キャラクターグッズの 中国輸入仕入れは危険?-min

 

中国輸入Amazon販売の専門家 加藤さとしです。

 

これから中国輸入ビジネスを始める人の中には

キャラクターグッズを仕入れたい!

と考えている人もいるでしょう。

 

一般的に、

中国輸入でキャラクターグッズを扱うのは非常に危険

といわれています。

 

というのも中国では、版元(アニメ制作会社や

著者)の許可なしに正規品のグッズを模倣した

偽物”が大量に出回っているからです。

 

そうした商品を輸入しようとすると

税関ですべて没収されます。

 

税関をうまく通り抜けたとしても、

万が一国内で販売してしまった場合は

著作権法違反で罰せられるおそれもあります。

 

ただし、すべてのキャラクターグッズが

輸入できないわけではありません

 

では、どんなグッズなら輸入しても大丈夫なのか?

また、中国輸入する際に注意すべき点についても

併せて解説していきます。

 

 

中国輸入でキャラクターグッズを扱うことは可能。どんな商品なら大丈夫?

中国輸入でキャラクターグッズを扱うことは可能。どんな商品なら大丈夫?-min

 

「危険」と言われているキャラクターグッズの

中国輸入仕入れですが、一部のグッズは

安全に仕入れることができます。

 

それは「中国の公式ショップが販売している商品」です。

 

 

公式ショップが販売しているキャラクターグッズなら中国輸入可能

 

最近では中国で火がついたアニメやゲームが、

日本でも人気になるケースが増えてきました。

 

たとえば「原神」というゲーム。

 

原神-min

 

「原神」は、中国のゲーム会社miHoYoが

開発したファンタジーRPGです。

 

2020年9月にリリースされ、

モバイル版は配信開始からわずか4日で

1,700万ダウンロードを突破。

 

その後も躍進を続け、2020年は

Google Playの「ベストゲーム2020」と

App Storeの「ベストiPhoneゲーム」に

ノミネートされました。

 

日本でもプレイしているユーザー数は非常に多いとみられ、

モバイル版の原神の収益率(リリースから2022年8月まで)は

1位中国(32.4%)に続き、2位が日本で24%となっています。

(出典:Sensor Tower)

 

原神の公式グッズは日本でも販売されていますが、

当然、中国でも販売されています。

 

中国にある原神公式ショップの商品なら当然、

模倣品ではないので、日本に輸入することは可能です。

 

しかも、中国の公式ショップなら

日本で販売されていないグッズもあります

 

熱狂的なファンならそうしたグッズが欲しいと

思う人はたくさんいるはずので、高い需要も見込めます。

 

このような中国発のアニメ・ゲームで

日本でも人気があるものはたくさんあります。

 

(例)中国発の人気アニメ・ゲーム

  • 魔道祖師
  • 羅小黒戦記
  • 通霊姫
  • 時光代理人 -LINK CLICK-
  • 快把我哥带走
  • 王者栄耀

 

ただし、こういったキャラクターグッズを

仕入れる際もいくつか注意点があります

 

 

注意点①必ず公式ショップから仕入れること

 

仕入れの際は必ず、公式ショップを利用してください

 

中国輸入の仕入れ先としては、

 

  • アリババ(中国国内向けの卸サイト BtoB)
  • タオバオ(中国国内向けのECサイト CtoC)
  • 天猫(中国国内向けのECサイト BtoC)
  • アリエクスプレス(海外向けのECサイト BtoC/CtoC)

 

といった場所があります。

 

天猫-min

 

この中で最も信頼できるのは「天猫」です。

 

「天猫」はアリババやタオバオで

偽物が大量に出回っていることを受け、

 

中国国内の消費者が安心して

正規品を購入できるために

立ち上げられたECサイトです。

 

出店できるのは厳格な審査を通過した法人のみ。

扱っている商品は当然”正規品”です。

 

そのためキャラクターグッズを中国輸入する際は、

天猫に出店している公式ショップから仕入れれば

偽物を掴まされる確率は非常に低い

と考えて大丈夫です。

 

天猫の原神公式ショップ-min

 

たとえば、先ほどの「原神」も

天猫に公式ショップを開設しています。

 

なお、アリババやタオバオでも

天猫にあるような商品が安く売られていますが、

偽物の可能性があるのでおすすめしません。

 

 

注意点②本当に利益が出るか?を正確にシミュレーションする

 

天猫で売られている商品は、

アリババやタオバオと比べると

価格が高いです。

 

そのため、仕入れ前は本当に利益が出るのか?

正確にシミュレーションしておく必要があります。

 

中国から輸入する際は、商品代金だけでなく

次のような費用もかかります。

 

  • 商品代金
  • 中国国内の送料
  • 輸入代行業者の利用料
  • 国際送料
  • 関税
  • 通関手数料・税関手数料
  • 消費税

 

さらに、AmazonなどのECサイトで

販売する場合は販売手数料がかかります。

 

仕入れ時は、売上から上記費用を

すべて差し引き利益が出ることを

確認した上で仕入れましょう。

 

 

注意点③信頼できる代行業者に仕入れ依頼をする

 

天猫は中国国内向けのECサイトですが、

日本からでも携帯電話番号やメールアドレス、

クレジットカードがあれば利用できます。

 

ただし、海外配送に対応していないショップも多く、

その場合は輸入代行業者を利用しなければいけません。

 

中国にはたくさんの輸入代行業者がありますが、

できるだけ「信頼できる業者」を利用しましょう。

 

中にはレスポンスが遅い、なかなか発送してくれない、

対応が雑といった業者もあります。

 

そういった業者を選ぶとストレスが溜まるだけでなく、

後々何かしらの問題が必ず発生するので注意が必要です。

 

いま、おすすめできる代行業者は

「THE 直行便(旧称:タオバオ直行便)」です。

 

「THE 直行便」は、

多くのAmazonトップセラーたちも利用している

まさに信頼できる代行業者です。

 

運営会社のSNIFF GROUPは、

東京オリンピックの強化スポンサーを

務めた実績もあります。

 

 

注意点④販売元が転売を禁止していないか確認

 

Amazonで販売する場合、販売元によっては

転売を禁止しているケースがあります。

 

たとえば、おもちゃメーカーですと

 

  • バンダイ
  • タカラトミー
  • セガ
  • レゴ

 

といったメーカーは出品制限をかけており、

Amazonでは出品できないようになっています。

※出品制限はアカウントによっても変わる

 

こうした商品はほかにもたくさんあります。

 

扱う商品が転売禁止になっていたら、

せっかく仕入れても無駄になるので

注意しましょう。

 

 

中国輸入で扱ってはいけないキャラクターグッズ

中国輸入で扱ってはいけないキャラクターグッズ-min

 

中国の公式ショップが販売しているキャラクターグッズは、

仕入れをしても法的な問題はありません。

 

一方、次のような商品は中国輸入すべきではありません

 

 

日本のアニメやディズニーのキャラクターグッズは中国輸入NG!

 

日本のアニメやディズニーなどの

キャラクターグッズに関しては

中国輸入NGです。

 

1688.comの偽物品-min

 

実際、アリババやタオバオをみると、

ドラえもん、ドラゴンボール、ワンピースなど、

日本の人気アニメのキャラクターグッズが

たくさん売られています。

 

しかし、その多くはアニメ制作会社や

著者の許可なしに無断で製作された偽物です。

 

こうした商品を輸入しようとすると

税関でストップし、すべて没収されます。

 

仕入れ目的ではなく、

個人使用の場合も同様です。

 

税関を通過してしまうこともありますが、

国内で販売していることがバレたら訴訟され、

著作権法違反で罰せられる恐れがあります。

 

キャラクターグッズ逮捕事例-min出典:神奈川新聞社

 

こちらは「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「東京リベンジャーズ」

といった人気アニメのキャラクターが印刷された

スマホケースを中国から仕入れ・販売し、

書類送検されたケースです。

 

著作権法に違反した場合は、商品の販売差し止めに加えて、

版元からの損害賠償請求、さらに刑事罰として

10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、

またはその両方が科せられます。

 

当然「本物だと思って販売していた」といった

言い訳は通用しませんし、”故意でなくても”です。

 

著作権法に違反すると非常に重い罪が科せられるので、

偽物のキャラクターグッズは絶対に

中国輸入してはいけません。

 

 

キャラクターが描かれている商品は基本的に中国輸入しない

 

「鬼滅の刃」など人気アニメのキャラクターグッズなら、

著作権法違反だとすぐにわかる人も多いと思います。

 

注意してほしいのは、マイナーなアニメの

キャラクターが描かれているグッズです。

 

マイナー故に、中には「かわいいな」くらいに思って

気にせず仕入れてしまう人もいます。

 

しかし、著作権法はそのキャラクターが

有名かどうかは関係ありません。

 

著作権、商標権、意匠権を侵害している商品を

輸入・販売すれば罰せられてしまいます。

 

なので、中国輸入する商品は

公式ショップが販売しているものを除き、

キャラクターが描かれているものは

仕入れ対象から外すことをおすすめします

 

さらに言えば、

ロゴや文字などが描かれている商品も

商標権を侵害している恐れがあるので、

仕入れ時は事前のリサーチが必須です。

 

 

中国輸入でキャラクターグッズを扱うなら知っておくべき著作権、商標権、意匠権

 

中国輸入でキャラクターグッズを扱う方はもちろん、

そうでない方も「著作権」「商標権」「意匠権」

については必ず理解しておきましょう。

 

著作権について

 

著作権:著作物を作成した、著作者を保護するための権利

 

(侵害例)
キャラクターのイラストが描かれた商品を

著作者の許可なしに製造・販売

 

*ただし、キャラクター自体に著作権はない。

あくまでキャラクターが描かれた商品や

漫画などが著作権の対象になる

 

 

商標権について

 

商標権:商品名やロゴなどを保護する権利

 

(侵害例)

商標権を取得したキャラクター名の商品を

許可なしに製造・販売する

 

 

意匠権について

 

意匠権:商品のデザインを保護する権利

 

(侵害例)

意匠権を取得したキャラクターの商品を

許可なしに複製、模倣する

 

 

著作権は商標権や意匠権よりも法的な効力が薄い

 

なお、上記3つの権利のうち、

「著作権」は著作物を作成した時点で

発生する権利です。

 

行政手続きが不要なため、

商標権や意匠権のように

強い法的効力はありません。

 

そのため、たとえば自身でキャラクターを作成して、

そのキャラクターを付けた商品を売り出すなら

商標権や意匠権の登録が必須といえます。

 

 

ライセンス契約をすれば、キャラクターのOEM商品を作ることは可能

 

人気アニメのキャラクター商品はよく売れるので、

そのアニメと全く関係ない企業でも

コラボ商品を作っているケースは頻繁にあります。

 

たとえばマクドナルドは、以下のように、

ありとあらゆる人気アニメとコラボ、

商品化しています。

 

  • 鬼滅の刃
  • ポケモン
  • ドラクエ
  • 妖怪ウォッチ
  • ガンダム
  • ルパン三世
  • ミニオンズ
  • ハローキティ
  • トムとジェリー
  • スーパーマリオ

 

マクドナルド鬼滅の刃コラボグッズ-min

 

こうしたコラボ商品を作るには、

キャラクターの商標権などを所有している版元と

ライセンス契約を交わす必要があります。

 

ライセンス料は版元や製造数によっても変わりますが、

一般的には上代の4%〜10%が相場です。

 

ただ、ライセンス契約をしてOEM商品を作る場合は

最低発注数量がかなり多くなるので、

その分資金力も必要になります。

 

 

まとめ

 

中国輸入できるキャラクターグッズは、

中国の公式ショップで売られている商品のみです。

 

アリババやタオバオで売られている

キャラクターグッズはほとんどが偽物なので

輸入しないようにしましょう。

 

万が一、偽物を輸入・販売してしまった場合は

版元からの損害賠償請求に加えて、

10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金

またはその両方が科せられてしまいます。

 

また中国輸入可能なキャラクターグッズでも、

仕入れの際は

 

  • 本当に利益が出るのか?
  • 転売禁止になっていないか?

 

といった点も確認してください。