中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。

 

Amazonは、個人が物販ビジネスで稼ぐうえで

とてもありがたいサービスを提供してくれています。

ただ、もちろん手数料が発生します。

 

その手数料を把握せずに

販売をしてしまうと、

売れば売るほど赤字になる・・・

という可能性もあります。

 

そんな事態にならないためにも、

まずは当記事を読んで

Amazon出品時にかかる手数料一覧を

頭に入れておきましょう。

 


加藤さとし

複雑に見えるAmazonの販売手数料ですが、一度知ってしまえばなんてことはありません。今後のためにも目を通しておいてください。

 

Amazon出品時にかかる販売手数料(FBA含む)一覧

 

まずはAmazonへ出品、販売する際にかかる

手数料一覧を見ていきます。

 

この内容は、今後Amazon販売で稼ぐなら

絶対頭に入れておくべき重要情報です。

 

Amazon出品時にかかる販売手数料一覧
①出品プラン別の手数料

大口出品

  • (1)月間登録料:4,900円
  • (2)販売手数料:8%〜45%
  • (3)カテゴリー成約料:80円〜140円

小口出品

  • (1)基本成約料:100円/1商品
  • (2)販売手数料:8%〜45%
  • (3)カテゴリー成約料:80円〜140円
②FBA利用時に必ずかかる手数料
  • (4)配送代行手数料:193円〜5,625円
  • (5)在庫保管手数料:商品サイズと保管日数で変動
③FBAその他手数料(随時)
  • (6)FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料
  • (7)購入者返品手数料
  • (8)長期在庫保管手数料
  • (9)在庫保管超過手数料
  • (10)納品不備受領作業手数料
  • (11)大量出品手数料
  • (12)商品ラベル貼付サービスの手数料
  • (13)FBA梱包準備サービス手数料
  • (14)クーポン償還手数料

※(3)は商品の種類による

 

Amazonで中国輸入のOEM商品を

販売する場合は、

(1)(2)(4)(5)が発生すると

考えてもらえばOKです。

 

あとは、

(8)は商品の種類やサイズによって

高額な費用が発生するケースがあるので、

頭に入れておきましょう。

 

正直言って、他はかからないので

目を通しておくだけで構いません。

 

次章からは、各手数料を見ていきます。

 

自分の商品の場合、どの費用がかかるのか

チェックしてみてください。

 

Amazonでは「大口出品」「小口出品」でかかる手数料が違う

 

Amazonで商品を売るには

  • 大口出品
  • 小口出品

 

上記どちらかの出品プラン

(アカウント)を選ぶ必要があります。

 

大口出品と小口出品の違いは

以下のとおり。

 

 

どっちがいいの?と思うかもしれませんが、

小口出品は様々な制限があるため、

実際にはビジネスには使えません。

 

特に、小口出品の大きなデメリットである

 

  • カートの獲得資格がない
  • 出品カテゴリーに制限がある
  • 新規出品ができない

 

といった点は、間違いなく

売上を伸ばす際の障壁になってしまいます。

 

つまり、

Amazon物販を稼ぎたいなら

大口出品アカウントが必須ということですね。

 

大口出品と小口出品では、

それぞれ以下の手数料がかかります。

 

 大口出品小口出品
月間登録料or基本成約料月額4,900円1商品販売につき100円
販売手数料8〜45%
カテゴリー成約料80円〜140円

 

 


加藤さとし

以前は、小口出品アカウントで登録後、大口出品アカウントに切り替えることができましたが、今はもうできなくなってしまいました。大口出品アカウントの登録時には本人確認の画像データを提出しなければなりません。

 

Amazonの出品プラン別で発生する「月間登録料」と「基本成約料」

 

大口出品アカウントでは、商品販売の有無に関わらず

月額登録料4,900円がかかります。

 

小口出品アカウントでは、商品を一個販売する毎に

基本成約料100円が発生します。

 

そのため、単純計算をすると

毎月の販売数が50個を超える場合は

大口出品の方がお得になります。

 

中国輸入で簡易オリジナル商品物販をしたい場合、

「大口アカウント」の一択です。

販売者登録の際、小口アカウントを

選ばないよう注意しましょう。

 

Amazon販売時にかかるカテゴリーごとの「販売手数料」

 

販売手数料は、大口出品・小口出品、

いずれの場合も商品販売時に発生します。

 

金額は、出品する商品のカテゴリー

によって変動します。

*販売手数料=商品代金の総額×販売手数料率

商品カテゴリー販売手数料商品タイプ
Amazonデバイス用アクセサリ45%Amazonデバイス用アクセサリ
15%本、カレンダー、雑誌、その他出版物
CD・レコード15%CD、カセットテープ、レコード、その他録音された音楽
DVD15%映画/テレビ番組
ビデオ15%映画/テレビ番組
PCソフト15%業務用、教育メディア、ユーティリティ、セキュリティ、子ども向けソフトウェア
TVゲーム

15%

※一部サブカテゴリーの販売手数料は8%

ゲーム機、ゲーム機用ゲーム、PC用ゲーム/周辺機器
腕時計15%すべての腕時計の商品タイプ
文房具・オフィス用品15%オフィス用品、オフィス電子機器
ホーム(インテリア・キッチン)15%インテリア、キッチン
ホームアプライアンス15%小型白物家電
DIY・工具15%電動工具、機械、作業ツール、照明器具、キッチン/バス設備

産業・研究開発用品

15%産業・研究開発用品
楽器10%ギター、キーボード、バンド&オーケストラ、録音機器、楽器周辺機器
スポーツ&アウトドア10%アウトドア用品、スポーツウェア、自転車
カー&バイク用品10%パーツ、タイヤ、ツール/装備、アクセサリ
おもちゃ&ホビー10%幼児・未就学児用玩具、知育用玩具、乗用玩具、フィギュア、人形、ボードゲーム、お絵描き、手芸、ホビー
エレクトロニクス、カメラ、パソコンの付属品10%(エレクトロニクス、カメラ、パソコン)付属品
ホーム(家具)
  • 1商品あたりの売上合計が20,000円以下の部分には商品代金の15%
  • 1商品あたりの売上合計が20,000円を超える部分には商品代金の10%
家具
エレクトロニクス(AV機器&携帯電話)8%テレビ、CDプレーヤー、カーオーディオ、GPS
カメラ8%カメラ、ビデオカメラ、望遠鏡
パソコン・周辺機器8%デスクトップ、ノートPC、ドライブ、ストレージ
大型家電8%キッチン家電、冷蔵庫、キッチンパーツ/アクセサリ
ドラッグストア
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円以下:8%
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円超:10%
救急用品、サプリメント
ビューティー
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円以下:8%
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円超:10%

(※一部ブランドは20%

香水、スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、バス用品
食品&飲料
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円以下:8%
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円超:10%
飲料、朝食、缶詰、スナック、肉、魚介、チョコレート、デザート、ギフトセット
服&ファッション小物
  • 1商品あたりの売上合計が3,000円以下の部分:12%
  • 1商品あたりの売上合計が3,000円を超える部分:8%
服&ファッション小物
シューズ&バッグ
  • 1商品あたりの売上合計が7,500円以下の部分:12%
  • 1商品あたりの売上合計が7,500円を超える部分:6%
シューズ&バッグ
ベビー&マタニティ
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円以下:8%
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円超:15%
出産、乳幼児ケア用品、哺乳瓶
ジュエリー
  • 1商品あたりの売上合計が10,000円以下の部分:10%
  • 1商品あたりの売上合計が10,000円を超える部分:6%
イヤリング、ネックレス、指輪、ブレスレット
ペット用品
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円以下:8%
  • 1商品あたりの売上合計が1,500円超:15%
ペットフード、ペット用品(犬、猫、小動物
その他のカテゴリー15%その他のカテゴリー

 

 

 

Amazonでメディア商品が売れると発生する「カテゴリー成約料」

 

この記事を読んでいる人には

無関係だと思いますが、

メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD)

の販売時には、カテゴリー成約料が徴収されます。

 

金額は、商品カテゴリーによって

以下のようになります。

 

商品カテゴリーカテゴリー成約料
書籍80円
ミュージック、DVD、ビデオ(VHS)140円

 

 

Amazonの「FBA」を使うと必ず発生する2つの手数料

 

Amazonには、

FBA(フルフィルメント by Amazon)

という便利なサービスがあります。

 

FBAはAmazonの倉庫に商品を送ると、

在庫の管理から、注文が入った時の発送、

返品対応までAmazonが代行してくれる

素晴らしいサービスです。

 

このサービスを利用すれば、

在庫の保管する必要がなく、

また発送作業やクレーム対応といった

利益に直接結びつかない部分にかける時間を

極限まで減らすことができます。

 

個人物販においては利用必須のサービスです。

 

さらに、FBAを利用している場合、

商品に「prime」マークが付くため

ユーザーからの信頼度が上がり

購入につながりやすくなるという

メリットもあります。

 

そんなFBAを利用するには

もちろん手数料がかかります。

 

FBAの手数料は、以下の2つから

構成されています。

 

  • 配送代行手数料
  • 在庫保管手数料

 

この2つの手数料について解説していきましょう。

 

1.AmazonFBA倉庫での配送作業にかかる「配送代行手数料」

 

「配送代行手数料」は、

出荷・梱包・配送

といった作業にかかる手数料で、

商品が売れた時に初めて発生します。

 

配送代行手数料の金額は、

以下5つの商品区分によって異なります。

 

区分条件
寸法重さその他
①FBA小型軽量商品プログラム適用35.0cm x 30.0cm x 3.3cm以内1kg以内販売価格が1,000円以下
②小型サイズ25cm x 18cm x 2.0cm以内250g以内
③標準サイズ*100cm以内9kg以内
④大型サイズ*200cm以内40kg以内
⑤特大型サイズ*260cm以内50kg以内

*寸法=梱包済み商品の長さ、幅、高さの合計

 

 

FBA小型軽量商品プログラムを適用した場合のAmazon手数料

 

取り扱う商品が

 

  1. 商品の包装寸法:35.0cm x 30.0cm x 3.3cm以下
  2. 商品の包装重量:1,000g以下
  3. 販売単価:1,000円以下(すべての割引適用後)
  4. アダルト商品ではない
  5. FBA禁止商品ではない
  6. 危険物(リチウム電池本体およびリチウム電池を同梱する商品など)ではない
  7. アルコール商品ではない
  8. 温度管理が必要な商品(チョコレートなど)ではない
  9. 中古品ではない

 

上記9つを満たす場合は

以下の安い手数料で

販売が可能になります。

 

区分最大寸法重量配送料
FBA小型軽量商品プログラム – 小型25cm x 18cm x 2.0cm以下250g以下193円
FBA小型軽量商品プログラム – 標準135.0cm x 30.0cm x 3.3cm以下1kg以下205円

 

 

ただし、この手数料を適用させるには

「FBA小型・軽量商品プログラム」

への申請が必要です。

 

申請しない限り、上記条件を満たす商品でも

「小型商品」の料金が適用されてしまうのでご注意を。

 

 

小型サイズのAmazon手数料

区分最大寸法重量配送料
小型25cm x 18cm x 2.0cm以下250g以下288円

 

「小型商品」の配送代行手数料は

すべて1個あたり一律288円となります。

 

このように「梱包後のサイズと重量」によって

配送代行手数料は変動します。

 

ここで注意すべきは、

梱包後のサイズ、梱包後の重量

どちらかが規定を超える場合、

小型商品としては見なされず、

上位の商品として見なされる点です。

 


加藤さとし

たとえ軽い商品であっても、ポスターのように折り曲げられず一辺が長い商材は手数料が高くなってしまうので要注意です!

 

標準サイズのAmazon手数料

2023年4月1日まで

区分最大寸法重量配送料
標準135cm x 30cm x 3.3cm以下1kg以下318円
標準260cm以下2kg以下434円
標準380cm以下5kg以下514円
標準4100cm以下9kg以下603円

 

2023年4月1日以降

区分最大寸法重量配送料
標準135cm x 30cm x 3.3cm以下1kg以下318円
標準2a40cm以下2kg以下434円
標準2b50cm以下465円
標準2c60cm以下485円
標準380cm以下5kg以下514円
標準4100cm以下9kg以下603円

*2023年4月1日以降は、標準2がa、b、cの3つの区分にさらに分けられます

 

標準サイズに該当する場合、

「寸法」と「商品+梱包資材の重量」によって

配送代行手数料は変動します。

 

なお、標準サイズの商品は、

梱包済みの状態で

 

  • 最長辺が45cm
  • 中間辺が35cm
  • 最短辺が20cm

 

これらの寸法を上回る場合は

次の大型サイズの手数料になるので

ご注意ください。

 

大型サイズのAmazon手数料

区分最大寸法重量配送料
大型160cm以下2kg以下589円
大型280cm以下5kg以下712円
大型3100cm以下10kg以下815円
大型4120cm以下15kg以下975円
大型5140cm以下20kg以下1,020円
大型6160cm以下25kg以下1,100円
大型7180cm以下30kg以下1,532円
大型8200cm以下40kg以下1,756円

 

「大型商品」も標準商品と同様、

梱包後のサイズと重量によって

配送代行手数料は変動します。

 

なお、大型商品のサイズは200cm、

重さは40kgが上限です。

 

 

特大型サイズのAmazon手数料

区分最大寸法重量配送料
特大型1200cm以下50kg以下2,755円
特大型2220cm以下3,573円
特大型3240cm以下4,496円
特大型4260cm以下5,625円

 

特大型の商品はサイズが260cm、

重さは50kgが上限です。

 

この上限を超える商品に関しては

FBAサービスを利用できません。

 

 

2.Amazonの倉庫で保管している商品にかかる「FBA在庫保管手数料」

 

「FBA在庫保管手数料」は、

Amazonの倉庫で保管されている

すべての商品に対して毎月発生する手数料です。

 

意識していないと気づきにくいのですが、

在庫期間が長く、大きなサイズの商品ほど

高額になるので注意が必要です。

 

在庫保管手数料は以下のように計算します。

ちょっと複雑ですが、

2~3カ月で売れる在庫であれば

驚くような費用にはなりません。

 

 

計算式にある「月額基準金額」は、商品カテゴリーや

商品サイズ区分、月によって変動します。

 

①月額基準金額(服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外のカテゴリー)

小型/標準の商品大型/特大型の商品
1月〜9月5.160円4.370円
10月〜12月9.170円7.760円

 

②月額基準金額(服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリー)

小型/標準の商品大型/特大型の商品
1月〜9月3.10円3.10円
10月〜12月5.50円5.50円

 

 

(例)在庫保管手数料の計算例

FBA料金シミュレーター-1

  • 商品サイズ(およそ):2×12×18cm(標準サイズに該当)
  • 在庫期間:4月1日〜4月30日
  • 保管日数:30日
  • 当月の日数:30日(4月は30日まで)
  • 月額基準金額:5.160円(服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外のカテゴリー、小型/標準の商品、1月〜9月)

 

計算式

5.160円×(2×12×18/10×10×10)×30/30
=5.160×0.432
=約2円

 

まぁ、大した金額ではありませんよね。

 

ちなみに、すでにAmazonで販売中の商品なら、

FBA料金シミュレーターを使うことで

この「在庫保管手数料」も自動計算してくれる他、

各Amazon手数料を把握できるので便利です。

 

FBA料金シミュレーター-2

 

検索窓に商品名、ISBN、ASIN等を入力して

検索をクリックすると以下の画面が表示されます。

FBA料金シミュレーター-3

計算をクリックします。

 

FBA料金シミュレーター-4

すると、このような感じで

在庫保管手数料などが表示されます。

 

 

AmazonFBAを使う際にかかる、その他手数料とは?

 

ここで紹介するAmazonの手数料は、

ケースバイケースで随時発生する

可能性があるものです。

 

FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料

 

Amazonで商品を販売していると

販売不可となった商品在庫

どうしても出てきます。

 

ほとんどは「購入者からの返品」です。

 

そして、この返品不可商品についても

在庫保管手数料の対象となります。

そのため返送もしくは所有権の放棄を

なるべく早く取る必要があります。

 

そんな不良品に対して、

Amazonの倉庫から自分の元へ返送してもらうか

所有権を放棄(=廃棄)してもらうか

どちらかを選ぶ必要があります。

 

この時、商品サイズによって

以下の手数料が発生します。

 

サイズ重量手数料
小型・標準サイズ0~200g商品1点あたり30円
201~500g商品1点あたり45円
501~1,000g商品1点あたり60円
1001g~商品1点あたり100円 + 1,000gを超えた分の1,000gにつき40円
大型および特大型0~500g商品1点あたり80円
501~1,000g商品1点あたり110円
1,001~2,000g商品1点あたり140円
2,001~5,000g商品1点あたり200円
5,001g~商品1点あたり350円 + 5,000gを超えた分の1,000gにつき40円

 

 


加藤さとし

販売個数が多ければそれだけ販売不可商品の発生数も比例して出てくるので、定期的にどちらかを実施しておきましょう。

 

購入者返品手数料

 

購入者返品手数料とは、

 

  • 服&ファッション小物
  • シューズ&バッグ

 

この2つのカテゴリで販売している

商品にかかる手数料です。

 

もし、30日間の返品送料無料期間内で

返品されてしまった場合は、

FBA手数料の合計と同額の手数料がかかります。

 

なお、2023年3月31日までは

購入者返品手数料が免除される

無料プロモーションが実施されているため

終了期限までは費用が発生しません。

 

長期在庫保管手数料

 

Amazonの倉庫(Amazonフルフィルメントセンター)に

365日間以上保管している在庫品に対しては、

「長期在庫保管手数料」が徴収されます。

 

金額は、1,000立方cm3(10×10×10cm)あたり

月額17.773円です。

毎月15日に、在庫内のチェックが実施されます。

 


加藤さとし

回転しない商品在庫を大量に保管しておくと長期保管手数料が無駄に発生してしまうので、Amazon倉庫に保管しておく在庫数は、3ヶ月間分ほどの販売数を維持しておくよう調整が必要です。

 

在庫保管超過手数料

 

これはなかなかないとは思いますが、

Amazonの倉庫にある在庫数が

規定されているFBA保管制限量を超えると、

在庫保管超過手数料が発生してしまいます。

 

在庫保管超過手数料は1立方メートルあたり

31,727円と非常に高額のため、保管制限を

超えないように注意しなければいけません。

 

この手数料は毎月請求されます。

 

在庫保管制限のステータスは、

セラーセントラルへアクセスし

在庫のパフォーマンスダッシュボードの

保管容量または納品プランの管理から確認できます。

 

 

納品不備受領作業手数料

 

FBAサービスを利用するには、Amazonの倉庫へ

商品を納品することになります。

 

その際、納品ルールを守らないで納品すると

受け取り拒否をされてしまうか、

Amazonの裁量で受領される場合があります。

 

この時に発生する費用が

「納品不備受領作業手数料」です。

 

金額は、ルール違反した内容と

コーチングレベルによって異なります。

 

コーチングレベルは軽微、悪化、重大の

3段階に分けられています。

 

納品不備を繰り返してしまうと

軽微→悪化→重大へ引き上げられ、

手数料が高額になってしまいます。

 

ルール違反した内容コーチングレベル
軽微悪化重大
ラベル貼付の不備とエラー51円81円81円
ビニール袋で梱包していない92円102円102円
エアキャップで梱包していない92円122円122円
テープで梱包していない51円81円81円

 

 


加藤さとし

FBA納品時の商品梱包は、ルールに則って正確に実施する必要があります。中国輸入であれば代行会社にFBA直接納品を依頼すればすべて任せられるので心配はいりません。

 

商品ラベル貼付サービスの手数料

 

Amazonは、ラベル貼付けを出品者の代わりに

行ってくれる「FBA商品ラベル貼付サービス」を

提供しています。

 

特大サイズ商品以外なら利用できますが、

以下のようにかなり割高なので

オススメしません

 

商品サイズ1枚あたりの料金
FBA小型軽量商品10円
小型/標準サイズ20円
大型51円

 

 

FBA梱包準備サービス手数料

 

同じく、梱包をAmazonが代わりに

行ってくれるのが「FBA梱包準備サービス」です。

 

こちらも特大サイズ商品以外なら利用できますが、

割高のため中国輸入には不向きです・・・

 


梱包要件
1点あたりの料金

小型・標準サイズ大型サイズ
袋入れ25円92円
テープ貼り20円51円
エアキャップ+ラベル貼り付け51円143円

 

 

クーポン償還手数料

 

Amazonでクーポンを発行した場合にかかる

手数料が「クーポン償還手数料」です。

 

ただし、発行した時点では費用はかからず

クーポンを使って商品が購入された時点で

1クーポンにつき60円が発生します。

 

たとえば、100人がクーポンを使って

購入した場合の手数料は

60円×100人=6,000円です。

 

 

大量出品手数料

 

Amazonでメディア以外の商品を

200万点以上出品している場合にかかるのが

大量出品手数料」です。

 

手数料は1SKUにつき0.05円です。

 

一応紹介しましたが、SKU数が200万点を

超えることはほぼないと思うので、

あまり気にしなくてもいいです。

 

 

Amazonの経費・手数料を自動計算してくれる「アマテラス」

 

ここまで見てきたように、

Amazonで出品・販売する際は

手数料が発生します。

 

Amazon販売でかかる手数料-min

 

さらに、商品を海外から輸入する場合は、

 

  • 仕入れ商品原価
  • 代行業者手数料
  • 国際関税
  • 国際配送料

 

こういった費用もかかります。

 

初めにお伝えしたとおり、

物販・転売ビジネスで利益を上げるには、

売上と手数料等の費用を正確に

把握することが必須ですが・・・

 

これらの費用をその都度計算するのは

正直言って、すごく面倒です。

 

しかし、加藤が開発した

AmazonSEO分析ツール&リサーチツール

アマテラス」なら、こういった経費計算を

一発で行うことができます。

 

 

アマテラスでは

  • Amazon検索順位の追跡
  • 売上・経費集計
  • 競合商品の調査

といった売上アップに欠かせない

様々な情報を効率的に取得できます。

 

アマテラスは、これからAmazon販売に

本腰を入れていく方の強力なサポート役になるので、

ぜひ導入して売上アップを目指してください!

 

まとめ

 

今回はAmazonの出品・販売手数料

について徹底的に解説しました。

 

各手数料を把握していると、

アリババなどで中国のオリジナル製品候補を

見つけた際、すぐに利益計算が可能になり、

ビジネスにスピードが生まれます。

 

今回の内容を再度読み返して

自分には何の手数料が必要なのかだけでも

理解しておいてください。

 

なお、Amazonは手数料を定期的に改定します。

公式HPやAmazonから来るメールは定期的にチェックして

おおよその手数料は常に把握しておきましょう。