ネット物販歴20年超えの専門家 加藤さとしです。 

 

今、日本Amazonの多くのカテゴリーで、

売れ筋ランキング上位の商品を独占しているのは、

「中国人」の出品者である

という事実をご存知でしたか?

 

 

実は、彼らの多くは、

「アマゾンの規約やシステムの穴」を利用して、

きわどい手段で商品を売りまくっています・・・

 

その事実を裏付けるように、

先日、Twitter上で「中国人向けの

日本Amazonへの出店セミナー」

の内容が暴露されて話題になりました。

 

そのセミナーで公開されていた

方法の数々は、一般の人にとっては

かなりえげつない内容で、

Amazonがなぜ規制しないのか

不思議になるレベルでした。。。

 

この記事では、セミナー内で

暴露された中国人向けの裏ノウハウと、

その反響や背景について紹介していきたいと思います。

 


加藤さとし

日本の転売ヤーなんて足元に及ばないほどAmazon内部のシステムを知り尽くしたノウハウです。これからAmazonでさらに稼ぎたい人は知っておきましょう!

 

中国人向け 日本Amazon攻略セミナーのノウハウを公開!

 

twitterには、こういった前置きから書き込みが始まっています。

 

最近、中国の個人や中小企業が日本のAmazonに進出する為のセミナーがあちこちで開かれていて、そのメソッドが非常にえげつない。

しかしアマゾンジャパンはそれらの問題を把握しているにも関わらず、一切対応しない(自社の利益は増えている)ので無法地帯になっている…という話が興味深かった。

 

実は、中国のネット物販業者の間では

日本のAmazonは、

 

「本国アメリカのAmazonよりも

システム整備が遅れているので、その穴を突いて

稼ぎまくれるぞ!」

 

と有名なのです。。

 

ですので、ここで書かれているような

システムを悪用したり、規制をすり抜けるノウハウを、

数十万円の高額セミナーで教えている事例を聞きます。

 


加藤さとし

ちなみに、数年前から中国人セラーの暗躍は密かに有名でしたが、日本アマゾンが抜本的な対策を取っていないのでイタチごっこが続いている状態です。

 

中国人のAmazon進出方法その1:大量の評価レビュー捏造

 

新規のセラーアカウントを取得した後、

実施するノウハウについての書き込みです。

 

まずは、新規ストアに対して

不正なレビュー評価を多数集めます。

 

[1] まず、Amazonに出店すると同時に、価格の非常に安い商品を大量に出品する。

 

[2]それを、大量に作った評価用のアカウント(50以上)で購入する。

 

[3] 出店者は実際に商品は出荷せず出荷連絡を行い、評価用アカウント側はその出店者に星5個のレビューをつける。

 

この評価とは、商品を売るためのステマ目的

ではなく、次のフェーズで必要な

ストアの信用力を得るためのものです。

 

中国人のAmazon進出方法その2:マケプレでアマゾンPrimeの資格を取得

 

50以上という大量の不正レビューを付けまくったら、

お次は自己(自社)配送をして、

ストアに信用力を付けるフェーズに入ります。

 

[4] すると、ショップの評価が99%以上のユーザーが星×5個をつける優秀ショップになり、自社出荷だが、Amazon倉庫からの出荷と同じ信用のある「マケプレプライム業者」の資格を得て、Primeマークをつけて出品ができる。

 

[5] 評価用アカウントからAmazonへの代金支払いはあるが、出店者側は商品コストも発送コストもかからない。Amazon側から商品の購入代金も振り込まれる。

つまり、100円の品物を50個、評価用のアカウントに販売した場合、Amazonへの手数料(最低50円)×50 =2500円 で信用あるショップが作れる。

 

[6] 日本のAmazonユーザーの多くはショップの評価一つ一つを見て購入を判断せず、星の数とPrimeマークのみで判断するので、新規ショップでも最初から実績のある信頼度の高いショップと見られ、実際の商品の品質や対応に問題があったとしてもどんどん売れる。

顧客の住所も容易に集め、リスト化できる。

 

アマゾン側のプライム資格の基準を

逆手に取ったノウハウですね。

 

中国人のAmazon進出方法その3 ライバルセラーの蹴落とし

 

[7] そして、自社と競合する販売者がいる場合は、そこから商品を購入し、発送連絡が来ると同時に「商品が届かない!」「品質に問題がある!」とウソの内容とともに、その販売者のレビューに星1個をつけて顧客が不安に思うレベル(星3個以下)まで評価を落とす。

その後、返品・返金の手続きを行う。

 

[8] アマゾンジャパンは、これらのあきらかに虚偽、不当なストアレビューであっても、Amazonから出荷のものでない限りは一切関与しないので、評価下げをされた業者はそのまま泣き寝入りすることになる。

 

[9] この評価上げ、評価下げを請け負うコンサル(と言えるのだろうか)も複数存在する。

 

以上を読まれてみて、あなたはどう感じたでしょうか?

 

おそらく「ひどい!」と思われる方が

多いはずですが、一部の中国人は、

 

「規約やシステムに穴があるのだから、

そこを利用しない方がおかしい」

 

と考えています。

(もちろん、中国人すべてがそうではないですが・・・)

 

投稿者さんがAmazon内を実際に調べてみたところ、

その信ぴょう性を裏付ける実態を確認しています。

 

実際にいくつか調べてみたけれど、結構なカテゴリの中で日本語のあやしいタイトルの商品や、商標権や著作権を無視した商品がセールスランキングの上位にあったり、中国が住所でストアレビューが極端に高く、Primeマークをつけたショップが、あちこちでトップに表示されたりしている。少し異様な状態。

 

おそらくあなたも、アマゾン上で

変な日本語が載っている画像や説明文の

商品ページを見たことがあるかもしれません。

 

最後に、投稿者さんはこう締めくくっています。

 

中国の業者の中には、真面目に誠実に日本進出を目指している人たちも沢山いると思う。

しかし、こういう手段の定着化にアマゾンジャパンが具体的な対策を講じない現状、日本のAmazonはますます無法地帯になるし、もう止められない段階に入りつつあるのかもしれない。

 

もう止められない段階、というのは

言い過ぎですが、「無法地帯」というのは

加藤もそう思います。

 

それもこれも、Amazonが抜本的な対策を取らず

実質的に放置していることが元凶なのは

言うまでもありませんね。

 


加藤さとし

アメリカのAmazonで対策できているのですから、日本でも技術的には可能なはずですが何故かいつも対策が遅い日本アマゾン・・・

 

中国人セラーの悪質な手口は、多くのAmazon購入者はすでに気づいている

 

以上の投稿に、Twitter上でも

アマゾンの一般ユーザー側としての意見が

投稿されていました。

以下、3つの投稿はすべて同じ人です。

 

中国語が話せる日本人とわかると(中国のSNS上で)「タダでアイテム上げるからAmazonで★5つけてくれない?」と見知らぬ人からたーくさんメッセージが来ます。

もちろん応じませんが。中国人出品者が全部悪質とは言いませんが、①包装が酷い②中国の祝祭日には平気で長期休むのは普通。文化が違います

 

ついでに、大陸の中国人の多くは、職があってもサイドビジネスをするのが良しとされています。

従ってプロ意識がない少しだけ日本語が出来る中国人が、よくAmazonで出品しています。

大陸の友人も多いので悪く言いたくは無いのですが、とりあえず「文化が違う」ということで気をつけてください。

 

逆に、もし日本Amazonで中国大陸出品者とトラブルがあった場合「評価★1つつけるぞ」と言えば、即、対応が丁寧・迅速になると思います (汗)。

中国Amazonでの評価も、そういったサクラによるものも多いです。そのまま日本でもしているだけ…とも言えます。

 

以前、日本でもFacebookコミュニティなどで

不正なステマレビューの依頼が氾濫している件について

記事を書きました。

 

「0円転売」とは? Amazon不正やらせレビューで無料で仕入れる方法

 

 

同じように、もちろん中国でも

SNS「微博(weibo)」や、

チャットアプリ「Wechat」上で、

商品に対するレビュー依頼が普通に行われています。

 

特にWechatでは、先ほどの記事で解説した

「0円仕入れ(0円転売)」でお小遣い稼ぎをしたい

日本人のレビュアーも加担している状況です。

 


加藤さとし

ちなみに、タオバオやアリババでもショップや商品の評価は、ほとんどがサクラです (^^;) 今はもうできなくなったようですが、以前は評価の書き込み専門の業者が多数いました。

 

 

普段、アマゾンでよく買い物をしている人からも

違和感を持つことが多いようです。

 

ライトなカスタマーでも、少し鋭い人なら

すぐに気づくほど、あからさまな状況になっています(^^;)

 

最近、たしかにAmazonから購入しているのに不自然なレビューをよく見かける。

文面の長さが短めで具体的でなく評価が5のレビューがぞろぞろ並んでいる商品。そのレビュアーの他商品評価もマーケットプレイスばかり、評価はすべて5。

 

低価格のドラレコとかアクションカムとかのレビュー欄が、自演でやってるのを多く見かけます。一瞬、分からないんですよ。

ただ、よく読むと分かる。「そんな日本人いないよ」って名前で書き込んでたりするのでw ただ、今後こういうポカもなくなってきてくるでしょうね。

 

頻繁にAMAZON使ってる人の間では、レビュアー欄見に行って評価用の偽垢かどうかの確認は常識でしょ。

真偽眼の無い日本人が多いのは事実なので、こういう”裏取り”は常識になってほしい。 真偽眼がつけば災害時の悪質なデマ拡散とかも減るはず。

 

そして、「日本人の悪い習慣」についても

ズバリ指摘されています。

 

ヤフオクなんかでも酷い話はありましたんで、中国人に限った話ではないと思います。

ただ、中国人はこういうメソッドを「金儲けの為の正当な行為」と考えている面があって、まるで悪びれてない。 良心に期待する様な対策では駄目でしょうね。

 

まあ簡単に言うと、 日本人は右習えのバカだからAmazon評価しか見ないで買うって事かな。それを中国人に見抜かれてると。

しかし競合他社の潰し方がえげつないな。陣取り合戦は自国でやって欲しいね。

 

 

どうして、日本のAmazonに中国人セラーがやってくるのか?

 

中国人のパワーセラーは、より市場の大きな

本国アメリカのAmazonでしのぎを削っています。

 

アメリカのAmazonは、レビュー評価に対する

システムをはじめ、日本よりも厳しい対策がされていますが

日本はいつもその対策が遅れています。

 

ですので、厳しいアメリカのAmazonで

売りまくっているパワーセラーにとっては

日本のアマゾンは生ぬるく、やりたい放題の市場

なんでしょう。

 

そこに加えて、Amazonの内部情報を

リークする社員や、元社員も存在するそうです。

 

そういうところから情報を得られれば、

モラルがない人はすぐに利用して稼ぐのは

もはや当然の道理ですよね。

 

 

まとめ もう中国輸入販売は中国人に支配されてしまうのか?

 

加藤が2015年に書いた記事で、

こんな予想していました。

 

今後、中国輸入Amazonセラーにとって、

一番の驚異は、日本人ではなく

「中国人」となるでしょう。

 

今まさに、現実になってしまいました。

 

今後、日本Amazonがどんな対策をとってくるかは

分かりません

 

 

でも

「もう中国輸入Amazon物販はダメだ・・・」

と悲観する必要はありません。

 

”中国人には実践できない領域”

があります。

 

たとえば、彼らは日本人の国民性を

知ることはできませんし、

もちろん、正しい日本語も使えませんよね。

 

そして、そういった領域こそが

今後、いくら中国人が増えようとも

Amazon物販で手間なく稼いでいくための

「最強の武器」だと確信しています。