ネット物販歴20年超の専門家 加藤さとしです。
2020年、中国輸入の商品で稼ぎたい!
と考えているなら、
「どんなものを売るか?」よりも、まず先に
「どこで売るか?」のほうが重要です。
以前まではフリマアプリ「メルカリ」「ラクマ」を使って
中国から輸入した商品を単純に転売するだけで、
月数百万円を売り上げることができていました。
しかし、現在はどうかと言うと・・・
状況は大きく変わり、
メルカリ(ラクマ)中国輸入転売は
非常に稼ぎづらくなっています。
稼げなくなっているならまだしも
アカウント閉鎖されてしまうリスクがあるので
結構キツイです。。。
今後、メルカリ転売&ラクマ転売は
さらに稼げなくなることが確定しています。
「中国輸入 × メルカリ転売は稼げます!」
そんな触れ込みで、無料セミナーを実施して
高額なスクールを売りつけている会社が
未だに複数あるようですが…
そんなうまい儲け話に乗せられてしまい
アカウントを停止されて後悔して欲しくありません。
メルカリやラクマと、Amazon。
これから中国輸入品を販売して長期で稼ぐなら、
どう考えてもAmazonしかありません!
中国輸入ビジネスの売上は
販売場所によって大きく変わってくるので、
本記事の内容はじっくりと読んでみてくださいね。
加藤さとし
ラクマやメルカリ転売にはない、Amazon中国輸入品販売だけが持つ4つのメリット
なぜ加藤は、中国輸入品で稼ぐなら
ラクマ転売・メルカリ転売より
”Amazon物販”を圧倒的にオススメしているのか?
その理由は、以下の4つです。
- メルカリと比べて業者に対する規制が緩い
- 圧倒的な集客力で幅広い層にアプローチできる
- 初期費用・月額料金が安く、個人も参入しやすい
- FBAサービスを使えば半自動化も可能
メルカリ・ラクマ転売にはないメリット① 小売業者に対する規制が緩い
Amazonは「アマゾンマーケットプレイス」という
Amazon以外の第三者の人たちでも出品できる場所を
用意しています。
そこでは個人・法人問わず誰でも出品でき、
価格も自由に設定できます。
Amazonは地球上で最も豊富な品揃えを謳っており、
これが実現できているのは、この「マーケットプレイス」
があるからなんですね!
Amazon自身が在庫を持たなくても
勝手に商品数が増えていき、
さらに販売手数料まで取れる。
つまり、どういうことかと言うと、
Amazonにとっては購入ユーザーだけでなく
出品ユーザーたちもお客様なんです。
出品ユーザーが増えればその分、
商品が充実し、販売手数料も
入ってくるのです。
もちろん、出品ユーザーであっても
迷惑行為・違法行為をすれば
アカウント凍結などの処罰はありますが、
業者だからという理由で、理不尽に
排除されることはまずありません。
一方、メルカリやラクマはどうでしょうか?
メルカリなどは元来、「個人間で
不用品を売買するための場所」
という強い理念を持って運営されています。
つまり、利益目的の業者は
メルカリにとって「敵」なのです。
加藤さとし
メルカリは2013年にサービスが始まり
そこから3年くらいは規制等もあまりなかったため、
稼ぎやすく、まさにブルーオーシャンでした。
しかし、2016年、2017年あたりから
業者に対する規制がどんどん強まり……
とどめとばかりに、
2019年2月にはアカウント作成時の
「電話番号での本人確認」が必須
になってしまいました。
そして、アカウント販売業者の
一斉検挙で、逮捕者が続出したのです。
これにより、複数アカウントでの出品行為は
あまりにもリスクが大きくなり、
完全アウト状態になってしまいました……
「そんなことはない!
メルカリは今、とても規制が緩くなった!」
という声もあるかもしれません。
でも、残念ながらそれは
単に一時的なものです。
あるとき、急に規制を強めてきます。
その際、もし数百万円分の在庫があったら…
目も当てられませんよね。
もう一度言いますが、
メルカリは「個人間売買の場所」
という強い理念を持っています。
よって加藤も、今ではもう
単独アカウントでの転売しか推奨していません。
(しかし、月5万円〜ほどしか稼げませんが)
今から中国輸入品を
ラクマやメルカリで転売するのは危なすぎます。
加藤さとし
メルカリ・ラクマ転売にはないメリット② Amazonは圧倒的な集客力で幅広い層にアプローチできる
Amazon.co.jpは、言うまでもなく
日本最大のECサイトです。
ニールセン デジタルが実施した調査によると、
2019年4月時点のAmazon.co.jpの利用者数は
月間5,004万人で、昨年同月比+10%でした。
出典:ニールセン デジタル
また利用者数もさることながら、
Amazonは幅広いユーザーが利用しているため、
若年層からシニア世代まで様々な層に
アプローチ可能です。
出典:ニールセン デジタル
一方、メルカリはユーザー属性に
偏りがあります。
10〜30代といった若い人は
メルカリを使いますが、
40代以降の利用者はガクッと減ります。
属性が偏れば、扱うべき商品も限られてくるため、
稼げる可能性が低くなってしまうのです。
さらに、Amazonはメルカリと違って、
売れだした商品はランキング上位に掲載されて
さらに売れやすくなる仕組みです。
この仕組みを上手く活用できれば、
Amazon中国輸入ビジネスでは
半手放し状態でも長期間にわたって
稼ぎ続けることができるのです。
メルカリ・ラクマ転売にはないメリット③ 初期費用・月額料金が安く、個人も参入しやすい
Amazonは出品ユーザーに対して、
- 大口出品プラン
- 小口出品プラン
この2種類を用意しています。
大口出品プランの料金は
月間登録料4,900円と、
商品が売れる毎に発生する
平均15%前後の販売手数料。
小口プランは、商品が売れる毎に発生する
基本成約料100円と販売手数料。
出典:Amazon
Amazonは高額な初期費用や月額料金はなく、
個人でも参入しやすい環境が整っています。
手数料に関しては他のプラットフォームと
比べて若干高めですが、Amazonでは次に
紹介するFBAサービスを利用できるという
唯一無二のメリットがあります。
メルカリ・ラクマ転売にはないメリット④ FBAサービスを使えば半自動化も可能
AmazonのFBAサービスとは、
Amazonの倉庫に商品を預けておくと
注文が入った時に梱包から発送、
クレーム処理まで行ってくれるサービスです。
中国輸入ビジネスは、商品ひとつあたりの
利益額が低くなりがちなため、どうしても
ある程度数を売っていかなければいけません。
もし全てを手作業で行っていれば、発送などの
利益に直接つながらない作業に忙殺され、
売上の限界を迎えてしまいます。
しかしFBAを利用すれば受注後の
一切の作業をAmazonに任せられるため、
自分は空いた時間で既存商品のメンテナンスをしたり、
新たな商品リサーチをしたりするなど、利益をさらに
増やすための活動ができます。
もちろん、FBA利用時には手数料がかかりますが、
中国輸入ビジネスで稼いでいくには、このFBAサービスは
欠かせないものとなっています。
以上がこれから中国輸入ビジネスを始めるなら、
メルカリではなくAmazonを使うべき理由です。
次からは、他のプラットフォームとの
比較についても見ていきます。
メルカリ・ラクマでの中国輸入転売は今後厳しくなる
ここでは、先ほど少し触れたメルカリと、
同じくフリマアプリの「ラクマ」での
中国輸入転売はどうなのか?
について解説していきます。
結論から言えば、メルカリ・ラクマともに
中国輸入転売ではおすすめできません。
その理由について、メリット・デメリットと
併せながら解説していきます。
出品方法はAmazon物販よりも簡単
メルカリ・ラクマは、個人が
不用品を簡単に売買するために
作られたプラットフォームです。
そのため、出品〜販売までの
すべてをアプリ上で操作でき、
スマホさえあれば3分ほどで
出品できてしまいます。
Amazonでもアプリ経由の出品は可能ですが、
やはり手軽さで言えばメルカリ、
ラクマには敵いません。
メルカリ・ラクマは年々ユーザー数が伸び、市場は拡大しつつある
現在の国内フリマアプリは、
メルカリ、ラクマの2強となっています。
両サービスの利用者数は2019年4月時点で
メルカリ「2,216万人」、ラクマ「1,115万人」。
出典:ニールセン デジタル
利用者数自体はAmazon、
楽天市場の半分以下ですが、
注目すべきはその成長率です。
Amazon、楽天市場が約10%であるのに対して、
メルカリ、ラクマは30%以上の
成長率を記録しています。
両サービスは開始から5年程度しか経っておらず、
今後も利用者数が伸びることは間違いないでしょう。
ビジネスで成功するには、伸びている分野・市場に
資金を投入するのは欠かせません。
そのような意味でメルカリ・ラクマは
理想的な環境なのですが、初めにお伝えしたとおり
中国輸入転売でガッツリ稼ぐことは今も、
そしてこれからも非常に難しくなっています。
しかし、今後は中国輸入転売で利益を出すのは非常に難しい
メルカリ、ラクマで稼いでいくのが難しい
最大の理由は、やはり業者に対する規制。
これに尽きます。
メルカリ、ラクマでは1日の出品上限数が設けられ、
これを超えると自分の商品が上位に表示されない
ようになってしまいました。
さらに、複数アカウントの作成も完全に禁止
されたため、いまは業者であっても
個人同様に少量の取引しかできません。
ある程度の量を販売しなければいけない
中国輸入ビジネスにとって致命的な規制
と言えるでしょう。
そしてこの流れは今後緩和されるばかりか、
さらに強まっていくことが予想されます。
このようなプラットフォームの規制は
わたしたちがどう足掻いても変更できないので
素直に他のプラットフォームに移行すべきなのです。
ヤフオク中国輸入転売はメルカリより稼げるけど、手間がかかる
続いて、ヤフオクを使った中国輸入転売
について見ていきましょう。
ヤフオクはフリマアプリよりも
業者に対する規制は緩いのですが、
手間がかかるため、一定の売上まで来ると
「限界」を迎えてしまう…
というデメリットがあります。
詳しく解説していきます。
Amazon同様に中国輸入転売業者への規制はユルい
ヤフオクを見るとわかりますが、
個人と同じくらい業者の出品が目立ちます。
「中古品売買プラットフォーム」という括りで
メルカリと比較されることも多いヤフオクですが、
両者には以下のような違いがあります。
- ヤフオク…個人も業者も参入できるネットオークション
- メルカリ…個人間の不用品売買をするフリーマーケット
つまり、メルカリが業者排除のスタンス
であるのに対し、ヤフオクは個人も
業者もウェルカムとなっています。
ヤフオクではアカウントの評価が貯まれば、
同時に数百〜数千の出品ができますし
業者に対する規制は緩めです。
また、ユーザーも安く買えれば良い
という人が大半のため、業者だからといって
忌み嫌われることはありません。
ですので、ヤフオクと中国輸入販売の
相性は比較的良いと言えます。
高額商品が売れる、送料別でも売れる
ヤフオクユーザーは40代以降の男性が特に多く、
購買単価は高めです。
出典:ニールセン デジタル
ヤフオクでは数千円の安い商品から
単価1万円を超える高額商品まで満遍なく売れるので、
幅広い商品を取り扱うことができます。
さらにフリマアプリとは違い
送料別でも問題なく売れますし、
販売手数料は8.64〜10%と安いため、
利益率が高くなりやすいという
メリットもあるのです。
加藤さとし
デメリットは手間がかかる、トラブル時の対応が面倒なこと
しかし、ヤフオク最大のデメリットは
販売時の手間がかかり、トラブルには
すべて自分で対応しなければいけないこと。
たとえばAmazonでは「FBA」というサービスを利用すれば、
販売後の梱包や発送、クレーム対応までAmazon側に
任せることができます。
でも、ヤフオクではそういった面倒な作業を
すべて自分でやらなければいけません。
※AmazonのFBAサービスには、Amazon以外の購入でも
配送ができる「マルチチャネル」サービスがありますが、
ヤフオクは在庫が手元にない商品の販売を禁止(予約商品除く)
しているため、FBAサービスは原則利用できません。
出典:ヤフオク
そのため、ヤフオクは出品数が増えるほど
事務作業に時間が取られてしまい、肝心の
利益に直結する作業ができなくなってしまうのです。
フリマアプリよりは大規模で販売できますが、
いずれ売上の限界が来るという意味では
やはりヤフオクよりもAmazon優勢と言えるでしょう。
楽天市場、ヤフーショッピングで中国輸入転売はおすすめしない
楽天市場、ヤフーショッピングは
一度波に乗ればガンガン売れますが、
個人がいきなり参入するにはハードルがかなり高いです。
その理由について解説します。
集客力があり、FBAマルチチャネルを使えば半自動化も可能
楽天市場、ヤフーショッピングは、
Amazonに次いで利用者数の多い
ショッピングサイトです。
出典:ニールセン デジタル
楽天市場は毎月約4,000万人、
ヤフーショッピングは約2,500万人が
利用しており集客力は抜群。
さらにAmazon同様、ランキング上位になるほど
ガンガン売れていく仕組みのため、波に乗れば
1商品だけで月数百万円を稼ぐことも可能です。
ちなみに、楽天市場の人気ジャンルの一つ
「レディースファッション」でランキング上位になると
月間売上はどれくらいになるか予想がつきますか??
たとえば、レディースのトップスで
ランキング上位になると・・・・
なんと毎日100万円以上の
売上が発生します。。
参考:クライムファクトリーの楽天市場ランキング売上予想
上位は1商品だけで月商3,000万円
オーバーの計算ですね。
また楽天市場、ヤフーショッピングは
AmazonのFBAマルチチャネルサービスを
利用することができます。
出典:楽天
出典:ヤフー
そのため、定期的に補充、
メンテナンスさえしていれば、
半自動的に稼ぐことも可能です。
ただし初心者が参入するには費用・手間がかかりすぎて厳しい…
しかし楽天市場、ヤフーショッピングは、
費用・手間がかかるので
個人で参入するのは厳しいです。
楽天市場の月額出店料は
最安プランで月19,500円。
さらに年間一括払いのみなので、
月額出店料の24万円と初期費用の
6万円を合わせると、、
仕入れ代金とは別に、
最初に30万円近くを用意
しておく必要があります。
ヤフーショッピングは月額出店料、
初期費用はかからず、売上のおよそ6%前後が
販売手数料として差し引かれます。
出店ハードル自体は低めですが、
その分、出店数が非常に多く、
ランキング上位に自分の商品が
食い込むのは至難の技となっています。
ヤフーショッピングの出店数は
2018年時点で60万店舗オーバー。
商品数は3億点近くです。
ちなみに、楽天市場の出店数は
5万店舗にも及びません。
また、楽天市場、ヤフーショッピングでは
プロのデザイナーやコピーライターが
商品ページを設計し、緻密なA/B
テストを行いながら販売しています。
そのような環境にビギナーがいきなり
飛び込んでも、うまくいく確率は
かなり低いのは想像がつきますよね?
加藤さとし
まとめ
今回は、中国輸入で稼ぐならば
Amazon物販を断然お勧めできる理由
について、客観的な視点でご紹介しました。
まずはAmazonをすべき理由は
以下の4つでしたが、覚えていますか?
- メルカリと比べて業者に対する規制が緩い
- 圧倒的な集客力で幅広い層にアプローチできる
- 初期費用・月額料金が安く、個人も参入しやすい
- FBAサービスを使えば半自動化も可能
Amazon以外の各プラットフォームは・・・
- メルカリ・フリマ→業者規制が厳しくなっている
- ヤフオク→販売の手間がかかる
- 楽天市場・ヤフーショッピング→費用・手間がかかる
こんな状況なので、少なくとも
大きな成果を出せていない人にとっては
かなり難しいのが現状です。
今回の内容をぜひ参考にして、まずは
Amazonから取り組んでみてくださいね!