ネット物販歴25年の専門家 加藤さとしです。

 

メルカリやヤフオク、Amazon、さらにネットショップ

などで販売する際、商品画像は本当に重要です。

売れるかどうかは画像にかかっている

と言っても言い過ぎではありません。

 

商品写真をパッと見ただけで商品の魅力を判断しますので、

商品画像の撮影=物撮りのクオリティ次第で

売り上げが大きく変化します。

 

特にメルカリでは商品画像が魅力的じゃないと

商品ページを見てもらえません。

そして、メルカリでは原則的に

自分で商品画像を撮影することになります。

 

しかし、カメラに詳しくない方が画像を撮影するのに

どのようにカメラを選んでいいのか

どのようなことが重要なのか

などが分からないということになってしまいがちですよね。

 

そこで本記事では、商品画像の撮影=物撮りをするときに

注意するべきカメラの性能や物撮りにぴったりな

おすすめのカメラについて詳しく解説していきます。

 

 

そもそも「物撮り」とは?

 

商品画像の撮影のことを「物撮り」と言います。

物撮り(ぶつどり)とは、人ではなく小物や商品などを

カメラで撮影することを指すわけです。

 

一昔前までは、物撮りと言えば、プロのカメラマンが

撮影することが一般的でしたが、SNSやフリマアプリ、

ネットショップなどの普及により商品を誰でも販売できる

環境が整っていることもあり、カメラ素人の方でも物撮りを

することが一般的になりました。

 

物撮りはネットショップやフリマアプリを

運営する中ですべき重要な業務のひとつになりました。

 

先ほどもお伝えした通り、商品を販売するときに

商品画像のクオリティは売上に直結するため、

スマホで撮影するのではなく、本格的なカメラで撮影した方が

高品質な画像になり、商品が売れやすくなります。

 

 

物撮りをするときに用意するもの

 

物撮りをするときに用意するものは主に下記の4つです。

 

・カメラ(レンズ)

・照明

・三脚・スタンドライト

・背景

 

中でも商品の魅力を伝えるために照明は非常に大切となっており、

太陽光もしくはライトなどの光をうまく利用することで、

よりクオリティの高い物撮りをすることができます。

 

物撮りの照明に関することを”ライティング”と言い、

太陽光の場合は撮影する角度によって

被写体の雰囲気を大きく変えることができますし、

ライトなどの機材を使用する場合はレフ板を設置することで

よりキレイに物撮りすることができます。

 

このように、ライティングにこだわることで

さらにクオリティの高い物撮りをすることができるのです。

 

 

物撮りをするときに注意すべきカメラの性能

 

物撮りをするときに注意すべきカメラの性能は下記の6つです。

 

・イメージセンサー

・F値

・焦点距離

・手ぶれ補正機能

・シャッタースピード

・ISO感度

 

それぞれのカメラの性能について詳しく解説していきます。

 

専門的な用語が入っていますが、それぞれの用語についても

簡単に説明していますので、分からない方でも

安心して読み進めてくださいね。

 

注意すべきカメラの性能①:イメージセンサー

 

イメージセンサーとは、レンズから入った光を

電気信号に変換する半導体(撮像素子)です。

 

カメラにおいてはイメージセンサーが高いほど

多くの光を取り入れることができるため、

色調豊かで画質の良い写真を撮ることができます。

 

必要最低限の高画質で問題ない場合は、

コスパにも優れている「1/2.3型」、

よりこだわりたい場合は、さらなるクオリティを出せる

「1型」を選ぶといいでしょう。

 

注意すべきカメラの性能②:F値

 

F値とは、レンズから入る光の量を表した数値で、

絞り値”ともいいます。

 

一般的に、カメラにはF1.4〜F8のように、

調整できる範囲が記載されています。

 

F値は、写真の明るさや背景のボケ方、

さらにはシャッタスピードにも影響しますが、

選ぶときはボケ方を重視して選びましょう。

 

F値が低いほど背景を大きくぼかすことができ、

F値が高いほど背景を含めてピントが合いやすくなります。

 

注意すべきカメラの性能③:焦点距離

 

焦点距離とは、画角に収めることのできる

範囲を決める数値となっており、

〇〇mm〜〇〇mmというように記載されます。

 

焦点距離が小さいほど広角で撮影することができ、

焦点範囲が大きいほどズームして撮影することが可能です。

 

物撮りに関してはズームすることはほとんどありませんので、

偏りの少ない「50~90mm」を基準に選ぶことがオススメです。

 

注意すべきカメラの性能④:手ぶれ補正機能

 

カメラには手ぶれ補正機能が備わっている場合が多いですが、

三脚などを使用して撮影する場合は

それほど重要視する必要はありません。

 

また、カメラを手に持って撮影する場合でも

屋外とは異なり、大きくぶれる可能性は低いため

高性能の手ぶれ補正機能がなくても問題ありません。

 

注意すべきカメラの性能⑤:シャッタースピード

 

シャッタースピードは、その名の通り、

シャッターが降りるまでの時間を表していますが

短すぎるとぶれやすいという特徴があります。

 

1/500秒のようにシャッタースピードを早く設定してしまうと

商品がぶれてしまう可能性が高くなってしまうため、

1/200秒ほどに調整するといいでしょう。

 

注意すべきカメラの性能⑥:ISO感度

 

ISO感度とは、写真の明るさを調整する数値のことを指し、

感度が高いほど暗い部屋でも明るく撮影することができます。

 

物撮りを暗い部屋で行うことはありませんので、

ISO感度に極端にこだわる必要はありません。

 

 

物撮りにおすすめのカメラ

 

物撮りにおすすめのカメラは下記の3つです。

 

・Canon EOS M6 Mark2

・Canon Kiss M

・SONY α7 III ILCE-7M3K ズームレンズキット

 

それぞれのカメラの性能について詳しく解説していきます。

 

1.Canon EOS M6 Mark2

 

Canon EOS M6 Mark2は、コスパに優れた

初心者でも使いやすい大人気モデルです。

 

3250万画素を誇っていながら、小型なモデルですので、

長時間の撮影にも向いています。

 

また、直感的な操作も可能なくらい操作性に優れているため、

カメラの知識がない方にもオススメです。

 

2.Canon Kiss M

 

Canon Kiss Mは、直感的な操作で明るさなどを調整できる

優れたオートモードを搭載しているモデルです。

 

スマホとBluetoothで接続することで

写真を送ることができますので、

スマホでネットショップやフリマアプリを

管理している方にも非常におすすめです。

 

3.SONY α7 III ILCE-7M3K ズームレンズキット

 

SONY α7 III ILCE-7M3K ズームレンズキットは、

もっとも優れたカメラに送られる

「EISA CAMERA OF THE YEAR」を受賞したことのある

ロングセラーの大人気モデルです。

 

2420万画素のフルサイズセンサーを搭載しているため、

プロ同様の画質で商品を撮影することができます。

 

アマチュアにもプロカメラマンにも愛されている

定番モデルですので、商品写真にこだわりたいという方

にもオススメです。

 

 

まとめ

 

商品画像の撮影=物撮りをするときに注目すべきカメラの性能や

物撮りにぴったりなおすすめのカメラについて解説していきました。

 

カメラに詳しくない方が適当にカメラを選んでしまうと

「あれ、スマホと変わらないかも」

と思ってしまうことになってしまいます。

 

ですので、物撮り用のカメラを選ぶ前に本記事でご紹介した

ポイントを抑えてから、機能性と価格のバランスを見て

カメラを選ぶことがオススメです。

 

ぜひ、本記事を参考にして

物撮り用カメラを正しく選んでみてください。