できなそうですが、
実は鉛および火薬が含まれていないBB弾や、
金属以外の素材で作られているトイガン、
モデルガンなどは出品可能です。
このように出品が難しそうなカテゴリーでも、
一部商品については出品が認められている
場合もあります。
ただし、出品審査のあるカテゴリーに参入する場合、
万が一出品禁止対象品を売ってしまうと
アカウントが即凍結される恐れがあります。
アカウントを守るため、
購入者に怪我等をさせないためにも、
必ずAmazonの規約をしっかり確認した上で
仕入れ・販売を行いましょう。
法律が関わるジャンルで販売
海外から日本国内に商品を輸入する場合、
法律や条約によって輸入規制がかかっている
ものもあります。
こうした規制品を輸入・販売する際は、
事前に届出をしたり、手続きをとったり
しなければいけません。
中にはかなりの時間・費用がかかる、
リスクが高いものもあるので注意が必要ですが、
資金が比較的少ない個人でも許可を取って
販売できるものはあります。
多くの人はわざわざ許可を取ってまで
販売しようとはしないので、ここに
一つハードルが生まれます。
中国輸入物販と関連のある法律と
該当商品例、手続きを以下で紹介します。
電波法
- 該当商品：Bluetooth関連品と無線搭載品
- 商品例：スマートフォン、ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスキーボード・マウス、ドローン
- 手続き：技適マークの取得。取得するには50〜100万円程度の費用がかかり、認証期間も数ヶ月にわたる
電気用品安全法（PSE法）
- 該当商品：約460品目の電気用品（主にACコンセントに挿して使う電気用品）
- 商品例：電気トースター、扇風機
- 手続き：PSEマークの取得（数十万円〜数百万円の費用がかかり、認証期間も数ヶ月と長い）
食品衛生法
- 該当商品：口に入れる可能性があるもの、食品を入れる容器など
- 商品例：お茶碗、箸、瓶、乳幼児用のおもちゃ、食器用洗剤
- 手続き：食品等輸入届などの必要書類を提出し、食品検査を実施（費用は数万円程度、検査期間も数週間程度と比較的易しい）
消費生活用製品安全法
- 該当商品：一般消費者の生命又は身体に対して特に危害を及ぼす恐れがある特定製品
- 商品例：レーザーポインター、ライター、乗車用ヘルメット、登山用ロープ
- 手続き：PSCマークの取得（PSEマーク同様、数十万円〜数百万円の費用がかかり、認証期間も長い）
ワシントン条約
- 該当商品：動植物関連の商品
- 商品例：動物の革を使った本革製品、アクセサリー、特定の材木を使用したギター
- 手続き：輸出許可書、輸入承認証の取得（いずれも数万円程度で取得可能、取得に必要な時間も短いので比較的易しい）
薬機法
- 該当商品：医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品
- 商品例：マッサージ器、美顔ローラー
- 手続き：「製造販売業の許可」など複数の許可（生命に危険を及ぼす商品なので、許可取得は現実的にはかなり難しい）
OEM/ODM販売
中国で仕入れた商品を現地の工場に加工依頼し、
オリジナル商品として販売するのが
中国輸入におけるOEM/ODM販売です。
OEM/ODM販売は通常の転売より
手間はかかりますが、一度軌道に乗れば、
安定した売上を出せるようになります。
さらに利益率も高いため、
１商品だけで月数十万円〜数百万円の
利益も狙えます。
いまも中国輸入で稼いでいるプレイヤーは、
このオリジナル商品販売という
手法を取っている人が非常に多いです。
ブランド化して販売
Amazonでオリジナル商品を販売するなら、
同時にAmazonブランド登録を
しておくのが効果的です。
Amazonブランド登録をすることで、
ライバルはあなたの商品に相乗りできなくなるため、
その商品を独占販売できるようになります。
Amazonブランド登録をする際は、
事前に商標登録が必要です。
商標登録の費用は、
自分ですべて申請すれば
３万円程度で済みます。
特許事務所や弁理士に依頼する場合は
１５万円程度かかります。
出願〜審査完了までには最低でも３カ月程かかるので、
Amazonでオリジナル商品を本格的に販売していきたい、
ブランド力を付けていきたいと考えている方は、
早めに準備していくことをおすすめします。
独占契約を結ぶor輸入総代理店として販売
中国のメーカーと交渉して独占契約を結んだり
輸入総代理店として契約すれば、日本市場で
独占してその商品を販売できるようになります。
中国では毎年いろいろな地域で
見本市・展示会が開催されています。
そのような場所へ行って
直接担当者と交渉すれば、
契約できる可能性があります。
中国輸入物販のメリットの一つは
仕入れ〜販売までのすべてを
オンライン上で完結できることですが、
あえて現地に足を運ぶことで
ライバルとの差別化が可能になります。
外部集客を強化して販売
ビジネスで最も難しい部分は”集客”です。
お客さんが来なければ、
どれだけ良い商品でも買ってもらえません。
逆に集客力が高ければ、極論、
どんな商品でも売ることができます。
たとえばAmazonで販売するなら、
AmazonSEOに力を入れていたり
スポンサープロダクト広告等を利用して
集客する人は多いでしょう。
しかし、外部集客にまで
力を入れている人は
そこまで多くありません。
外部集客を強化できれば、
売上を飛躍的に伸ばすことが可能です。
外部集客の方法としては、
- SNSの運用
- 自社メディアの運用
- 外部広告の運用（Google、Twitter、Instagramなどの広告）
などがあります。
自社ECサイト販売
自社ECサイトで売るメリットは
非常に多いです。
- ライバル０の場所で販売できる
- 大手ECサイトのような高額な販売手数料不要
- 突然の規制等で稼げなくなる心配が少ない
ただし、自社ECサイトで売るには
何より集客力が必要になります。
先ほどお伝えした外部集客ができるようになれば、
わざわざAmazonなどのプラットフォームに
固執して売る必要はありません。
しかし、中にはAmazonや楽天市場など
特定のECサイトでしか購入しないユーザーもいるため、
併売していくのが理想と言えます。
需要＞供給となって売れやすい方法で勝負する
中国輸入物販では既に飽和している市場もありますが、
逆に需要＞供給となるような市場・商品が
出現することもあります。
注意点として、
そのようなマーケットはみんなが狙っているため、
タイミングを誤ると販売する頃には
需要過多で全く稼げなくなる恐れもあります。
この方法で稼ぐなら
常に最新の情報をキャッチアップし、
ライバルよりも早い段階で
仕入れ・販売を行うことが重要です。
ニッチなサブカテゴリーで販売
Amazonで中国輸入品を販売する場合、
ニッチなサブカテゴリーの商品に
狙いを付ける方法もあります。
Amazonには複数の大カテゴリーがあり、
その下層に無数のサブカテゴリーが存在します。
サブカテゴリーの中には
一般的にはあまり知られていない
ニッチなものもあります。
そのような中で、比較的競合が少なく
売れやすい商品を探します。
大きな売上は期待できませんが、
資金力のある企業・個人が参入しない分、
新規参入者も売りやすくなっています。
季節商品の販売
水着やハロウィーンで使う衣装などの季節商品は、
シーズン前〜中盤までの需要が非常に高まります。
季節商品は売れやすいとわかっているので
ライバルも増えて飽和しやすいです。
しかし、それ以上にかなりの需要があるため、
入念なリサーチ・準備をしておけば
売上を上げることが可能です。
まとめ
中国輸入物販は飽和していて、もう稼げない！
という声は、よく聞きます。
たしかに、参入者の増加や
円安による仕入れ費の高騰などで
以前より稼げなくなっていることは事実です。
しかし、そのような環境の中でも
毎月安定した売上を上げている人が
いることを忘れてはいけません。
そんな彼らに共通していることは、
”その時代・マーケット状況に合わせた
手法を取っている”点です。
現時点でも中国輸入物販で稼いでいる人は
過去の手法に固執せず、常に情報収集を行い、
手法のアップグレードをしています。
なお、そういった本当に稼げる情報というのは
なかなか表に出てきません。
WebサイトやYouTubeなど
誰でも無料で見れる場所に出てきた時点でもう稼げない。
それくらいに思っておいた方がいいでしょう。
本当に稼げる情報というのは、
クローズドな場所で共有されることが多いです。
たとえば、中国輸入物販コミュニティや
中国輸入セミナーなどです。
中国輸入物販の基礎はWebサイトやYouTubeでも
勉強できますが、真に稼げる情報をいち早く得たいなら
有料のコミュニティやセミナーに参加することも重要です。