Aliexpressで買ってはいけないと言われる理由は?購入NG商品も紹介

 

中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。

 

この記事を読んでいるあなたは、

 

Aliexpress(アリエクスプレス)を利用してみたいけど、

「買ってはいけない」と聞いた。その理由が知りたい。

 

または

 

Aliexpress(アリエクスプレス)で買ってはいけない

商品を知りたい。

 

といった方ではないでしょうか?

 

Aliexpressは中国の格安通販サイトであるため、

日本の通販サイトと同じ感覚で利用していると

痛い目にあってしまう恐れがあります。

 

本記事では、

 

Aliexpressで買ってはいけないと言われる理由

Aliexpressで買ってはいけない商品例

Aliexpress利用時に起きうるトラブル例

 

上記3点について詳しく解説していきます。

 

これからAliexpressを利用しようと考えている人は

一度ザッと目を通しておいてください。

 

 

「Aliexpress(アリエクスプレス)で買ってはいけない」といわれる理由

「Aliexpress(アリエクスプレス)で買ってはいけない」といわれる理由

 

なぜ「アリエクスプレスで買ってはいけない!

と言われるのでしょうか?その理由は次の2点です。

 

  • 違法な商品が販売されている場合があるから
  • トラブルに巻き込まれる可能性があるから

 

 

違法な商品が販売されている場合があるから

 

Aliexpressを見ていると、

これは買ってはいけないんじゃないか?

というような違法な商品が販売されていることがあります。

 

「どこからどう見ても、買ったらヤバい・・・」

というものは簡単に気付けるのですが、

 

中には、大丈夫そうに見えても

「買ってみたら、実は違法な商品だった」

というパターンもあるので注意しなければいけません。

 

そのような商品を輸入しようとして

税関で見つかると、すべて没収されてしまいます。

 

当然、商品代金や送料は戻ってきません。

それだけで終わるならまだいいのですが・・・

 

違法商品を輸入して逮捕された例

 

出典:静岡新聞

 

このように最悪、逮捕されてしまうリスクもあるので、

Aliexpressを利用する際は

どのような商品を買ってはいけないか?を

事前に覚えておくことはとても重要です。

 

 

トラブルに巻き込まれる可能性があるから

 

Aliexpressを利用していると、

日本の通販サイトではあまり起こらないような

トラブルに巻き込まれる可能性もあります。

 

よくあるのが「買った商品が届かない!」

というトラブルです。

 

(参考動画)

 

Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどを

利用していれば、商品が届かないというケースは

最近ではほとんどなくなっています。

 

これはプラットフォーム側が規制を強化し、

詐欺まがいのビジネスをしている業者を

徹底的に排除しているからです。

 

一方、Aliexpressは規制がまだ緩いためか、

こういったトラブルに遭ってしまう事例を

いまだに見かけます

 

ただし、Aliexpressに出店している業者の

すべてが悪というわけではありません

 

事前に対策をしておけば、安全に

Aliexpressを使うことは可能です。

 

Aliexpressで買ってはいけない商品例6選

Aliexpressで買ってはいけない商品例6選

 

ここでは、

Aliexpressで買ってはいけない

代表的な商品を6つ紹介します。

 

先ほどみたとおり、商品によっては

逮捕されてしまう大きなリスクもあるので、

事前にしっかり確認しておきましょう。

 

  • 関税法で輸入が禁止されている商品
  • ワシントン条約で輸入が禁止されている商品
  • 技適マークのない商品
  • InstagramなどSNSのフォロワー
  • Netflixなどサブスクリプションのアカウント

 

 

関税法で輸入が禁止されている商品(例:大麻、ブランドのコピー品)

 

日本の関税法では、下記の商品を

輸入することを禁止しています。

 

  • 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具
  • 指定薬物(医療等の用途に供するために輸入するものを除く。)
  • けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品
  • 爆発物
  • 火薬類
  • 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
  • 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種
  • 病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
  • 貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
  • 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
  • 児童ポルノ
  • 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
  • 不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品

 

特に注意すべきが、

商標権を侵害した商品です。

 

関税法で輸入が禁止されている商品の例

 

Aliexpressでは、いまだに人気アニメの

キャラクターを勝手に使った商品や、

有名ブランドを模倣した商品が売られています。

 

こういった商品の多くは

商標権を侵害しているので、

買ってはいけないです。

 

ちなみに、2022年9月30日までは

”個人使用目的”であれば模倣品でも

輸入することはできました。

 

模倣品の水際取締り強化

 

しかし、2022年10月1日以降は

法律改正によって税関による

没収の対象となりました

 

そのほか、大麻関連ですと

最近は「CBDオイル」が人気ですが、

配合されている成分によっては

輸入禁止となっています。

 

万が一、該当商品を輸入しようとすると

大麻取締法によって罰せられる

おそれがあります。

 

 

ワシントン条約で輸入が禁止されている商品(例:象牙のアクセサリー)

 

ワシントン条約は、絶滅危機のある動植物を

保護するための法律です。

 

ワシントン条約で定められている、

以下のような商品はAliexpressでも

買ってはいけないです。

 

(輸入規制されている商品例)

  • (トラ、ヒョウ、ジャガー、チーター、ヴィクーニャ)の毛皮・敷物
  • (アメリカワニ、シャムワニ、アフリカクチナガワニ、クロカイマン、インドニシキヘビ、オーストリッチ)の皮革製品
  • (インドゾウ、アフリカゾウ)の象牙製品
  • (オジロワシ、ハヤブサ、ウミガメ)のはく製・標本
  • (トラ・ヒョウの爪、サイの角)のアクセサリー
  • 漢方薬(虎骨、麝香、木香を含むもの)

 

 

技適マークのない商品(例:スマートフォン、ドローン)

技適マーク

 

「技適マーク」は、電波法令で定めている

技術基準に適合していると認められた商品に

付いているマークです。

 

スマートフォンやドローンといった

無線に対応した商品を日本で使う場合、

技適マークが付いていないと

電波法違反になります。

 

技適マークのない商品(例:スマートフォン、ドローン)

 

たとえば、Aliexpressでは海外版のiPhoneが

売られていますが、日本国内版のような

技適マークがなければ買ってはいけないです。

 

 

PSEマークのない商品(例:モバイルバッテリー)

PSEマーク

 

「PSEマーク」は、安全性を満たしている

電気製品に付けられるマークです。

 

モバイルバッテリーなど、電気用品安全法で

指定されている457品目を日本国内で販売する場合、

PSEマークが付いていなければ法令違反になります。

 

なお、個人で使用する分については法律適用外ですが、

PSEマークのないモバイルバッテリーは品質が悪く

火事の原因にもなり得るので、買わないのが無難です。

 

 

InstagramなどSNSのフォロワー

 

以前は、InstagramやTwitterのフォロワーが

Aliexpressで販売されていました。

(最近は規制が入ったためか、見かけなくなりました)

 

各SNSはフォロワーの購入を禁止しており、

アカウント停止の対象にもなるので

買ってはいけないです。

 

 

Netflixなどサブスクリプションのアカウント

 

NetflixやSpotifyなどの有料アカウントが、

​​Aliexpressで格安販売されていたこともあります。

 

多くのサブスクリプションサービスは、

アカウントの販売を禁止しています。

 

仮に購入できたとしても、

すぐにアカウント停止になり

使えなくなる可能性が高いので

買ってはいけないです。

 

 

Aliexpressで起こる可能性があるトラブル事例

Aliexpressで起こる可能性があるトラブル事例

 

「Aliexpressで買ってはいけない」と言われる理由として、

”トラブルに巻き込まれる可能性があるから”

とお伝えしました。

 

具体的には、どんなトラブルが発生するのか

みていきます。

 

 

商品が届かない

 

先ほどもお伝えした、

商品が届かないトラブル”です。

 

「商品購入後、配送ステータス上では

配達完了となっているのに実際は届いていない」

というのが、よくあるパターンです。

 

この場合、販売者が間違った住所に発送してしまい、

誤配送になっている可能性が高いです。

 

または、

「発送通知のみされたが、いつまで経っても

追跡番号が反映されない、商品が届かない」

 

この場合は、商品を発送していないのに

ステータスのみ変更している詐欺業者である

可能性があります。

 

 

配送時間がかかる

 

Aliexpressは中国の通販サイトであるため、

日本国内で購入するよりも配送時間がかかります。

 

早ければ4〜5日程度で届きますが、

発送時期によっては1カ月程度

かかる場合もあります。

 

 

注文した商品と違うものが届く

 

注文した商品と違うものが届くトラブルです。

 

商品画像と違う商品や

注文した色やサイズと違う商品、

中には全く違う商品が届くケースもあります。

 

不良品が届く

 

Aliexpressで売られている商品の質は、

同じ中国の通販サイト「アリババ」や

「タオバオ」などと比べれば高い方です。

 

しかし、ショップによっては

粗悪品を多く販売している場合もあります

 

 

まとめ:Aliexpressを安全に利用するためには対策が必須!

 

「Aliexpressで買ってはいけない」と言われる理由は、

 

  • 違法な商品が販売されていることがあるから
  • トラブルに巻き込まれる可能性があるから

 

この2点でした。

 

ただし、Aliexpressは日本で売られていない商品が買えたり、

日本で買うより安い値段で買えたりするメリットがあります。

 

Aliexpressを安全に利用するためには、

買ってはいけない商品を事前に理解した上で、

信頼できるショップを選ぶことが重要です。

 

Aliexpressで安全なショップを見極めて

購入する方法については、

アリエクスプレス Aliexpressの買い方解説!安全な仕入れ先を見分ける方法

で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。