「Amazonでの相乗り販売」の手法は、

2016年頃から中国人セラーの台頭や

ノウハウを知らない新規参入者の値下げ合戦により

一気に状況が厳しくなってきました。

 

 

最近になり、参入者たちが撤退したせいか

その状況も緩和され、相乗り販売でも利益が出るAmazon商品が

徐々に増えてきています。

 

 

しかし、以前はなかった相乗り排除ノウハウにより

安易に相乗りをしてしまい、嫌がらせを受けたり

アカウント停止に追い込まれたりする事例が

起きています。

 

 

相乗り対象の商品選定には十分ご注意の上、

以下の情報を参考にリサーチをしてみてください。

 

 

 

そもそも相乗り出品のリサーチ対象から外すべきAmazon商品

 

以下の商品は相乗りリサーチ対象外の商品と考えましょう。

 

・マケプレ上の出品者が多すぎる (カート取得確率が低い)
・Amazon自身がセラー参加している (カート取得確率がさらに低い)
・マケプレ上の出品者が一人だけ (独自化したオリジナル商品である)

・欧米系メーカー品 (仕入れ先が見つからない)
・セラーに家電量販店・専門店などがいる (同上)
・画像に日本語の記載がある (同上)
・重量・容積が大き過ぎるもの (航空便の国際送料が高い)
・有名アニメのキャラクター&ブランド製品 
(著作権関連でアカウント的に非常に危険)

 

すでにあるAmazon商品ページのマーケットプレイス上に
出品・販売することを、相乗り(=被せ)と呼んでいます。

 

せっかく時間をかけて相乗り候補商品のリサーチをしても、
そもそもその商品ページには相乗りできない場合が多々あります。

 

また、出品したら他セラーからクレームがきたというケースもあります。

 

実はここ最近の注意点として
以下も相乗りリサーチの対象からは
はずしておいた方が無難です。

 

そのポイントとは、

 

・中国人セラーかどうか?

 

という点です。

 

その理由は、最近になり中国人セラーに
相乗りをしたせいで、嫌がらせで
大量の偽注文を繰り返されて
大損害を被る事例が増えています。

 

くれぐれも注意をしておいた方がよいです。

 

それでは、ここでは多くの人を悩ませる
「Amazon相乗り販売ができるのかどうかの判断」
について解説をしていきましょう。

 

 

Amazonマーケットプレイス出品の大原則

 

※Amazonテクニカルサポートの回答

・商品カタログは、1種類の商品につき1カタログ(ページ)のみ
・同一商品のカタログが複数存在するものについては統合する方向
・各出品者が販売している個々の商品の内容についてはアマゾン側では介入しない

 

『同じ商品ならば同じページに出品する』

 

商品ページの作成者が出品可能かどうかを決めるのではなく、
同じ商品であれば同じページに出品しなければならないというのがアマゾンのルール

※ただし、本当に「同じ商品」であるかどうかがポイント

 

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・ノーブランド品をオリジナル商品とするのは規約違反
・ノーブランド品にシールやラベルなど後付けで会社名などをつけるのは規約違反
・ノーブランド品を出品する際にオリジナル商品だと説明するのは規約違反

 

アマゾン出品の以下のルールは以下の通りです。

『同一商品は同じページに出品する』
『ノーブランド品をオリジナル商品とするのは違反』

 

に当てはめると、
独自化をしていない中国輸入品は相乗りOK!という判断ができます。

 

※ただし、場合により例外があります。

 

 

相乗り出品すべきかどうか?判断の具体的事例と注意すべきポイント

 

① JANコード取得済みと記載されている商品

 

JANコードは商品を識別するための番号でしかなく、
それだけでオリジナル商品とすることはできません。
このような記載があっても、同じ商品であれば相乗りはOKと判断できます。

 

② オリジナルパッケージと記載されている商品

 

相乗りできるかどうかの判断は、商品が同一かどうかで本来判断されるべきもの。
アマゾンの見解は、「たとえ梱包やパッケージが専用のものであっても、
中身が同じであれば同じ商品と認識される」という内容。
ただし、場合により逆とも言える対応をすることもある。

 

セラーから「購入したらパッケージが違った」という理由で
Amazonに申し立てをすることで、出品停止となる可能性が高いです。

 

そのような手間をとられる事態を避けるために、固有のパッケージを
用意しているような場合は、相乗りは避けた方が得策。

 

③ 独自のルートで仕入れていると記載されている

 

商品が同じかどうかがポイントなので、ルートはまったく関係はありません。
実際「独自のルート」であるとの証明もできませんし、これに関しては
同じ商品であれば、相乗りOKと判断できます。

 

④ オリジナル商品と記載されている商品

 

オリジナル商品だと主張する根拠は何か?をしっかりチェックすることが重要。
商品自体に独自のロゴが入っていたり、ラベルやタグが付いている場合は、
オリジナルパッケージのときと同じ理由で相乗りは避けた方がいいです。
実際に自分で購入してみるのが確実だと言えますね。

 

⑤ OEM、ODM生産品だと記載されている商品

 

OEM=「自分たちが独自にロゴやタグを付けたオリジナル商品」

ODM=「デザイン、色、素材などの仕様を変更したオリジナル商品」

 

OEM生産品だと主張する根拠をしっかり判断することが重要。

 

OEMと書いてはいるが、アリババやタオバオで
販売されているものと全く同じ商品 → 相乗りOK
同じ商品ではない → 相乗りNG

 

⑥ オリジナルセット商品と記載されている商品

 

セットされている商品とまったく同じ商品であれば、相乗りはOK。
しかし、時々、セット品の画像がない場合もある。(本来はいけないこと)
ルールも大事だが、「購入者がどう判断するか?」も重要なので、
判断基準のひとつとすることが大事。

 

⑦ 商標登録済みと記載されている商品

 

法的な問題が絡んでいるためこの記載は非常に有効。
しかし、Amazonが示した規約によって商標登録済みだからといって、
相乗りNGとはならないことになっています。

 

※固有のロゴやタグがあるかどうか?が分かりやすい判断材料です

 

 

Amazonの中国輸入商品ページで、相乗りできるかの判断と注意点 まとめ

 

Amazon商品がパッケージにブランド名ロゴやタグがある場合、
もしAmazonの規約上、相乗りが実質OKだとしても、
セラーから何らかの抵抗があることは必至です。

 

(対策を講じられ、最終的に相乗りができなくなる可能性も高い)

 

そのため、セラーが手間をかけており、かつ
他に相乗りがいない商品には
手を出さないほうが吉です。

 

 

そして、次に重要なポイントは、購入者の立場に立って考えるという点です。

 

たとえば、付属品(おまけ)をつけずに商品を相乗りをしたとします。

 

その際、その付属品自体の価値が高い場合、
商品構成と違う商品として、購入者からクレームが来る場合もあり得ます。

 

「商品コンディション説明欄に記載をする」という手段もありますが、
ユーザーの立場に立つと、不親切であることは明白ですよね。

 

購入者の立場で考え、購入者が疑問に思うような点はないかを考えましょう。

 

 

優先すべきは、

「いかに安全に相乗り販売できるか?」

というスタンスです。

 

 

相乗り販売は、Amazon販売を始めたばかりの人にとっては
すぐに売上を発生させられる、有効な手法であることは
間違いありません。

 

まずはこのスタンスで、アマテラスの各検索機能を活用して
各カテゴリ内を掘り下げてリサーチしていくことで、

「Amazonにどんな中国輸入商品があるか?」を知るところから
始めてみるのがいいですね^^