Amazonのユーザー権限付与方法、外注化成功に必須の4つのポイント

 

ネット物販歴20年超えの専門家 加藤さとしです。

 

この記事を読んでいるあなたは、

 

Amazon物販の売上が順調に増えてるけど、

やることが多すぎて、自分一人では時間が全然足りない・・・

 

現在このような悩みを持っていて、

作業の外注化を考えているのでは

ないでしょうか?

 

Amazon物販では様々な作業を外注化できますが、

 

  • 商品登録
  • 在庫管理
  • 納品作業

 

こういったセラーセントラルへ

ログインする必要がある

作業を依頼する際は

 

今回紹介する「Amazonのユーザー権限」を

絶対に利用してください。

 

この機能を利用することで、外注さんに

あなたのアカウントとパスワードを教えることなく、

セラーセントラルにログイン、

作業をしてもらうことができます。

 

この記事では、前半部分で

 

Amazonユーザー権限の設定方法

 

を中心に解説し、

 

後半部分ではこれから外注化を進める

あなたにぜひ知っておいてほしい

 

  • 外注化のメリット・デメリット
  • 外注化を成功させるための4つのポイント

 

について紹介します。

 

Amazon物販の外注化を考えている人には

必読の内容となっているので、

ぜひ最後まで飛ばさず読んでみてください。

 


加藤さとし

複数のAmazonアカウントを運用している場合、停止閉鎖対策としても活用できますので必読ですよ!

 

Amazonアカウントのユーザー権限とは?

Amazonのユーザー権限とは?

 

Amazonアカウントのユーザー権限とは、

セラーセントラルへのアクセス権を

他のユーザーに付与する機能です。

 

Amazonの初期設定では、

「アカウント管理者本人のみ」が

セラーセントラルにログインできます。

 

しかし、ユーザー権限を設定して

専用のIDとパスワードを発行することで、

第三者もあなたのセラーセントラルページに

ログインできるようになります

 

さらにユーザー権限の付与範囲を指定すれば、

ユーザーごとに利用できる機能・利用できない機能

を設定することもできます

 

これにより外注さんが作業をする際に

他の項目を間違って編集してしまう

といったミスを防げますし、

あなたの売上や振込口座といった個人情報を

盗み見られるといった心配もなくなります

 

ちなみに、Amazonのユーザー権限は、

大口出品者のみが利用できます。

 

 

Amazonのユーザー権限を外注さんに付与すべき理由

Amazonのユーザー権限を外注さんに付与すべき理由

 

Amazonのユーザー権限を

外注さんに付与すべき理由は

2つあります。

 

1つ目は、先ほどもお伝えしたとおり、

あなたの個人情報を漏洩させないためです。

 

外注さんがあなたのアカウントで

セラーセントラルにログインすると、

当たり前ですが、すべての情報を見ることができます。

 

セラーセントラルのビジネスレポートを見れば、

商品ごとの売上や販売個数、ユニットセッション率

などの情報がわかってしまいます。

 

ビジネスをする上で、売上に直結する情報を

第三者に見られるのは死活問題とも言えるでしょう。

 

また万が一、あなたのIDやパスワードが

外部に漏れてしまった場合、

 

最悪、アカウントの乗っ取りや

銀行口座を勝手に変更される

といった被害に遭う恐れもあります。

 

これが外注さんにユーザー権限を

付与すべき1つ目の理由です。

 

そして、2つ目の理由は、

アカウントの停止・閉鎖を防ぐためです。

 

もし、外注さんに権限付与アカウントではなく

本アカウントでログインをさせていた場合…

 

他セラーのアカウントにログイン経験があり、

そのアカウントが停止・閉鎖になってしまったら、

あなたのアカウントも芋づる式で

停止・閉鎖になる恐れがあります。

 

Amazonは閉鎖されたアカウントと

別のアカウントに関連性があると判断した場合、

規約違反をしてなくても、そのアカウントを

いきなり閉鎖してしまう場合があるのです。

 

ただし、ユーザー権限付与したアカウントだと

そういう場合でも閉鎖のリスクはほぼありません。

100%ではないですが、安心して運用することが

可能なレベルです。

 

 

外注さんにユーザー権限を付与すべき理由

  • 個人情報・売上に直結する情報を漏洩させないため
  • アカウントが停止・閉鎖になってしまうことを防ぐため

 

上記2つが、外注さんにユーザー権限を

付与すべき理由です。

 

あなたのアカウントIDやパスワードを

第三者と共有するのは非常にリスクが高いので、

 

外注さんに作業を依頼するときは

必ずユーザー権限を付与して

別アカウントでログインしてもらいましょう。

 

 

Amazonユーザー権限の設定方法を解説!

Amazonユーザー権限の設定方法を解説!

 

では、Amazonユーザー権限の設定方法について

解説していきます。

 

Amazonユーザー権限の設定方法-1

 

まずは、セラーセントラルにログインし、

画面右上の「設定」→「ユーザー権限」の

順にクリックしてください。

 

Amazonユーザー権限の設定方法-2

 

「新規ユーザーを追加」の部分に、

登録したいユーザーの氏名とメールアドレスを入力し、

「招待」をクリックします。

 

メールアドレスは、外注さんのアドレスでもいいですし、

こちらで用意したアドレスを入力し、後ほど

外注さんにそのアドレスを教えても構いません。

 

その後、登録したメールアドレスに

Amazonからメールが届きます。

 

メール内に記載されているURLを開くと

登録ページに移行するので、

氏名、アドレス、パスワードを入力して

「アカウントを作成する」をクリックします。

 

これでアカウントの追加が完了しました。

 

続いて、ユーザー権限の

付与範囲を設定していきます。

 

Amazonユーザー権限の設定方法-3

 

アカウント管理者のユーザー権限ページを開いて、

該当ユーザーの右側に表示される

「アクセス権限の管理」をクリックします。

 

Amazonユーザー権限の設定方法-4

 

ここでアクセス権限を付与したい項目に

チェックを入れていきます。

 

権限の種類は以下の4つがあります。

 

  • 「なし」…項目自体が表示されず、編集もできない
  • 「表示」…項目は表示されるが、編集はできない
  • 「表示と編集」…項目が表示され、編集もできる
  • 「管理」…該当項目の管理(編集も含む)ができる

 

外注さんに作業をしてもらう部分のみ

「表示と編集」にして、他の項目は「なし」に

設定しておけばいいでしょう。

 

Amazonユーザー権限の設定方法-5

 

なお、設定の中にある「ユーザー権限」は、

「なし」に設定しておいてください。

 

この項目の権限を与えられたユーザーは

「スーパーユーザー」となり

権限の変更ができてしまうので、

これまでの作業の意味がなくなってしまいます。

 

Amazonユーザー権限の設定方法-6

 

すべての入力を終えて

「次に進む」をクリックすると、

設定が完了します。

 

あとは外注さんが作業をする際、

登録したメールアドレスとパスワードで

セラーセントラルにログインしてもらってください。

 

 

Amazon物販の外注化をする際に知っておいてほしいメリット・デメリット

Amazon物販の外注化をする際に知っておいてほしいメリット・デメリット

 

ここでは、あなたがこれから

外注を進めていく上で事前に知っておいてほしい、

外注化のメリット・デメリットについて紹介します。

 

中には外注化=すぐに楽になる

と思っている人もいるかもしれませんが、

残念ながら、実際そんなに簡単なことではありません

 

特にデメリットの部分を知っておけば、

外注化を進める上での心持ちが変わるはずです。

 

 

メリット①単純作業や不得意な作業を外注することで、時間と労力の節約に

 

外注化をする最大のメリットは、

時間と労力の節約ができ

結果的に売上アップにつながる点です。

 

Amazon物販では売上が増えていくにつれて

やらなければいけないことがどんどん増えます。

 

しかし、すべての作業をあなたがやっていたら

時間がいくらあっても足りません。

 

そこで、あなたでなくてもできる

検品や梱包といった単純作業は外注に回すことで、

あなたは売上に直結するリサーチや商品開発などに

力を入れることで売上をさらに伸ばすことができます

 

またデザインなどのように

自分の中ではイメージがあるけど

技術的な面でうまくいかない不得意な作業も、

その道のプロにお願いすれば

短い時間で良いものが出来上がってきます。

 

 

メリット②レバレッジを掛けて、売上を雪だるま方式に増やしていける

 

わたしたちに与えられた時間は、

1日24時間と皆平等です。

 

そのため、一人で作業をしていると

この24時間しか使うことができず、

いずれ限界が来てしまいます。

 

しかし、外注化を行い2人、3人、4人…

と外注さんを増やしていけば、あなたが使える時間も

2倍、3倍、4倍と増えていきます。

 

ビジネスにおいては、

 

レバレッジ=他人資本を使い、自己資本に対する利益率を高めること

 

を利用することが非常に重要です。

 

Amazon物販では外注化を行うことで、

「時間」という他人資本を使い、代わりに

空いた時間を売上につながる作業に充てる

ことで利益率を高めるのです。

 

このレバレッジの掛け方を大きくすると、

あなた一人では到底到達できないような

売上を上げることも可能になります。

 

 

メリット③一度仕組みを作れば、最低限の労力で売上を作ることが可能に

 

外注化の仕組みを一度構築できれば、

あなたは本当に必要な作業のみに

注力できるようになります。

 

空いた時間はさらに売上を増やすための

別事業を考える時間に充ててもいいですし、

趣味を楽しんだり家族と過ごしたりしてもいいでしょう。

 

実際、世の中にはビジネスのコンセプトや

仕組みだけを考えて、あとの作業はすべて

外部に依頼して利益を出している会社も存在します。

 

Amazon物販においても、最終的には

自分があまり動かなくても売上が上がるような

外注化の仕組み作りを考えることが重要になります。

 

 

デメリット①外注費用が発生する

 

外注のデメリットは、作業を依頼する毎に

費用がかかる点です。

 

外注化=他人の時間をお金で買う

という感覚に近いため、こればかりは

どうしても避けられません。

 

外注化に失敗すると、費用だけがかさみ

売上が一向に伸びないという事態に

なってしまう恐れもあります。

 

これを回避するには、

質の高い仕事をしてくれる外注さんを見つけ、

さらにこちらが求めるようなクオリティに近づくよう

定期的にフィードバックをしていくことが必要です。

 

また、外注を行う際は

その外注は本当に必要なのか?

という視点を持つことも重要です。

 

たとえば、

 

あなたがやると5時間かかる作業を

10,000円払って外注化する。

 

この場合は10,000円÷5時間=2,000円/hとなり、

もしあなたの時給が2,000円以上なら

その作業は外注化すべきと判断できます。

 

外注をする際は必ず費用が発生するので、

その依頼は「費用対効果は高いのか」も

常にチェックをしましょう。

 

 

デメリット②外注さんの育成・管理が必要

 

先ほどもお伝えしたように、

外注化を始めたらすぐに楽になる

と思っていると、痛い目を見ます。

 

最初は作業のやり方を一から教えなければいけませんし、

実際、出来上がった納品物を見ると

こちらの求めていたクオリティの半分以下

ということも珍しくありません。

 

なので納品後は納品物をチェック、場合によっては

修正・改善依頼を出すといった作業もします。

 

このように外注化を行う際は、

外注さんの育成・管理が必須で、

決して最初から楽になるわけではありません。

 

もしかすると、外注を始めた最初の頃は

自分一人でやっていたときより

大変に感じるかもしれません。

 

優秀な外注さんなら話は別ですが、

そういった人は作業報酬が高く、最初の段階では

なかなか依頼できないでしょう。

 

外注を始めたとしてもいきなり

すべてを任せられるわけではない、

最初は外注さんの育成・管理が必須になる

という点はしっかり覚えておいてください。

 

 

Amazon物販の外注化成功に欠かせない4つのポイント

Amazon物販の外注化成功に欠かせない4つのポイント

 

Amazon物販の外注化には

メリットもあればデメリットも

あることがわかりました。

 

では、どんな行動をすれば

外注化のデメリット部分が消えて

うまくいくのか?

 

Amazon物販の外注化成功に欠かせない

以下4つのポイントを紹介します。

 

自分で一通りできるようになる+結果を残せたら依頼する

事前にマニュアルを作っておく

作業内容は細分化する

初めから100%の出来を目指さない

 

 

自分で一通りできるようになる+結果を残せたら依頼する

 

依頼する作業内容は基本的に

自分で一通りできて、なおかつ

結果も出ていることが条件です。

 

なぜなら自分ができない作業を

他人に教えることはできませんし、

 

結果が出ていないと外注さんに

間違ったやり方を教えてしまい、

期待していた納品物が上がってこない

可能性が高いからです。

 

その道のプロでなければ難しい作業などは

最悪自分でできなくてもいいですが、

「こんな完成品が欲しい」といった

イメージは持っておかなくてはいけません。

 

納品物のクオリティを上げるためにも、

作業内容を自分で一通りできて

しっかり説明できる状態になったら、

依頼をするようにしましょう。

 

 

事前にマニュアルを作っておく

 

外注化に欠かせないのが

作業マニュアル」です。

 

作業マニュアルを用意しておけば

一定レベル以上の納品物が上がってきますし、

 

修正依頼を行う場合も「マニュアルのココと

違っているから直してほしい」といったように

基準を示すことができます。

 

また、複数人の外注さんに依頼を行う際も、

マニュアルがあれば一人ひとりに詳しく

説明する手間が省け、時間の節約になります

 

外注さんにとってもマニュアルを見れば

やり方がわかるので都度、依頼者に

質問する手間が省けます。

 

なお、マニュアルは一度作ったら

完成ではありません。

 

外注さんから別途質問があった部分や

よくわからないと言われた部分は修正を行い

アップデートしていきましょう。

 

 

作業内容は細分化する

 

最初に外注さんに依頼する作業内容は、

なるべく細分化しましょう。

 

あれもこれもと依頼をすると

すべての作業が中途半端になり、

外注さんの能力がなかなか向上しません。

 

まずは一つの作業を依頼して、

それを繰り返し実践してもらう。

 

そうすることで、その作業に関する能力が上がり、

短い時間でクオリティの高い納品物が上がってきます。

 

慣れてきたら徐々に依頼する範囲を

拡大していってもいいでしょう。

 

 

初めから100%の出来を目指さない

 

これは外注化の心構えの部分でもあります。

 

「その道のプロでなければ、初めから

完璧な納品物は上がってこない」

という点は覚えておいてください。

 

むしろ初めてやる作業は

できないことが多くて当然なので、

いきなり100%の出来を期待してはいけません。

 

とは言っても、いつまでも

低品質な作業しかしてもらえなければ

外注化する意味がなくなります。

 

これを回避するためにも

「マニュアル」と「外注さんの教育」

が必要です。

 

外注さんには最初にマニュアルを読んで

作業してもらい、わからない部分は聞くように伝える。

 

その後、出来上がった納品物を

自分でチェックして

フィードバック→修正点を伝える。

 

この一連の流れを繰り返すことで

初めは10点、20点だったものが

100点に近づいていきます。

 

最初から100%の出来を目指さず、

徐々に精度を上げていくようにしましょう。

 

 

まとめ

 

今回は、Amazonユーザー権限の付与方法と

外注の成功に欠かせないポイントを中心に

解説しました。

 

Amazonユーザー権限については、

外注をする際に欠かせない機能です。

 

設定方法は簡単ですし個人情報の漏洩や

アカウント停止といったリスクも防げるので、

必ず設定するようにしましょう。

 

外注化がうまくいけば

あなたの使える時間は増え、

これまで以上に売上を伸ばせるはずです。

 

当記事で紹介した外注成功に必須の

4つのポイントを参考にして

ぜひ外注化にチャレンジしてみてください。