ネット物販歴20年超えの専門家 加藤さとしです。
Amazon物販を始めるにあたり、
最初にやらないといけないのが
出品アカウントの登録です。
登録って面倒だし、難しくないのかなぁ?
と不安に思っている・・・
または、
登録を進めてるけど、よくわからない
部分があって困っている・・・
この記事では、そんな方たちに参考にしてほしい
「Amazon出品アカウントの登録方法・流れ」
について解説していきます。
記事内では、最初につまづきそうなポイントや注意点を
スクリーンショット付きで紹介しているので、
記事を事前に読んでおくことで
登録作業がスムーズに進むはずです。
さらに、出品アカウント登録後に必須の
初期設定(初期登録)についても解説します。
中には法律に関わる重要な登録項目もあるので、
ぜひ飛ばし読みをすることなく
最後まで読んでいただければと思います。
Amazon出品アカウント登録方法の流れ
Amazon出品アカウント登録方法の
大まかな流れは以下のとおりとなっています。
①出品アカウント作成時に必要なものを用意
②出品アカウントの作成
③個人情報の登録
④クレジットカード情報の入力
⑤ストア情報の入力
⑥本人確認書類のアップロード
⑦Web面談の日程決定
①出品アカウント作成時に必要なものを用意
出品アカウント作成にあたり、まずは
以下の必要なものを準備しましょう。
- Amazon購入用のアカウント
- 銀行口座
- クレジットカード
- メールアドレス
- 電話番号
- 本人確認用の書類(運転免許証orパスポート)
②出品アカウントの作成
必要なものが準備できたら、
アカウント登録作業に移ります。
最初にAmazon公式HPへ行き、
購入者用のアカウントでログインしてください。
Amazon出品アカウントを作る際は
購入者用アカウントと紐付ける必要があります。
購入者用アカウントの取得がまだの人は、
「アカウント&リスト」の「新規登録はこちら」
より取得を進めてください。
購入者用アカウントでログインしたら、
「アカウント&リスト」→「アカウントサービス」を
クリックします。
次に「その他のアカウント」内にある
「出品サービスアカウント」をクリックします。
「さっそく始める」をクリックしてください。
「Amazonアカウントを作成」をクリックします。
名前、メールアドレス、パスワードを入力して、
「次へ」をクリックします。
メールアドレスですが、できればGmailなどで
Amazon物販専用のアドレスを取得、
設定しておくことをおすすめします。
このメールアドレスには、Amazonからの
重要な情報が届く場合もあります。
万が一、他のメールと紛れてしまうと
重要情報を見落としてしまう恐れもあるので、
専用アドレスを設定しておきましょう。
入力完了後、設定したメールアドレスに
認証用のコードが送信されるので確認、
コードを入力して「アカウントの作成」を
クリックします。
- 事業所の所在地
- 業種(法人、個人事業主等)
- 氏名
それぞれ入力したら、
「同意して続行する」をクリックします。
③個人情報の登録
ここでは、
- 国籍
- 出生国
- 身分証明証の番号、発行国、名前
- 生年月日
- 住所
を入力します。
身分証明証は、パスポート、運転免許証、
戸籍証明書のいずれかを選べます。
自宅住所の入力に抵抗がある場合の対処方法
Amazonで販売する際は住所登録が必須ですが、
副業でAmazon物販を始める人の中には
自宅の住所を入力するのに抵抗がある・・・
という人もいるのではないでしょうか?
特に、販売事業者として登録する「大口出品者」は
特定商取引法の関係で、氏名、住所等が開示され
誰でも閲覧できる状態になります。
もし自宅住所を載せたくないのであれば
バーチャルオフィスやレンタルオフィスを借りて
そこの住所を載せる方法もあります。
バーチャルオフィスやレンタルオフィスは
安ければ月額1,000円程度から借りられるので、
検討してみてもいいでしょう。
本人確認の実施
個人情報の入力が完了したら、
本人確認の実施を行います。
確認方法は「SMS」または「電話」の
2通りがあり、どちらを選んでも構いません。
たとえば、「SMS」を選んだ場合は
電話番号を入力後、「SMSを送信する」を
クリックします。
SMSで送られてきたワンタイムパスワードを入力後、
「検証」をクリックしてください。
「認証が正常に完了しました」と表示されたら、
「次へ」をクリックします。
④クレジットカード情報の入力
ここではクレジットカード情報を入力します。
Amazonで販売をする際は
月額料金や販売手数料等がかかり、
これらの料金をクレジットカードで
支払うことになります。
クレジットカードはできれば、
プライベートで使っているものとは
別のものを用意しておきましょう。
プライベートと事業用のものを分けておけば
日々の帳簿付けや確定申告の手続きが楽になりますし、
毎月のお金の流れも把握しやすくなります。
ちなみに、登録できるクレジットカードは、
AMEX、VISA、Mastercardのいずれかです。
JCBやダイナースクラブなどは
使えないのでご注意ください。
⑤ストア情報の入力
ここでは、
- ①ストア名
- ②商品コードの有無
- ③メーカーまたはブランド所有者の有無
- ④ブランド商品登録の有無
を入力します。
ストア名は、最初は何でもいいですが
基本的に無難な名称にしましょう。
あと、アマゾン内にすでにあるストア名の場合
エラーが出て設定ができません。
②〜④に該当しない人は「いいえ」を選び、
「ストア名」のみを入力します。
ストア名の重要性と付け方について
ストア名は、Amazon商品ページや
出品者一覧ページに表示されます。
ここはユーザーがチェックする可能性もあり、
場合によってはストア名の付け方によって
売上が変わることもあります。
たとえば、あなたが腕時計用のベルトを購入したいと思い、
商品ページを見たところ、次のようなお店が表示されました。
直感的にどこから買いたいと思いますか?
①田中一郎のショップ
②aksjidfueirueu
③激安殿堂リサイクルショップ
④【創業80年】腕時計専門店の市原匠時計
たぶん、多くの人は④を選ぶのではないでしょうか?
ショップごとの価格差がない場合、
もしくは高価格のものを購入する場合などは
そのショップが信頼できるかどうか
といった点も購入材料の一つになります。
ストア名はショップの顔とも言え、
ユーザーはストア名を見て信頼できるかどうか
判断する可能性もあるので、適当に付けることは
絶対に避けなければいけません。
ストア名を付ける際のポイントですが、
以下の点を特に意識してみてください。
実際にありそうな店舗名にする
個人ではなく業者が運営している雰囲気を出す(◯◯ストア、◯◯ショップ、◯◯本舗)
特化した商品を売る場合は,そのジャンル名を記載して専門店っぽくする(ファッションストア◯◯、メンズアクセサリー専門の◯◯)
アピールポイントを併記(全品送料無料、年中無休・即日発送、30日間返金保証、コンビニ決済・代引き可)
反対に、以下のようなストア名は
避けるのが無難です。
- 個人名、本名をそのまま入れた店舗名
- 意味のないアルファベットを羅列した店舗名
- その商品と全く関係のない店舗名
また、Amazonはストア名の規約も設けているので、
以下を併せて確認しておいてください。
- 重複していない出品者固有の表示名、またはニックネームを登録すること
- Amazonや、 第三者の商標を含む名前は登録しないこと
- 「_」または「_」以外の特殊記号を登録しないこと
- 絵文字を使わないこと
- 他の出品者や購入者が不快に思うような名前や、公序良俗に反する名前は登録しないこと
ちなみに、ストア名は後から
変更することも可能です。
取り扱いジャンルを変更する場合や
新たな実績をアピールポイントとして追加したい場合、
セール実施時に【全品セール実施中!】と記載したい
場合などには変えてみるのもいいでしょう。
【ストア名の変更方法】
①セラーセントラルトップページ右上の「設定」
→「出品用アカウント情報」をクリック
②「出品者のプロフィール」をクリック
③「ストアの詳細」の右側にある「編集」をクリック
⑥本人確認書類のアップロード
ここでは以下の本人確認書類を
アップロードします。
- 身分証明書:パスポートまたは運転免許証
- その他の書類:インターネットバンキング取引明細書、預金通帳の取引明細書、残高証明書、クレジットカード明細書のいずれか(過去180日以内に発行したもの)
身分証明書については、写真の文字潰れがなく
鮮明であればスマホで写したものでもOKです。
その他の書類は、紙ベースの明細書をスマホ等で
撮影して添付するか、PDF形式のWeb明細書を添付します。
CSV形式/Excelの利用明細や
スクリーンショット(画面キャプチャ)は
不可となっているのでご注意ください。
書類をアップロードしたら
「送信」をクリックします。
当然ですが、他人の証明書をアップロードしても
⑦アマゾン側とのWeb面談の日程決定
以前までは、本人確認書類を提出した段階で
Amazonの審査が入り、審査が下りれば
アカウントが発行されていました。
しかし、最近では新たにAmazon担当者との
Web面談が追加されてしまいました・・・
Amazonは詐欺・不正行為の撲滅や
偽ブランド品の取締り等に力を入れており、
Web面談もその一環であると考えられます。
とはいえ、正直言ってやりすぎですが^^;
※いまのところWeb面談をするのは全員ではなく
ランダムで抽出された人が対象のようです。
こちらの画面が表示されたら、
Web面談の実施場所を選択します。
ビデオ通話、出品者の自宅・オフィス等、Amazonオフィスの
3つの選択肢がありますが、場所によってはビデオ通話しか
選択できなくなっています。
希望の面談日時も選択します。
面談は30分以内で、主に登録情報や身分証明書、
本人の顔の確認などが行われます。
問題がなければ、その後登録したメールアドレスに
アカウント登録完了のメールが送られてきて
登録手続きは終了となります。
Amazon出品アカウント登録後、やっておかないとマズイ初期設定5つ
Amazon出品アカウントの登録が完了したら、
出品作業を始める前に以下の5つの項目を確認、
必要な場合は設定をしてください。
①小口出品アカウント、大口出品アカウントの選択
②銀行口座の登録
③出品者情報の入力(特定商取引法に基づく表記)
④正式名称/販売業者名の入力
⑤古物商許可の登録(中古品を販売する場合のみ)
上記項目は、Amazon出品者の専用ページ
「セラーセントラル」から設定できます。
①小口出品アカウント、大口出品アカウントの選択
Amazon出品アカウントには、
小口出品と大口出品の2種類があります。
アカウント作成時は小口出品になっていますが、
大口出品に変更することができます。
最初に結論からお話ししておくと…
これから月5000円以上、Amazon物販で稼ごうと
考えている人は、大口出品が必須となります。
その理由としては、Amazonで販売する際
小口出品だと以下のような規制・制限があり、
ビジネス的に圧倒的に不利だからです。
- 商品を1個販売するごとに100円の基本成約料がかかる
- 出品カテゴリーに制限がある
- 新規出品ができない(相乗り販売のみ)
- カートの獲得資格がない
- 購入者が選べる配送・支払い方法のバリエーションが少ない
- スポンサープロダクト広告が利用できない
- 売上につながる各種レポート閲覧やツールの使用ができない
大口出品アカウントは、毎月の基本利用料として
月額4,900円の固定費がかかります。
ただ、どちらにしろこの金額以上を売り上げるつもりであれば
必要経費だと捉えましょう。
出品アカウントの変更は、
Amazonセラーセントラルトップページで
「設定」→「出品用アカウント情報」を
クリックします。
「ご利用のサービス」の「サービスの管理」を
クリックします。
「Amazon出品サービス」の横にあるリンクより
出品アカウントの変更ができます。
②銀行口座の登録
Amazonからの売上金振込先を登録します。
もちろん、アカウント登録名と
同じ名義の銀行口座でないといけません。
あと、普段の生活資金と混ざらないように
物販専用の口座を登録しておくのがお勧めです。
銀行口座の登録は、セラーセントラルトップページより
「設定」→「出品用アカウント情報」
→「銀行口座情報」をクリックします。
「支払情報」の中にある
「銀行口座情報」をクリックします。
「銀行口座情報を変更」をクリックして、
氏名、口座番号等を入力します。
③出品者情報の入力(特定商取引法に基づく表記)
大口出品アカウントで販売する場合、
Amazonでは「特定商取引法に基づく表記」が
必要になります。
これは消費者がショップの信頼性を
判断するためのもので、消費者の利益を守るため、
販売者には記載が義務付けられています。
出品者情報の入力は、セラーセントラルトップページより
「設定」→「出品者アカウント情報」
→「出品者のプロフィール」をクリックします。
ここでは、次の4つを入力します。
- 表示名(店舗名)
- カスタマーサービス用のEメール
- 問い合わせ先電話番号
- 運営責任者名
住所や電話番号を載せたら危険では・・・?
と思われると思うかもしれませんが、
これまでの長い経験上、ここに掲載したからといって
特に何かあったことはないです。
加藤さとし
④正式名称/販売業者名の入力
Amazonセラーセントラルトップページより
「設定」→「出品用アカウント情報」
→「正式名称/販売業者名」をクリックします。
「法人名」の部分に法人の場合は「法人登記名」、
個人の場合は「個人名」を入力し、
「更新」をクリックします。
この部分の名前ですが、アカウント登録時の名前と
異なっていても問題ありません。
⑤古物商許可の登録(中古品を販売する場合)
Amazonで中古品を転売したい場合などは
古物商許可証の登録をします。
Amazonセラーセントラルトップページより
「設定」→「出品用アカウント情報」
→「許認可情報」をクリックします。
ライセンスの種類から「古物商許可」を選択し、
ライセンスIDを入力してください。
ちなみにですが、
インターネット上であっても、古物商の許可なしに
商売として中古品を販売することは「違法」です。
もし万が一、摘発された場合は、
3年以下の懲役または100万年以下の罰金
ですので、せどりなど転売で稼ごうとする人は十分ご注意を。
まとめ
今回は、Amazon出品アカウントの
登録方法と初期設定について解説しました。
ここまで見てきたように
とりわけ難しい作業はありません。
ただし、
最近は、Web面談の実施が追加されるなど、
過去と比べて販売業者に対する審査が
厳しくなっています。
入力ミス等がある場合は、通常よりも
アカウント開設までに時間がかかってしまうため
細心の注意で登録を進めましょう。
また、Amazonのアカウント作成後は必要に応じて
- 小口出品アカウント、大口出品アカウントの選択
- 銀行口座の登録
- 出品者情報の入力(特定商取引法に基づく表記)
- 正式名称/販売業者名の入力
- 古物商許可の登録(中古品を販売する場合のみ)
こちらの5つも忘れずに入力しましょう!