Amazon物販ビジネスを始める際に必要な物は?資金はどれくらい必要?-min

 

ネット物販歴25年超え

中国輸入Amazon物販の専門家 加藤さとしです。

 

この記事ではタイトル通り、

Amazon物販ビジネスを始める際に必要なもの

をまとめました。

 

銀行口座などの絶対必要なものはもちろん、

用意しておくことで作業効率が格段に上がるもの、

得するものなども紹介しています。

 

Amazon物販を始めたいけど、

まず何から準備すればいいのかわからない。

 

そんな方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

Amazon物販ビジネスで絶対必要なもの一覧

Amazon物販ビジネスで絶対必要なもの一覧-min

 

 

①銀行口座

 

銀行口座は、Amazonの売上を振り込む時や

各種支払いをする時に使います。

 

すでに持っている口座を使ってもいいのですが、

注意点は「プライベートで使う口座とビジネス用の口座は

できるだけ分けること」です。

 

ビジネスで使うお金と生活資金を一緒にすると、

お金の管理が難しくなってしまいます。

 

また年度末に確定申告をする際も非常に面倒なので、

口座が1つしかない人は、この機会に開設しておくことを

おすすめします。

 

ビジネス用の口座を持っていれば、

会計ソフトと連携して売上・経費を

一括仕訳することも可能です。

 

銀行口座はどこでもいいのですが、

ネットバンクは手数料が安く、

ネット上からいつでも口座残高を確認したり

24時間365日振り込みができたりするので便利です。

 

よく使われているネットバンクは、

 

  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)

 

です。

 

もしくは大手の

 

  • 三菱UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • 三井住友銀行

 

といった銀行もネット上から

様々な手続きができます。

 

 

口座タイプに注意

 

銀行口座は、個人用口座事業用口座

2種類があります。

 

一般的に個人用口座は家賃の支払いや

日常生活での振り込みなどに使われます。

 

事業用口座は、売上の入金や

経費支払い時に使われます。

 

個人用口座でも売上入金や経費支払いは可能ですが、

口座が凍結される恐れもあるので

注意しなければいけません。

 

たとえば、楽天銀行は事業目的で

個人用口座を利用することを

禁止しています。

 

楽天銀行口座の取引規定-min

 

このようなリスクを避けるためにも、

可能であれば事業用口座を

作っておくのがおすすめです。

 

ただし、事業用口座開設の際は

開業届が必須となります。

 

 

②クレジットカード

 

クレジットカードは、Amazon物販の仕入れをする際や

各種経費の支払いで使います。

 

クレカ払いは、現金払いにはない

以下のようなメリットがあります。

 

  • 支払額に応じたポイントやマイルを貰うことができる
  • 支払いを遅らせることができる(キャッシュフローが良くなる)
  • 経費の管理が楽になる(会計ソフトと連携することで、経費の仕分けを一括でできる)

 

Amazon物販では普段の生活費の支払いよりも

大きな支出を伴うことが多いので、クレカは

必ず用意しておいてください。

 

 

Amazon物販でおすすめのクレジットカードは?

 

クレカは様々な会社が提供していますが、Amazon物販で使うなら

SPGアメックスカード(新マリオットボンヴァイアメックスカード)

がおすすめです。

 

SPGアメックスを利用する

主なメリットは以下の通りです。

 

  • 仕入れで使っても安心(他のカードで海外仕入れをすると利用限度額が下げられることもある)
  • 与信枠を無限に引き上げられる(アメックスの口座に事前入金することで、入金した分、与信枠を広げることが可能)
  • 毎年、高級ホテルに1泊無料で宿泊できる
  • SPG、マリオット、リッツカールトン系列のゴールド会員になれる
  • 溜まったポイントは世界中の航空会社のマイルにお得に交換できる
  • ポイントの有効期限が実質永久

 

このカードは飛行機に乗ることが多い、

ホテルによく宿泊する、旅行が好きな人には

特におすすめです。

 

税込34,100円の年会費がかかりますが、

仕入れや広告費の支払い等で使っていれば

それをはるかに超える特典が受け取れます。

 

ただ、34,100円はちょっと高い・・・という人は、

はじめのうちは楽天カードのような無料のクレカでも十分です。

 

仕入れ額が大きくなってきたら、

SPGアメックスへの切り替えを

考えてみてください。

 

 

③作業用の端末&ネット回線

 

作業用の端末」と「ネット回線」は

Amazon物販ビジネスに必須です。

 

リサーチ、代行業者とのやりとり、

FBAへの納品作業などあらゆるシーンで

使います。

 

端末は、基本的にパソコンを推奨します。

Mac、Windowsどちらでも大丈夫です。

 

スペックについては、動画編集等を

するわけではないので、ハイスペックな

必要はありません。

 

安いノートパソコンなら

2、3万円程度〜買えます。

 

タブレットでもiPadなどある程度

スペックが高いものであれば使用できます。

 

スマホも最近は高性能になっていますが、

やはり画面が小さい分使いづらく

作業効率は落ちてしまいます。

 

メイン端末なら、ある程度画面が大きい

パソコンやタブレットを用意しましょう。

 

ネット回線は固定の光回線、外出先でも作業するなら

モバイルWiFiを1台契約しておくと便利です。

 

 

④携帯電話・スマートフォン(電話番号)

 

電話番号は、Amazonアカウント作成や銀行口座の開設、

クレジットカード作成時等に必要です。

 

また、Amazonへ出品するにあたり、

出品者は特定商取引法の関係でショップの概要欄に

電話番号を記入する必要があります。

 

もしプライベートの電話番号を使いたくない・・・という人は、

Smatalk」などの電話アプリを使うことで、無料で

別の番号を使用することができます。

 

 

商品撮影で使うカメラはいらない?

 

Amazonへ出品する際は

商品写真を用意する必要があります。

 

商品写真撮影時に使う

カメラはなくても構いません。

 

最近はランサーズやクラウドワークスを使えば

1枚5,000円程度でプロのカメラマンに

撮影依頼ができます。

 

Amazon物販ビジネスでは

「商品写真」は非常に重要な要素です。

 

写真の良し悪しによって

売上が大きく変わることも

珍しくありません。

 

良い写真を撮るには、良いカメラを使うことはもちろん、

照明器具などの環境を整える必要がある他、知識も必須です。

 

素人では難しい部分もあるので、

商品撮影は外注すればOKです。

 

 

⑤メールアドレス

 

メールアドレスは、各種登録時や

代行業者とやりとりをするときなどに使います。

 

有料、無料を問いませんし、

今使っているアドレスでも

問題ありません。

 

これから取得するなら

GoogleのGmailでいいでしょう。

 

 

⑥仕入れ、経費支払いのための資金

 

仕入れ、経費支払いのための資金も必要です。

 

資金は仕入れ時だけでなく、

FBA大口出品の月額手数料4,900円や

広告費(スポンサープロダクト広告、Google広告等)を

払う際などにも使います。

 

以下は中国輸入Amazon販売で

かかる主な費用です。

 

  • 商品代金
  • 中国国内の送料
  • 国際送料
  • 代行会社へ支払う手数料
  • 関税
  • 中国輸出通関手数料・税関手数料
  • 消費税
  • Amazon販売手数料
  • カテゴリー成約料
  • Amazon FBA手数料

 

仕入れ費用(商品代金)は、

どんな商材を仕入れるかに

よっても変わります。

 

たとえば中国から輸入する場合は、

安いものだと1個100円〜500円程度で

仕入れが可能です。

 

このときの仕入れ費用は

5万円程度あれば大丈夫です。

 

逆に、欧米から仕入れるブランド品は単価が高いので、

ある程度まとまった資金が必要になります。

 

 

⑦Amazonの購入、出品用アカウント

 

Amazonで販売するなら、

購入用アカウント、出品用アカウント

両方が必要です。

 

アカウント作成時は

 

  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 本人確認書類(運転免許証orパスポート)

 

を手元に用意しておいてください。

 

 

⑧Amazon物販の知識

 

どんなビジネスにも言えることですが、

最初は基本を学び、その教え通りに

実行することが重要です。

 

Amazon物販ビジネスでも、

最初に基本となる知識を

学ぶことは必須です。

 

いきなり自己流でやっても、

全く売れずに失敗する可能性が

非常に高いでしょう。

 

なお、ネット上にはAmazon物販に関する

様々な方法がありますが、中には間違っていたり

古くて使えないものがあったりするので注意してください。

 

たとえば、以前のAmazonなら中国から安く仕入れて

それを少し加工し、Amazonで売るだけで利益が出ましたが、

競合が増えた今はそれだけでは売れません。

 

手法はその時その時の状況に応じて

変えていく必要があるのです。

 

 

Amazon物販ビジネスで場合によっては必要になるもの一覧

Amazon物販ビジネスで場合によっては必要になるもの一覧-min

 

⑨PayPal口座

 

PayPalは世界で3億人以上が利用する、

アメリカのオンライン決済・送金サービスです。

 

銀行口座やクレジットカードを登録しておくことで、

支払い時に銀行口座やカード情報を入力しなくても

送金・決済が可能になります。

 

Amazon物販ビジネスでは、代行業者への支払いで

クレカ払いをしたい時に使います。

 

後ほど解説しますが、仕入れや代行業者への支払いは

銀行振り込みではなくクレカ経由の方が

圧倒的にメリットが多いです。

 

代行業社への支払いをクレカでするには

PayPalが必要なので、まだ口座を持っていない人は

開設しておくことをおすすめします。

 

 

⑩Google Chrome

 

Google Chromeは、GoogleのWebブラウザです。

 

WindowsはInternet Explorer、MacはSafariが

デフォルトのブラウザですが、 Amazon物販の

作業をする際はGoogle Chromeが便利です。

 

Google Chromeには”拡張機能”が搭載されており、

機能を追加することで、より効率的に

作業できるようになります。

 

大幅な時間短縮になるので、できれば

インストールしておくのがいいでしょう。

 

 

⑪プリンター

 

プリンターは、AmazonFBA納品で

ラベルシールを印刷するときに使います。

 

インクジェットプリンターとレーザープリンターの

2種類がありますが、できれば

レーザープリンター」の方がいいです。

 

レーザープリンターは滲みにくいので、

納品時に「ラベルの滲みによる不備」が

起きづらいです。

 

また、インクジェットプリンターと比べて

印刷コストが安いというメリットもあります。

 

海外から商品を輸入する場合は、代行業者に

FBA倉庫へ直送してもらうこともできますが、

最初は自分で納品すると思うので、

プリンターがないなら持っておいた方がいいでしょう。

 

 

⑫各種消耗品

 

自分でFBA倉庫へ納品する際は、

以下のようなものが必要です。

 

  • 商品ラベルシール
  • 梱包用テープ
  • FBA納品時に使用する段ボール
  • ハサミ、カッター
  • プチプチなどの緩衝材

 

なお、商品ラベルシールには規定があります。

 

Amazonで「ラベルシール FBA」と

検索すれば「FBA対応のラベルシール」が出てくるので、

それを買うようにしてください。

 

 

⑬会計ソフト

 

会計ソフトは、確定申告の

書類作りで使用します。

 

Amazon物販ビジネスを始める際に導入し、

経費や売上は日々こまめに入力しておきましょう。

 

確定申告直近にまとめてやろうとすると

とても大変ですし、抜け漏れが起こる

恐れもあります。

 

会計ソフトには、クラウド型とインストール型の

2種類があります。

 

おすすめは「クラウド型」です。

 

クラウド型はデータをインターネット上に保存するので、

端末を問わずどこからでもアクセスが可能です。

 

さらに、銀行口座やクレジットカードと連携ができ、

売上や支払いデータを自動で取り込み

仕訳までしてくれます。

 

クラウド型の会計ソフトは

 

  • MFクラウド
  • やよい
  • freee(フリー)

 

この3つが人気です。

 

 

⑭各種資格、届け出

 

会社員の方がAmazon物販ビジネスなどの

副業で年間20万円以上の所得を得た場合は、

確定申告が必要になります。

 

このとき「開業届」と「所得税の青色申告承認申請書

を提出しておけば、青色申告特別控除の適用により

55万円の控除を受けれます

 

現状、開業届の提出は義務ではありませんが、

個人事業主の方であれば年間38万円以上、

会社員であれば年間20万円以上の所得が

発生する可能性がある人は

提出しておいた方がいいでしょう。

 

また、販売するものによっては

事前に許可をとったり書類の届出が

必要だったりします。

 

たとえば、中古品を販売するなら

古物営業許可」を事前に

取得しておく必要があります。

 

海外から商品を輸入する場合は、

商品の種類によっては

事前に届出を出さなければいけません。

 

たとえば、ワシントン条約に該当する

動物の皮革を使った製品を輸入する際は、

輸出国の政府機関が発給する輸出許可証

経済産業省が発給する輸入承認証等が必要です。

 

こうした許可証がないと、せっかく仕入れても

税関で止まって輸入できなかったり、

販売できなかったりするので注意してください。

 

 

まとめ

 

今回はAmazon物販ビジネスを始めるにあたり

必要なものを紹介しました。

 

Amazon物販スタート時に用意しておくべきもの

 

①銀行口座
②クレジットカード
③作業用の端末&ネット回線
④携帯電話・スマートフォン(電話番号)
⑤メールアドレス
⑥仕入れ、経費支払いのための資金
⑦Amazonの購入、出品用アカウント
⑧Amazon物販の知識
⑨PayPal口座
⑩Google Chrome
⑪プリンター
⑫各種消耗品
⑬会計ソフト
⑭各種資格、届け出

 

⑨以降は必須ではありませんが、

いずれ使う時が来るのですべて

最初に用意しておくといいでしょう。

 

特に資格や届出は、その人によって

揃えるものが変わってきます。

 

たとえば、開業届と所得税の青色申告承認申請書を

出していなければ「青色申告特別控除」を受けられず、

実質55万円の損をしてしまいます。

 

自分は何を用意しなければいけないのか、

最初に必ず確認しておいてください。