ネット物販歴25年超え
中国輸入Amazon物販の専門家 加藤さとしです。
Amazonで新規出品をする、オリジナル商品を販売する際、
必ずすべきことが”市場規模リサーチ”です
参入予定のカテゴリの市場規模が大きすぎると、
ライバルが強い&多いため、いざ参入しても
全く歯が立たない可能性があります。
かと言って、市場規模が小さすぎると、
そのカテゴリで1位になっても売上が全然ない…
という状態になる恐れもあります。
こうした事態を避けるためには、
事前に市場規模を確認し
参入しても戦える&売上もついてくる
カテゴリを選ぶことが非常に重要です。
そこでこの記事では、
Amazon販売に欠かせない、参入すべきカテゴリ&市場規模の考え方
Amazonカテゴリごとの市場規模を確認する方法
Amazonで参入すべきカテゴリの目安、判断方法
この3点を中心に解説していきます。
- これからAmazonに新規出品したいけど、
どんな商品を売ればいいか迷っている
- どんなカテゴリに参入すればいいのかわからない・・・
こういった人は、ぜひ参考にしてみてください。
Amazon販売に欠かせない、参入すべきカテゴリ&市場規模の考え方
Amazonで参入すべきカテゴリについては
物販の経験値や資金量によっても変わりますが、
今回はあくまで
「個人の方」が「Amazonで初めて新規出品をする」
というケースでみていきます。
まず、上記のような方は
「ニッチ市場に参入する」
ことを意識してください。
ニッチ市場に参入すべき理由
これからAmazonで新規出品をする、
オリジナル商品を販売するという方は、
市場規模が適度にある
ライバルが比較的少ない&弱い
という2つの条件を満たしたカテゴリに
参入する必要があります。
この2つの条件を満たすのが
「ニッチ市場」です。
ニッチ市場…市場全体の一部を構成する特定のニーズ(需要、客層)を
持つ規模の小さい市場のこと(出典:wikipedia)
ニッチ市場の規模は、市場全体からすると
大きくないため、爆発的な売上を
期待することはできません。
しかし、そこにはある程度の需要があります。
また、競合も比較的少ない&弱いため、
資金・経験の少ない個人でも参入しやすい
という特徴があります。
ビジネスにおいて個人や中小企業が大企業と戦う際は、
この市場の隙を突く”ニッチ戦略”が重視されますが、
Amazon販売においても非常に重要な考え方です。
Amazonでは、経験豊富なトップセラーや
有名ブランドをもつ大企業が
さまざまな商品を販売しています。
そのような中で、これからAmazonで
新規出品をしたいセラーが
市場規模の大きいカテゴリに真正面から挑んでも
撃沈することは目に見えています。
そのため、資金&経験の少ないセラーは
ライバルが比較的弱く、なおかつ売上を
ある程度見込める”ニッチ市場”を狙っていきましょう。
Amazonにおけるニッチ市場とは?
Amazonには
- 本・コミック・雑誌
- DVD・ミュージック・ゲーム
- 家電・カメラ・AV機器
- パソコン・オフィス用品
- ホーム&キッチン・ペット・DIY
- 食品・飲料・お酒
- ドラッグストア・ビューティー
- ベビー・おもちゃ・ホビー
- 服・シューズ・バッグ・腕時計
- スポーツ&アウトドア
- 車&バイク・産業・研究開発
という11の大カテゴリがあり、
その下層にサブカテゴリが存在します。
ニッチ市場は、そのサブカテゴリの中でも
比較的競合が少ないカテゴリです。
たとえば、「家電・カメラ・AV機器」
という大カテゴリを下層に進んでいくと、
カメラ>スタジオ撮影機材>撮影用小道具
というサブカテゴリがあります。
カメラ市場という大カテゴリにおいては、
市場規模が比較的大きいのは「カメラ本体」だったり
カメラに欠かせない「三脚」だったりです。
ですが、こうしたカテゴリは競合が非常に多く、
AmazonSEO的にも難易度が高い。
つまり、売上がなかなか上がらないわけです。
反対に、「撮影用小道具」は「カメラ本体」や「三脚」ほど
市場規模は大きくありませんが、需要は一定数あり、
なおかつ競合も減るため、勝算はあります。
これからAmazonで新規出品をする、
オリジナル商品を販売する人は、
こうした”ニッチなサブカテゴリ”で勝負する
というイメージを持っておいてください。
Amazonカテゴリの市場規模、1ヶ月あたりの商品販売数のリサーチ方法を解説!
Amazon販売で売上を上げるには、
ニッチなサブカテゴリで
上位を狙うのが重要です。
ただし、Amazonには無数のサブカテゴリがあり、
カテゴリごとによって市場規模は変わってきます。
ニッチすぎると市場規模があまりに小さくなるため、
売上は期待できません。
そこで、ここからご紹介する
- カテゴリの市場規模をリサーチする方法
- 1ヶ月あたりの商品販売数をリサーチする方法
を実践して、本当にそのカテゴリに参入すべきかどうか?
を判断してください
Amazonカテゴリの市場規模、1ヶ月あたりの商品販売数のリサーチ方法を解説!
Amazonカテゴリの市場規模を
確認する方法です。
ここでは、大カテゴリとサブカテゴリの順位を
それぞれチェックします。
大カテゴリで上位に食い込む商品は、
かなりの売上が見込めます。
ここで、
サブカテゴリの上位商品が大カテゴリでも上位にいれば、
そのサブカテゴリも市場規模が大きい
と判断できます。
順位の目安としては、
サブカテゴリ1位〜3位の商品が
大カテゴリで2000位以内にランクインしているか?
を確認してください。
そのようなカテゴリなら
ある程度の売上規模があると判断できるため、
参入を考えてみてもいいでしょう。
では、Amazonカテゴリの
市場規模のリサーチ方法を紹介します。
まずは、サブカテゴリの売れ筋ランキングページに
アクセスします。
Googleから「Amazon 売れ筋ランキング」と検索すると、
一番上に該当ページが表示されているはずです。
左のカテゴリから、該当のサブカテゴリまで進みます。
今回は「家電&カメラ」という大カテゴリの中にある
「スタジオ撮影機材」というサブカテゴリを調べてみます。
ランキング1位の商品から順に
大カテゴリの順位を調べていきます。
順位は、商品ページ内にある
「登録情報」>「Amazon 売れ筋ランキング」
に記載されています。
たとえば、ランキング1位のこちらの商品。
「家電&カメラ」という大カテゴリでは194位、
「撮影用定常光ライト」というサブカテゴリでは1位となっており、
ある程度売れそうだとわかります。
2位以下の商品についても同じように調べていき、
そのカテゴリの市場規模は大きいのか、
小さいのかを確認しましょう。
まれに、1位の商品のみ売上があり、
2位以下はあまり売れていない・・・
という場合もあるので、必ず2位以下の商品も
確認してください。
Amazonで売られている商品の1ヶ月あたりの販売数をリサーチする方法
サブカテゴリの中でもさまざまな
種類の商品が販売されているので、
各商品の1ヶ月の販売数を確認してみましょう。
販売数は、商品の在庫数を
追跡することによってわかります。
在庫数を確認する方法は、
商品ページから「カートに入れる」をクリック。
「カートの編集」をクリック。
販売数量をクリックし、+10を選択。
最大購入可能数量の999を入力して
「更新」をクリック。
すると、現在の在庫数がわかります。
この在庫数を毎日チェックすることで、
1ヶ月の販売数量が正確に分かります。
たとえば、7月1日時点の在庫数が900個で
7月31日時点の在庫数が600個なら
1ヶ月で300個売れたと判断できます。
また、販売価格が2,000円なら
その商品の月間売上は60万円、
利益率を20%と仮定すると、
利益額は約20万円になると判断できます。
ただ、この方法は見ての通り結構面倒で、
リサーチ対象の商品が複数ある場合などは
それだけでかなりの時間が取られてしまいます。
また、購入数量制限がある商品や
在庫数が1000点以上ある商品については
この方法だと在庫追跡ができないため、
販売数を確認することもできません。
そのような場合は、弊社が提供している
Amazonセラーツール「アマテラス」を使えば、
過去30日間の予測販売数や予測月商など確認できます。
ここが狙い目!?ライバルが弱く、売上を上げやすいAmazonカテゴリとは?
ここまでの解説で
カテゴリごとの市場規模をリサーチする方法
については、お分かりいただけたと思います。
ですが最初にお伝えした通り、
カテゴリリサーチの際は「市場規模」だけでなく
「ライバルの数や強さ」を確認することも重要です。
そこで、ここではライバルが比較的弱く、
売上を上げやすいAmazonカテゴリの
判断方法をいくつか紹介します。
商品ページのクオリティが全体的に低いカテゴリ
- 商品画像の枚数が少ない、適切な画像がない
- 商品説明が不足している
- 商品紹介コンテンツが使われていない
- 誤字、脱字がある
- 違和感のある日本語が使われている
といった特徴の商品ページが多ければ参入チャンスです。
このような低クオリティーの
商品ページが複数あるカテゴリであれば、
あなたは商品ページを作り込むことで
そのほかの商品よりも優位に立てる可能性があります。
商品レビュー数が低い、悪いレビューが多いカテゴリ
商品レビューの星の数が低かったり
悪いレビューばかりの商品数が並んでいる
カテゴリは勝算があります。
あなたはレビュー等を見て
既存商品のどこが悪いのかを確認し、
改良した商品を販売することで
後発でも売上を伸ばせる可能性があります。
差別化を図れるカテゴリ
カテゴリ内の複数商品を確認し、
「この機能があればもっと便利なのに」
といった差別化が図れるポイントがあればチャンスです。
他のユーザーもあなた同様に思っている可能性が高く、
そういった他社商品とは差別化したものを
販売することで売上を伸ばせる可能性があります。
人気の新商品に関連するカテゴリ
人気のある商品シリーズから
新商品が販売されるタイミングは
チャンスです。
その新商品に関連する商品を販売することで、
売上を伸ばせる可能性があります。
代表的なものですと、毎年秋頃に発表される
iPhoneシリーズやMacBookといった
Apple製品に関連する製品です。
新しいiPhone/MacBook用ケースや保護シールは
発売直後は飛ぶように売れます。
もちろん上記のような商品は
かなり稼げることがわかっており
強力なライバルもガンガン参入するので
おすすめはできませんが、
他の商品でもこの方法は使えます。
まとめ
Amazonに新規出品する際は、
カテゴリ毎の市場規模と参入余地の有無を
必ず確認するようにしましょう。
カテゴリの市場規模を確認するには、
サブカテゴリの商品ランキング1位から順に
大カテゴリの順位をチェックしていきます。
このとき、複数の商品が大カテゴリで
2000位以内にランクインしていたら、
そのサブカテゴリの市場規模も
ある程度大きいと判断できます。
また、以下のようなカテゴリは
競合が比較的弱く、参入しても
十分に戦える可能性があります。
- 商品ページのクオリティが全体的に低いカテゴリ
- 商品レビュー数が低い、悪いレビューが多いカテゴリ
- 差別化を図れるカテゴリ
- 人気の新商品に関連するカテゴリ
以上の点を入念にリサーチした上で、
そのカテゴリに参入すべきかどうかを
判断しましょう。